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国際
【話の肖像画 フィギュアスケートコーチ タチアナ・タラソワ(上)】「真央は天才児で音楽的なスケーター」 浅田選手との深い絆
2月7日、黒海沿岸のロシアのリゾート地、ソチで冬季オリンピックがいよいよ開幕する。注目はなんと言ってもフィギュアスケート競技。12月の全日本選手権で代表選手が発表され、各種目ともメダル獲得への期待が高まっている。女子のエース、浅田真央さん(23)は2回連続の出場。前回2010年のバンクーバー五輪では、ロシアの名コーチ、タチアナ・タラソワさん(66)とのコンビで銀メダルに輝いた。タラソワさんは今季も、フリープログラムのラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』の振りつけを担当。「私は真央が大好き」とエールを送る。モスクワ郊外にあるタラソワさんの住まいを訪ね、浅田さんと結ばれた深い絆、そして、人生の全てをかけたフィギュアスケートへの熱い思いを聞いた。(モスクワ 佐々木正明)
--最初に浅田さんと会ったのはいつごろですか?
「あの子がまだ小さい時から、競技大会のたびに会う機会があって、ジュニアの大会で彼女が勝利するのを見てきた。そう真央は天才児だったわ。氷上での動きは素晴らしく、スケーティングは非の打ち所がない。全てのステップ、全てのジャンプの難易度が高いのに、どの演技もいつもミスなしで演じていた。そして、真央は何よりも『音楽的な』スケーターだった。彼女はあらゆる曲目にあわせて自分を表現することができたのよ。私は、自分が教えることを演じきれない選手は受け入れないことにしているの。真央が小さい頃に、将来、素晴らしいスケーターになるということに気づいていなかったら、真央とパートナーを組むことはしなかったでしょう」
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