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国際
【話の肖像画 フィギュアスケートコーチ タチアナ・タラソワ(下)】浅田真央さんにエール「ソチで、とびきりの笑顔を待っているわ」
--バンクーバーで結局、銀メダルでした
「フリーで逆転優勝を果たすために、私たちはリスクを冒さなくてはならなかった。彼女は、2回のトリプルアクセルをオリンピックの大舞台で計算に入れていたのよ。フリーの前日、私は真央には休息が必要だと思っていた。翌日、100%の演技ができるように。でも、私は日本人関係者の希望もあって、練習を中止することができなかった。結局、真央は疲れからフリーの途中で力尽きてしまった。後半でミスをしてしまったの。十分に勝つチャンスはあったと思う。もし彼らが私の言うことを聞いていれば…と今では確信しているわ。だから、私はすぐに彼女の担当をおりたの。前日に、練習を止めれなかった自分にも責任があるから」
--タラソワさんは、ソチ五輪のフリーでもラフマニノフの曲目の振りつけを担当しましたね
「私が音楽を聴くときは、いつも真央をその旋律の向こう側に見ていた。振りつけを行うときは、いつもそばで真央を感じた。振りつけを行うことは、彼女に音楽という名の衣装を仕立てるようなものなのよ。私は今回も、彼女にあうラフマニノフの曲目を選び出した。前回のオリンピックもラフマニノフだったわね。どちらの曲目もまったく違うもので、曲の雰囲気も内容もまったく違う。ロシアの音楽を理解して、それにステップを調和させる方法も違う。でも彼女には、ラフマニノフを生み出したロシアの振付師がいる。それは私。長年、彼女は私と組んできたから、彼女はこのような素晴らしい音楽に身を委ねる準備もできている。彼女は何について踊ればいいかわかっているし、私がどんなふうに演じさせようとしているのかも理解している。
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