どうも、現在iOSアプリ開発に挑戦中のこじてぃです。Webとは勝手も考え方も全く違うので毎日四苦八苦しております。
今週は最近社内に導入されたJIRAというツールのお話です。個人的には嬉しい出来事のひとつだったので紹介してみたいと思います。みなさんはプロジェクト管理にどんなツールを利用していますか?
開発プロジェクト管理ツールにJIRAを選んだ理由
現在はBacklogを利用(全社的にはBacklog)
元々nanapiではBacklogを利用しています。Backlogの最大の利点は「だれでも使いやすい」というところですね。
そのため全社的にはBacklogを利用しております。プロジェクトだけに限らず会社の資料やその他もろもろのほとんどがBacklogで管理されています。
しかし、開発視点だけで考えると少し使い難い部分がありました。
そこで今回開発用のプロジェクト管理ツールとして、JIRAの導入が一部で開始されまして自分も有志の社内プロジェクトで利用したりしております。
PivotalTrackerとJIRAの比較
JIRAと比較される代表と言えば、PivotalTrackerですね。もちろん社内でもPivotalか?JIRAか?みたいな話はありました。
メンバーにPivotal経験者もJIRA経験者もいたので、利点や強みみたいな話ができたのはとてもよかったです。
その時に話していて印象的だったのは、
- ツールは「こうやればこういう風にもつかえるから、このツールを使おう」みたいな選択はしないほうがいい
- PivotalのStoryPointの見積もり精度が自動で高まっていくシステムは素晴らしい
- Pluginとかで拡張性が高いのはJIRA、PivotalはStoryの管理に特化しているので無駄がない
でしょうか。
結果的に今回はJIRAが選ばれましたが、ツールの強みを活かしてその時その時に必要なものを正しく選択できるようになりたいですよね。
ホワイトボードで管理していた「かんばん」をJIRA Agileに変更
JIRAには、当たり前のように「Kanban」も存在します。ここで問題になってくるのは、今まで大活躍していたホワイトボード管理のかんばんです。
nanapiでは全社的にプロジェクト管理にかんばんが使われるようになりました。開発でないプロジェクトでもホワイトボードに付箋がはられて「タスクの見える化」がすでに文化として根付いています。
JIRAの「Kanban」とホワイトボードの「かんばん」の併用・・・もしくは、どちらかだけで管理するか。にはなると思うのですが、今回はJIRAプロジェクトに関しては、ホワイトボード「かんばん」を利用せずに「Kanban」のみ利用してみよう!ということになりました。
新規プロジェクトでは、スクラム自体も見なおしてみる
先日開催されたデブサミ2014で、株式会社ドワンゴの吉村さんの発表の一部で言及されているように、スクラムの改善は行ったほうがいいですよね。
nanapiでは、大規模から有志の小さなプロジェクトまで結構多くのプロジェクトが存在しています。
それぞれが独自のスクラムを組んで日々開発しております。そのために新しいプロジェクトのが発足する時は「今回はどうやってやろうか」みたいな話から始まることも多いです。
実際には、メンバー数やプロジェクトが短期なのか長期なのかなどによって、スプリントの長さとかStoryPoint数の調整などが行われたりします。今回のように「JIRAを使ってみよう」とか「Githubだけでやってみよう」とか「かんばん」だけでいいよ。とか本当様々です。
今後の課題としては、各チームのスクラム方法を社内にフィードバックする仕組みとかあるといいなぁ。とか思ったりもしています。
利用目的を明確にすることで真価を発揮するツールたち
社内ツールって増えがちだし、うまく運用するのって意外と大変ですよね。
nanapiでも結構沢山の社内ツールが存在するわけですが、今回ツールが増えるタイミングで何が重要なのかを再認識できたのでとてもよかったです。
ツールには向き不向きがあることを、認識すべき
BacklogとJIRAを併用することに、疑問がなかったわけではないと思います。しかし、Backlogでは実現できていない不満点があるのも事実。かといって、全社的にJIRAに移行するというのは現実的ではない。
そんな時に、無理してどちらかを選ぶのってよくないことです。可能な限り最善の選択をしていきたいですよね。
社内ツールはなるべく少なくするべきだけど場合によっては増やす選択も
今回のJIRAのように、nanapiでは気になるツールはひとまず試してみていることにしています。HipChatとかも試しましたし、かなり沢山のツールを試していると思います。
結果使わなかったものもありますが、その時に必要な状況ではなかっただけでツールに問題がある場合なんてほとんどありませんでした。いい時代ですよね。
さいごに
ということで、今回もフィジビリみたいな部分もあるので、色々と改善したりフィードバックしたりしながら運用すると思いますが、無駄な頭の切替が必要になるような環境よりも、オーバーヘッドが少なくて済む環境を模索しつづけることは継続していきたいですね。
JIRAを試してみた結果は、またブログを書くときにでも共有できたらと思います。