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奈良県の石舞台古墳でARガイド実証実験、エプソン製スマートグラスを活用

2014/02/17
清嶋 直樹=日経コンピュータ (筆者執筆記事一覧
写真●スマートグラスを使った「古墳バーチャルガイド」実証実験のイメージ
写真●スマートグラスを使った「古墳バーチャルガイド」実証実験のイメージ
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 奈良県明日香村は2014年2月17日、村内にある「石舞台古墳」でAR(拡張現実)技術を活用した「古墳バーチャルガイド」の実証実験を実施すると発表した(写真)。2月22日、23日、3月1日、2日の4日間にわたって、現地でセイコーエプソン製スマートグラス「MOVERIO(モベリオ) BT-200」(関連記事)を貸し出し、見学者が3D映像と音声を使ったガイドサービスを受けられるようにする。

 見学者はスマートグラスを着用した状態で、石舞台古墳の敷地内にあるマーカー画像を探す。スマートグラスのカメラがマーカー画像を認識すると、古墳にちなんだ3種類のCGキャラクターが画面上に登場し、古墳の築造過程に関する説明を聞いたり、3D映像を見たりすることができる。明日香村は実証実験を通じて課題を抽出し、観光ガイドサービスとしての実用化に向けた検討を進める。

 石舞台古墳は飛鳥時代の墳墓で、被葬者は同時代に権勢を振るった蘇我馬子だとされている。実証実験にはセイコーエプソンの他、東京大学池内・大石研究室と、研究室から派生したベンチャー企業のアスカラボ(東京都目黒区)が協力する。

奈良県明日香村の発表資料
セイコーエプソンの発表資料

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