韓国女子代表たちはアジアのカーリング大国である日本を迎えても落ち着いていた。五輪経験がゼロであることが信じられないほどだった。ショットの成功率は84%をマーク、日本の74%をはるかに上回り、5点差を付けて勝利した。
選手たちが五輪初戦の重圧を乗り越えられたのには、チョン・ヨンソプ代表監督(57)と一番年上のシン・ミソンの激励があった。代表チームが「自分たちの強み」という組織力が大きな力になったのだ。イ・スルビは「私はリードとして最初にストーンを投げなければならないので、いろいろなことが頭をよぎったが、シン・ミソン先輩が『普段通りに行こう』と落ち着かせてくれたので冷静になれた。監督がくださったヘミン僧侶の本『立ち止まって初めて見えるもの』も気持ちを落ち着かせるのに助けになった」と語った。
快調なスタートを切った女子代表は、今回の五輪で初メダルも夢を見ている。五輪のカーリングでは合計10カ国が予選でリーグ戦を行い、ベスト4進出チームを決める。ベスト4に入ると予選1位・4位チームは2位・3位チームと対戦、決勝進出チームを決める。準決勝で負けたチームは3位決定戦に回る。
優勝候補はカーリングが国民的スポーツになっているカナダや、06年と10年に五輪2連覇を果たしたスウェーデンなどだ。チョン監督は「初戦だったし、韓日戦でもあったのでプレッシャーがあったが、意義深い勝利だ。これからも毎試合決勝だという心構えで臨む」と語った。