2014Sochi:堂々の演技「個人戦でも」 フィギュア・町田選手の祖父、孫にエール /鳥取
毎日新聞 2014年02月11日 地方版
9日(日本時間10日未明)にあったソチ冬季五輪のフィギュアスケート団体決勝で、男子フリーに町田樹(たつき)選手(23)=関大=が出場した。倉吉市福庭町に住む祖父、戸野武治さん(78)は自宅のテレビで観戦。町田選手は5人中3位となり、日本の順位を4位に押し上げたが、最終順位は5位でメダルを逃した。戸野さんは「重圧がかかる中、転倒もせず堂々の演技だった。個人戦は完璧な演技でメダルを取ってほしい」とエールを送った。
町田選手は5カ国による男子フリーで、5選手の最後に登場。冒頭の4回転ジャンプは成功したが、その後は回転数が足らないジャンプもあり、トップと僅差の3位だった。
戸野さんは直前練習から観戦。現地に着いてから足を痛めたと聞いていたため「直前の練習で影響なく滑っていてホッとした」という。ただ、本番の演技は「普段より堅く、緊張している様子。ジャンプもいつもの滑らかさがなかった」と心配そう。採点を待つ際、悔しそうな表情を浮かべていたのを見て「昔から負けず嫌いな子だった。これをバネに個人戦につなげてほしい」と期待していた。
男子の個人戦は日本時間14日未明にショートプログラム(SP)、15日未明にフリーがある。【真下信幸】