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ラノベがつまらなくなる話「ゾンビ編」
作者:Desperance
ゾンビ物に現実を突きつけて真っ向否定します。

ちなみに作者はゾンビゲーなら好きですよ?
映画やゲーム、漫画にアニメにネタとして欠かせない存在、ゾンビ。
いきなり心をへし折る言い方をしますが。

現実的に考えて、今の技術及び細菌では絶対に生まれません。
ファンタジーも現実的に無理です。
出すなら数千年先の未来でそれなりの理論を出さないと絶対に破綻します。

「え? ゾンビパニックにはそんな理由いらねーよ?」
と、言う人。
いっぺん司法解剖とか葬儀場に逝って来い。それで死体に触って来い。固いから。

まず、ゾンビ=死体と仮定する以上絶対に成り立ちません。
これは実際の死体清掃をやった人の話を聞く事が出来たから断言できます。
まず、死亡すると心臓が止まります。
心臓が止まる=全身の血液が巡回できず止まります。
血液が巡回しない=俗に言う死後硬直って奴です。血液も固まります。
ちなみにその人曰く。
「死体って本当に硬いよ? あれが動くなんて無理無理wwwないないwwwねーよwww
今ゾンビ物書いている奴は本当に考えてねーなwwwww」(大幅な誇張あり)

この死後硬直がゾンビ物を語るにはかなり厄介。「本っ当に」動きません。
「まぁ防腐処理とかしてなければ一週間ぐらいで腐敗して柔らかくなるけどね。
でも、それでゾンビのように動くかといえばNOだね」
と、その方も仰っていました。
ちなみに死臭のイメージも教えてもらいました。凝縮した生ゴミみたいで、体につくそうです。

話がそれました。
つまり「ゾンビ≠生きている人間」で無いと破綻します。
なにせ、血液が吹き出る死体と言うのは間違い無くありません。あっても死後数時間以内です。
くどいようですが死後硬直した死体は血液も固まるんですよ?
「じゃぁウィルスは?」と言う方。もっと甘いです。
現代にそんな複雑な行動をさせるウィルスなんて存在しません。
もし可能ならナノマシンが実用化される技術力と時代でなければ意味はないです。

だって、
・血液を循環させる(もしくは心臓を最低限動かす)
・筋肉が動く(柔らかさを保つ)ギリギリの体温を保つ
・脳機能を一部制限させる(無論壊死させず)
・視力を保持させる
・聴力を保持させる
・新陳代謝機能を制限させる
最低これだけの機能が必要となります。
はい、現段階の技術細菌では間違いなく無理です。語るなら千年先にして下さい。
ファンタジーの魔法は? と思う人もいますが、これも結構きついです。
可能だとしても仮死に近い状態にして操るわけですから相当な労力でしょう。
膨大な魔力で複数、も甘いです。
一人で二つ三つ以上のラジコンを同時に操るような物ですよ?
多少簡略化すれば可能かもしれませんが…わざわざ仮死状態にして操る意味ってあります?

では、仮にゾンビ物を書くとしたら一番楽なのはやはり寄生生物でしょう。
有名なバイオハザードでも4から寄生生物を使用しています。
いや、一応動物界でもいますが…人間を動かすとなると結構大きめになります。
そんな生物、創作作品でもあまり見かけませんし、実際作るにしてもかなり先です。
やっぱり現実的に考えると死後硬直した死体を動かすのって無理ですねー。

それでも。
あなたはゾンビ物を見たり創作できますか?
指摘あったらよろしくお願いします。
「読むんじゃなかった」と思うならその一言だけでも感想にどうぞ。

思惑通り行ったとして作者が悪い高笑いをします。
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