ソチ冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを目指す高橋大輔(関大大学院)が10日、試合会場で初練習して氷の感触やジャンプの感覚を確かめた。13日のショートプログラム(SP)に向けて「きのうよりも気持ちが入った。体はすごくいいので、スケートの調子が徐々に上がっていけばいい」と明るい表情で話した。
音楽の作曲者が佐村河内守さんとは別人と判明したSPではなく、フリーのプログラムの曲を流して滑った。
羽生結弦(ANA)はフリーで跳ぶ4回転サルコーに課題を残した。「団体は終わったので、個人としてしっかり演技できればいい」と気合を入れ直した。9日に団体のフリーを滑った町田樹(関大)は個人種目に向けて再始動し、疲れを見せず精力的に調整し「個人戦のほかに(団体で)もう一度滑れた喜びを感じている。それが一番のメリット。もちろんメダルを狙っていきたい」と話した。(共同)