ヤクルト−LG 1回、軸足を曲げたままのフォームで投球する八木=沖縄・浦添市民球場で(中西祥子撮影)
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◇練習試合 LG2−1ヤクルト
ヤクルトは17日、沖縄・浦添市民球場で韓国・LGとの練習試合を行い、八木亮祐投手(23)が先発。3イニングを無安打、1四球で無失点に抑えた。
昨年初めて1軍キャンプに参加。阪神とのオープン戦に先発したが、1イニングだけで打者12人、5安打、4四球、7失点KOという苦い思い出がある。約1年ぶり、それ以来の浦添の実戦マウンドに「試合前にちょっと思いだし変な緊張を感じてしまった」というが、昨年ただ1人、1年間ローテを守って投げた経験が生きた。1回1死、2番打者を四球で歩かせたが、落ち着いて後続を断った。
上半身で力まず、下半身主導で投げるために、今オフは軸足を曲げたまま投球動作に入るフォーム改造に取り組んだ。その効果が数字には表れていたが、自身は「実戦になるとまだ力んでしまう。追い込まれるまではいい球もあったけど、追い込まれてから甘くなる去年の悪いところがまだあった。正直課題ばかり」と反省しきりだった。
フォーム改造のヒントをくれたのは、名古屋市内のかかりつけの治療院の先生と、享栄高の後輩の父で現役競輪選手・前川隆治(47)だった。3年ほど前から体の仕組み、使い方を教わり、自転車をこいだりはしないが、12月には1週間ほど一緒に自主トレを行った。「去年は1年投げたとは言っても、5勝13敗じゃローテを守ったとは言えない。今年は最低2桁勝ちたい」と活躍を誓っていた。 (竹村和佳子)
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