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まるで氷上の哲学者?“ティムシェル”町田語録に注目せよ

SPA! ) 2014年2月9日(日)配信

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スランプになるとその手法の繰り返しです」

 翻訳すると、不調の原因を一つひとつ探ったうえで、しらみつぶしにあたるのでなく、効率的な方法に絞って試すことらしい。

 こうした独創的な発言も、記者に対して月並みな表現をしたくないという町田選手本人のこだわりだという。

 12月のグランプリファイナル。ショートプログラムで失敗し、絶体絶命だった晩には、こんな心境だったことを吐露した。

「“一歩下がれば、そこは死なんだ”という崖を見ました。ものすごい恐怖感でした。2勝して、潜在意識の中に慢心があって、あんな結果になったと思います。このままショートを引きずったら僕はソチに行く資格がないと思って、自分に挑戦状を叩きつけました」

 全日本選手権の直前にはスケート靴が壊れたが、「まったく関係ない」と強気な姿勢を崩さず、「無の境地で行きたいです。エタノールを燃やしたときに透明な炎が出るんですが、そういう見えない炎を内に秘めて虎視眈々と狙う」と、分かるようで分かりにくい表現で燃える闘志を表明。見事、五輪代表をつかみ取った。

 拠点をアメリカから大阪に移し、コーチも変えて、背水の陣で生まれ変わった町田選手。

 彼が最高の演技を見せてくれた後の会見で、どんな発言が飛び出すか、こちらも期待して注目したい。

<取材・文/日刊SPA!ソチ五輪アイススケート取材班>

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