“テロリスト”安重根をゆるキャラ化する韓国の非常識
2014年02月19日 16時00分
中国・黒竜江省ハルビン市に1月19日、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根の記念館が開館してから約1か月が経過した。韓国人の観光旅行者が訪れているという。
安重根は日本人にとっては“テロリスト”だが、韓国人からみれば“義士”となっている。その安重根を韓国ではゆるキャラにしていた。暗殺者を子供が大好きなゆるキャラにするとは非常識としか言いようがない。
ムック本「呆れた!韓国」(オークラ出版、発売中)の企画に携わった文筆人の但馬オサム氏はこう語る。
「安重根のハルビン事件を扱った子供向け絵本や学習マンガは無数に出版されていますし、事件当日のハルビン駅を再現する立体ペーパークラフトといった学習おもちゃも販売されています。韓国の子供たちは、そういった絵本やおもちゃを通して、悪漢・伊藤博文を撃ち殺す安重根義士の“義挙”を追体験し、学習するのです」
しかし、殺人者をたたえる韓国の教育は、あまりに一方的な見方すぎないだろうか。
但馬氏は「韓国では多角的な見方、総体的な見方はありません。李氏時代に国教だった朱子学の影響からいまだ抜け出せません。朱子学の教えをひと口でいえば、原理原則と二元論です。白か黒、善と悪、被害者と加害者といった具合に。必然的に、日本は常に悪であり加害者となります。安重根が英雄であり絶対の善で、伊藤博文は朝鮮侵略をたくらむ悪の権化。それ以外の評価は許されないのです」と指摘する。
竹島問題に関しても、韓国は「独島はわが領土」以外の見解や意見は、すべて妄言として一蹴している。こういう国と歴史認識について意見を交換することは極めて難しいとしか言いようがないだろう。
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