政治安倍首相、公明も“分断操縦” 山口代表と距離、当選同期組には配慮+(1/2ページ)(2014.2.15 15:20

  • [PR]

政治

  • メッセ
  • 印刷

安倍首相、公明も“分断操縦” 山口代表と距離、当選同期組には配慮

2014.2.15 15:20 (1/2ページ)安倍首相
安倍首相と公明党幹部の関係

安倍首相と公明党幹部の関係

 安倍晋三首相が自身の人脈を巧みに駆使し、連立を組む公明党を“操縦”しようとしている。集団的自衛権の行使容認問題や憲法改正など首相が意欲を示す政策に、公明党や支持母体の創価学会は慎重姿勢を示すことが多く、山口那津男代表とは距離感が目立つ。対照的に同党の富田茂之幹事長代理ら当選同期の中堅とは懇談。首相は日本維新の会やみんなの党を「責任野党」として政策協議を呼びかけた野党分断工作と同じ構図に持ち込もうとしている。

 12日夜。首相は東京・銀座のすし店に、公明党の富田氏、赤羽一嘉経済産業副大臣らを招いた。

 首相と両氏は同年代で、平成5年の衆院選で初当選した同期生。首相はすしをつまみ、首相の地元山口県の地酒をくみ交わしながら、公明党から入閣している太田昭宏国土交通相をねぎらった。

 「太田さんはよくやっていただいている。すばらしい答弁をしていただいている」

 太田氏はこの日午前の衆院予算委員会で、集団的自衛権の行使容認問題について民主党議員から集中砲火を浴び「全て首相が答えていることに同意している。違和感はない」と答弁し、物議を醸した。

 太田氏にしてみれば、首相が10日の同委で行使容認に慎重な公明党に配慮する答弁をしたことなどを念頭に置いたものだったが、党内や支持者からは懸念の声が噴出。首相は、党や支持団体とのパイプ役を務める太田氏が苦境に立たされないよう気配りしたのだ。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2014 The Sankei Shimbun & Sankei Digital