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まるで氷上の哲学者?“ティムシェル”町田語録に注目せよ

SPA! ) 2014年2月9日(日)配信

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町田樹選手(日本スケート連盟公式サイトより) [拡大]

 ソチ五輪の団体戦で男子フリースケーティング(日本時間10日0時〜)に出場予定の町田樹(たつき)選手(23歳)。

 フリーの演目は「火の鳥」だ。五輪前の壮行会ではこのような挨拶が報じられた。

「去年は“ソチ五輪第6の男”と言われ、過酷で激動でしたが、東奔西走した甲斐があり、皆様のご支援のおかげで、幸いにもソチオリンピックの出場権を得ることができました」

「ソチは未知なるフロンティア。恐怖心があるが、やるしかない。ソチのリンクは青が基調。火の鳥がきれいな青い空へ飛翔していく最高の舞を見せる」

 なんとも雄弁な町田選手。これまでにも

ソチ五輪での夢は「町田樹史上最高傑作を演じる」

「純粋芸術としてのフィギュアスケートを極めたい」

など、ほかのスケーターとはひと味もふた味も違う発言で話題になっている。

 ネット上では「町田語録」を集めるサイトも登場し、いまや会見で彼が口を開くと、周囲の選手たちが笑いを噛みこらえつつ見守るという。

 そんな町田選手のユニークな発言を紹介してみたい。

◆愛読書はヘーゲル「美学講義」

 関西大学文学部で哲学や美術を学んでいる町田樹選手。今季のショートプログラム『エデンの東』は、原作小説を読み込み、自ら構想を練ってきた作品だ。開幕前には突然、ヘブライ語を引用して作品のポイントを説明した。

「ジョン・スタインベックの小説『エデンの東』がプロットで、1年間かけてコンセプトを解釈し、構想を温めてきた。

続きを読む : 小説の隠れたテーマである“

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