どうして銀?金メダリストより飛んだ葛西選手が2位の理由(男子ラージヒル)
葛西選手が男子ラージヒルで、銀メダルを獲得しました!でも、どうして銀メダルなのでしょうか?葛西選手の飛距離は133.5m、一方で金メダリストの飛距離は132.5m。採点方法のからくりを、探りました。
更新日: 2014年02月17日
葛西選手が男子ラージヒルで、銀メダルを獲得しました!でも、どうして銀メダルなのでしょうか?葛西選手の飛距離は133.5m、一方で金メダリストの飛距離は132.5m。採点方法のからくりを、探りました。
更新日: 2014年02月17日
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葛西選手が男子ラージヒルで銀メダル!
ソチオリンピック、スキージャンプ男子のラージヒルで葛西紀明選手が、7回目の出場で個人では初めてとなるメダル、銀メダルを獲得しました。41歳でのメダル獲得は、冬のオリンピックの日本選手では最年長です。
金メダリストはポーランドの選手
優勝は278・7点のカミル・ストッホ(ポーランド)。9日のノーマルヒルと合わせ、2冠を達成した。
二人のメダリストのジャンプ比較
葛西選手と金メダルのカミル・ストッフ二人のジャンプ同時映像が! これ比較すると凄く分かり易くていいね。 二人の点差はわずか1.3点 原田さんの解説。 「葛西の方が先に飛び出してくるのは、方向が鋭い」 「前に前にスピードが進んでいる」 pic.twitter.com/UM3ICVDgUK
でも、飛距離は葛西選手が上・・・?
優勝したカミル・ストッホ(ポーランド)との差は1.3点。距離に換算して1メートル未満だった。この差は飛型点のわずかな差によるもので、ジャンプの内容そのものは一番だった。
優勝したカミル・ストッフ選手(ポーランド)との得点差は、わずかに1.3点。2回の合計飛距離では葛西選手が1m勝っていましたから、金メダルでも何の不思議もないゲームでした。
飛型点や風を加味した採点方法
ジャンプは、飛行距離に、ジャンプ時の姿勢を評価する飛型点を加え、吹いていた風や助走を始めるゲートの位置を補正しポイントを算出。上位30人が2回目に進出し、2回合計のポイントを競うルール。
飛距離だけでなく、飛んだ時の姿勢や着地の姿勢、環境(追い風/向かい風)などが点数に反映される
分かりやすくまとめると・・・
①一本目、カミル選手は悪条件下、葛西選手と同等のジャンプをした
②二本目は葛西選手がカミル選手よりも飛距離を伸ばした
③ジャンプの距離・美しさ・風などの環境を数値化すると、
カミル選手の一本目のジャンプが大きく評価された
④点数を合計すると僅かにカミル選手が葛西選手を上まった
飛び過ぎて、飛形で大きく減点されたと言う事です。飛び過ぎない事も大事だと言う事です。風のポイントも1ポイント程マイナスされた。採点方法を研究しないとね(*_*;
要するに1本目ではわずかにストッホのほうが難しい条件にもかかわらず、同じ飛距離を飛んできたという事です。その1本目の差を逆転しようと思えばほぼ同じ条件での2本目であと1m距離を伸ばす必要があったという事です。
日本人には厳しいルール変更
葛西さんの悲劇の裏には道具とルールの変化がある。ジャンプはスキー板やスーツに関するルールがしばしば変更されてきた。特に身長に応じてスキー板の長さを制限するという規制は外国勢に比べれば小柄な選手の多い日本に大打撃を与えた。
欧米のスポーツだということを再認識
なんだかんだいってもスキー界は欧州中心に回っていて、用具の進化もまず欧州から始まる。スキーの留め具とかジャンプスーツなど、最新鋭の用具は欧州勢の秘密兵器とされ、五輪直前になってベールを脱ぐというパターンがあった。長野五輪以来、日本が勝てなかったのにはこうした事情もある。
ファンの疑問は尽きない
採点がおれもわからん。飛距離では葛西のほうがわずかだがストッホに勝ってるんだよ。なにで葛西のほうが減点されてるのかが見ててもよくわからんよね。飛形とかならストッホは左のスキーがペコペコぶれてて葛西のほうがキープしてたと思うし。
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