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中間貯蔵施設「2町集約で見直しを」
2月12日 19時38分

中間貯蔵施設「2町集約で見直しを」
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福島県内の除染で出た土などを保管するため、政府が福島県内の3つの町に建設を計画している中間貯蔵施設について、福島県の佐藤知事は、石原環境大臣などに対し2つの町に集約する方向で計画の見直しを検討するよう申し入れました。

12日は、東京都内で、佐藤知事が石原環境大臣や根本復興大臣と会談し、福島県が地元の自治体との間で合意した中間貯蔵施設などの見直し案を説明しました。
この中で、佐藤知事は、「復興を進めるためには規模をできるかぎり、小さくすることが望ましい。国において、しっかりと検討してほしい」と述べ、計画の見直しを検討するよう申し入れました。
見直し案では、政府が建設を計画している福島県内の3つの町のうち、比較的、放射線量が低い楢葉町を候補地から外し、双葉町と大熊町に集約する方向で検討するとともに、楢葉町には、震災で出たがれきなどを焼却処分した際に出る灰を、埋め立てる前にセメントで固める施設を設ける方向で検討することなどを求めています。
このほか、地権者や周辺の住民の具体的な生活再建策や地域振興策を速やかに示すことや、住民の要望にきめ細かく対応することも求めています。
石原環境大臣は「県や地元自治体の総意として受け止めさせていただく。計画の見直しは大変なことだが、しっかりと検討したい」と述べました。
政府は見直し案について実現の可能性などを慎重に見極めたうえで、できるだけ早く回答したいとしています。

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