体育館崩落:釜山外大、学生死亡で欠員補充!?

補欠合格通知が届いた学生がネット上にアップ、大学に非難殺到
大学側「すでに決まっていた補欠合格通知。事故と無関係」

 慶尚北道慶州市のマウナ・オーシャン・リゾートで体育館の屋根が崩落した事故により、多数の学生が犠牲になった釜山外国語大学が、事故直後に「死亡した学生の分を埋め合わせるため、補欠合格者の携帯電話にメールを送った」といううわさが流れ、大学側が釈明に追われる事態となった。ある学生が、同大から自分あてに届いた補欠合格通知のメールをインターネット上にアップし、ネットユーザーたちがこれを拡散したため、一瞬にして同大を非難する声が殺到したのだ。

 さらに、あるネットユーザーが「今このときも、屋根の下敷きになった50人の学生が見つかっていないというのに、新たに50人を補欠合格にしようというのか」と書き込んだことで、火に油を注ぐ事態となった。釜山外国語大のソン・ジェギョン対外広報課長は「19日に入学手続きの締め切りを迎えるのを前に、すでに発生していた欠員を補充するために行った正常な手続きだ。メールが送られたタイミングのため誤解を招く余地があったが、事故とは全く関係ない」と釈明した。

 今回の事故をめぐり、ネット上では追悼ムードが広がっているが、その一方で、補欠合格通知メールをめぐるデマだけでなく、被害者を傷つけるようなコメントも相次いで寄せられている。「釜山外大補欠50番だけど、合格できるかねぇ」「補欠11番だけど、もうちょっとの辛抱だよ」といったコメントは、ほかのネットユーザーたちを驚かせた。事故現場にいたというある学生は、このような心ないコメントに対し「どうか、亡くなった学生やその家族の心情を察してほしい」と書き込み、自制を求めた。

イ・オクチン記者
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