Windows Azure上で「Secure Mail 2.0J」を使ってみよう ~最新の環境で日本語メールを送信する~

開発環境での実行

Model-View-Controlのコードが書けたら、IDE上で実行してみましょう。

図4 実行画面

画面が表示されたら、必要な情報を入力して[送信]ボタンをクリックします。正しく送信できたら「Thanks」ページが表示されます。

実際にメールクライアントで受信して、日本語表示用の変換を行う前(受信したまま)の状態を表示してみます(例えば、Becky!であれば[表示]-[ソースの表示]にて表示できます)。

リスト5 サンプルからのメール

From: hatsune@wankuma.com

To: hatsune@wankuma.com

Content-Type: text/plain; charset=”iso-2022-jp”

Content-Transfer-Encoding: 7bit

Subject: =?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXDhsJE43b0w+JHI9aE19JDkkaxsoQnRlc3QbJEJNUTdvTD4bKEI=?=

Date: Wed, 15 Jun 2011 20:25:45 +0900

MIME-Version: 1.0

Message-Id:

X-UIDL: aLG”!lDM”!c\/!!B-l”!

$BF|K\8lK\J8(B

昨年の記事のWindowsフォームアプリの時と同様に、「MIME形式でISO-2022-JPで7bitエンコードされたメール」として送信されていることが分かります。もちろん、普通の表示方式で表示すれば、タイトルも本文もきちんと表示されます。

図5 受信したメール

実環境に配置するときの注意点

ホスティングサービスなどで提供される環境には、Secure Mailはインストールされていません。しかし、Secure Mailを参照設定した場合は、自動的に[ローカルコピー]プロパティが「True」となっているため、Webの発行を行って配置すれば実行に必要なSecure MailのDLLがコピーされます。

ホスティングサービスによってはVisual Studioからの直接発行には対応していないところもありますが、そのような場合でもファイルシステムなどに発行して、そこからFTP転送などをすればよいでしょう。

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