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スポーツ
【スポーツ異聞】五輪出場へ正念場の安藤美姫に降って湧いた韓国報道 動揺を誘うつもり?
2013.12.21 07:00
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ここまでは、いい。
続けて同紙は「これに対する韓国と日本のファンの反応は明確に分かれた」と安藤に対する日韓の温度差を、ことさら強調して報じたのだ。
それによると「韓国のファンは『安藤美姫も知ってみれば大物だ』『センスが最高だ』など肯定的な反応が主流だった」と好意的な見方を示したという。これに対し日本の一部ネットユーザーらは「『自国民を無視した』『話にならない行動をした』とし激昂した反応を見せた」などと記している。
他愛のない論評だが、安藤にとって最後の五輪代表選考を前にした大事な時期に、なぜ、動揺を誘うような、こんな記事を掲載するのか。ネットの一部ユーザーの声を掘り起こして、何を狙おうというのか。
「『もう跳べないだろう』って言われたし、8割くらいの人がそう思っていたはず。でも諦めなければ、限界はあっても無理ということはない。今は胸を張ってそう言える」。18日のインタビューで穏やかに安藤は語った。復帰に際しては子育てとの両立を誓い、リンクから戻れば疲れた体でミルクを作り、離乳食を娘の口に運ぶ。夜泣きに悩まされた日々も乗り越えて、安藤の今がある。「最後の五輪」と決め、出場をかけた大一番を前に、日本のメディアが敬意をもって彼女に相対する理由でもある。
日韓の国境や国民性を際立たせ報じるのは前回大会にもみられたが、すでに前哨戦が始まったということだろうか。
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