いじめ防止、市長と探る 大津北部6中学、「サミット」で発表
大津市北部の六つの中学校が互いに活動を報告する「大津北6中学校サミット」が25日、同市木戸の市木戸市民センターで開かれた。各校の生徒は、地域との交流や生徒会活動などを映像を交えて発表し、越直美市長といじめ防止対策について意見を交わした。
サミットは大津北署少年補導員会が少年の健全育成を目指して毎年、開いている。今年は仰木、堅田、葛川、志賀、真野、伊香立の6中学校の生徒代表と保護者、補導員ら計約120人が参加した。
堅田中は、生徒が実施したいじめアンケートの結果を報告した。9%がいじめられた経験があり、「1クラス分に相当し、決して少なくない」とした。さらに、「いじめた」とする回答より「いじめられた」回答の方が多く、「いじめた側は相手が傷ついたと気付いていないケースもある」と説明し、いじめの認識を高めることが重要だと訴えた。
伊香立中は、奈良県明日香村の探訪や、びわこ成蹊スポーツ大と連携した授業など、小規模校ならではの取り組みを披露した。
サミット後、越市長は、本年度内に策定するいじめ防止のための行動計画に子どもの声を反映しようと、生徒から各学校での取り組みやいじめに対する意見などを聞いた。
【 2014年01月26日 11時41分 】