浅田真央サイドが配慮なき「NHKドーピング番組」に抗議
2014年01月24日 09時00分
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ソチ五輪フィギュアスケート女子で悲願の金メダルを狙う浅田真央(23=中京大)に思わぬ騒動が発生した。20日に放送されたNHKの報道番組「クローズアップ現代」がドーピング問題を特集し、番組で真央ら冬季五輪代表選手の映像が使用されたのだ。内容が内容だけに、視聴者から「なぜ現役選手の映像を使うのか」などといったクレームがNHKに殺到。唯一、ひと目で本人と分かる映像を流された真央サイドもNHKに抗議してカンカンだ。
番組は「“見えない”ドーピング 攻防の最前線」と題し、スポーツ界にいまだに根強く残るドーピングの最新事情を取り上げた。
クリーンに戦う現役選手にとっては最も関連づけられたくないテーマだが、番組内では冬季五輪代表選手らの映像が登場。特に真央は明らかに顔も姿も本人と分かる映像が流れた。
問題の核心に迫る場面ではなくスポーツそのものの「イメージ映像」だったが、視聴者から「印象操作ではないか」「配慮がなさすぎる」という批判がインターネット上で沸騰。NHKへの抗議も殺到した。
放送後、同番組ホームページ(HP)には「この番組の中で、ソチオリンピックが近づいていることを紹介するために、オリンピックに出場する選手の映像を使用しました。番組では、スポーツ界のドーピング問題を取り上げましたが、これらの選手は、ドーピング問題とは全く関係ありません」との注意書きが加えられたが、依然として波紋が広がっている。
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