【動画】雪による立ち往生続く国道18号=井手尾雅彦撮影

 関東や東北地方を襲った大雪の影響は、4日目の17日も続いた。長野県や群馬県で車が長く立ち往生し、山梨県などでは集落の孤立や交通機関の混乱が残った。「3日間もこんな状況が続くなんて」。救助の声があがるなか、自治体や自衛隊は除雪に追われた。

 「もう3泊目。こんなことが本当にあるなんて」。埼玉県三郷市の高校1年女性(16)は、友人と高速バスでスノーボードに出かけた帰り、長野県軽井沢町の国道18号上で身動きがとれなくなった。車中で14日から2泊。16日夜は公民館の避難所で、ようやく足を伸ばして眠ることができた。

 14日夜、バスの乗客らと雪の中を1キロ先のコンビニまで歩き、おにぎりやパンを買って、2日間はそれで過ごした。16日夜は住民の炊き出しがあり、温かいおにぎりやみそ汁を食べることができた。