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株価操作グループ 日本でも不正か2月18日 5時19分
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海外の株式市場で株価を操作したとして各国の金融当局から処分を受けたグループの会社が、日本の市場でも不正を行っていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
この会社はうその注文で株価をつり上げ、不正に利益を得ていたとみられ、証券取引等監視委員会は、課徴金処分を勧告する方針です。
問題の会社は、カリブ海の島、アンギラに登記がある投資会社「セレクト・バンテイジ」です。
関係者によりますとこの会社は、おととし、うその買い注文を大量に出す「見せ玉」という手口で、東証1部上場のホシザキ電機と酉島製作所の株価をつり上げ、不正に利益を得ていた疑いがあるということです。
注文は中国から東ヨーロッパなどの証券会社を通じて繰り返し行われ、東京市場ではこの会社が少なくともほかに数十社の株を注文した記録があるということです。
同じような問題はロンドンやアメリカ市場でも発覚し、別の会社が10億円を超える制裁金の処分を受けるなどしています。
セレクト・バンテイジもこの会社のグループの1つと見られ、証券取引等監視委員会は世界で監視が強められるなか、日本の株式市場を狙ったとみて課徴金の支払いを命じるよう金融庁に勧告する方針です。
しかし、不正な利益と認定できるのは一部だけで課徴金は数万円にとどまる見通しです。
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