タイキャンプから帰国した西野監督=中部国際空港で(布藤哲矢撮影)
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名古屋グランパスは17日、2週間にわたるタイキャンプを終え、中部国際空港へ帰国した。西野朗監督(58)は現在のグランパスが、自らが指揮して同じく3バックにトライした02年G大阪と共通点が多いと力説。年間3位の好成績を残した当時と匹敵する結果は可能と、明るい近未来を予言した。
手応えも課題も得た西野グランパスの初キャンプ。中部国際空港へ降り立った指揮官は充実の表情を浮かべた。「意義あるキャンプを送ることができた。選手たちが取り組む姿勢は100%。素直すぎるくらい」。ハードメニューに加え、ピッチ外でも規律を求めた西野流キャンプに、選手が「100%」で応えてくれたと総括した。
キャンプの最重要テーマは最終ラインのDFを昨季までの4人から3人に変える「3バック」の導入にあった。西野監督は「選手の編成や適性を見ると、このやり方が力を出せる。ゼロからで、打ち出しやすい面はあった」。得点力に不安は残っているが、「このシステムはディフェンシブなものではない。最終的には攻撃的なサッカーを目指す」と言い切った。
西野監督といえばG大阪での黄金時代があまりに有名。その就任初年度にあたる02年も、現在と同様にチームに3バックを導入した。西野監督は「当時のガンバには宮本恒靖がいて、FWにはマグロンがいた。全体的に今の名古屋と似ているところがある」と言う。
宮本は当時の日本代表でも中心を担った守備リーダー。マグロンは身長192センチの長身FWでこの年22得点を挙げた。今のグランパスで宮本の役割を果たすDFには闘莉王がいる。マグロンに当てはまるのはFWケネディ。指揮官のイメージは当時と重なる。
「優勝? そこに絡んでいきたいと思っている。チャレンジあるのみ」と西野監督。12年前にG大阪でもたらしたサプライズを、今度は名古屋の地で起こす。 (木村尚公)
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