“氷上の哲学者”町田 ソチに出発「ティムシェルを世界に届けたい」
デイリースポーツ 2月2日(日)10時39分配信
ソチ五輪(7日開幕)に出場するフィギュアスケート男子代表の町田樹(23)=関大=、男女ショートトラック代表らが2日、成田空港から出発した。
今大会から正式種目となった団体戦にも出場濃厚な町田は「コンデイションは順調です。現地での練習もあるし、僕のパフォーマンスの頃には整っていると思う」と、充実した表情で話した。
現在の心境は「明鏡止水」という。前夜にはアルベールビル五輪銀メダリストで、女子で初めて五輪でトリプルアクセルを決めた伊藤みどりさんのドキュメンタリーを見たそうで、「『五輪は何を見せたいかが大事』と。本当にその通りだと思う。僕は五輪に行く者として、メダルを狙うのは義務だと公言しているけど、その前に何を見せたいか。僕が見せたいことを世界中にお届けしたい。昨シーズン、“第6の男”と呼ばれていた僕が、出場権を得られたのは奇跡に近い。“ティムシェル”(町田解釈によると「自分の道は自分で切り開く」)というコンセプトが僕を五輪に導いてくれた。しっかりそれを世界に届けたい」と、意気込んだ。
最終更新:2月2日(日)18時24分
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