2014年2月19日03時00分
第2次大戦後の引き揚げ関連資料の世界記憶遺産登録をめざしている舞鶴市が、機運を盛り上げようと、東京・新宿で初のシンポジウム「シベリア抑留と引き揚げ 世界へ語り継ぐもの」を開いた。市は戦後70年の節目となる来年の登録に向け、3月中旬にも申請する予定だが、実現への道のりは険しい。
世界記憶遺産の登録は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が2年に1度、受け付けており、一つの国からの申請件数は2件に限られている。
3月末の期限を前に、すでに文部科学省は東寺(南区)に伝承されてきた国宝「東寺百合文書」の申請を決めている。鹿児島県南九州市は今月初め、知覧特攻平和会館が所蔵する特攻隊員の遺書や手紙を申請した。水平社博物館(奈良県御所市)なども「水平社宣言」の申請準備を進める。
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