バリ島沖事故:女性1遺体を海上で発見 身元確認急ぐ
毎日新聞 2014年02月18日 20時44分(最終更新 02月18日 20時50分)
【サヌール(インドネシア・バリ島)佐藤賢二郎】インドネシアのバリ島沖でダイビング中に日本人女性7人が遭難した事故で、同国の国家捜索・救難庁は18日午後、ダイビングスーツを着用した女性の遺体がバリ島南部のデンパサール沖の海上で見つかった、と明らかにした。国籍や身元は不明。
行方不明になった7人のうち5人は17日に救助された。バリ島在住のインストラクター、高橋祥子さん(35)と客の宮田律子さん(59)=本籍大阪府=が発見されておらず、遺体は2人のうちの1人である可能性がある。
救助当局の調べでは、7人のうち6人は遭難した翌日の15日午後、ヌサペニダ島南部の断崖に漂着。インストラクターの高橋さんが水中から1人ずつ手助けをして4人まで岸に上げたが、最後の宮田さんを引き上げる際に大波が押し寄せ、2人を押し流したという。
一方、インドネシア・デンパサールの日本総領事館によると、現地警察から「海上で人が発見され、バリ島南部スランガンに船で運ばれている」という情報が寄せられ、確認中だという。