
傳右衛門は屋号吉野屋とし、江戸時代より尾張の国大足村にて造り
酒屋を営み、日出山の銘柄で六百六十石ほど酒造りをしていました。
その酒造技術を活かし繊細な造りで味噌・たまりを完成させました。

傳右衛門は桶と蔵に住着いた醸造に適した菌をわが蔵の家宝として代々大切に守り続けてきました。
永い年月最高の品質を心がけた麹が、二世紀以上発酵を繰り返し時間という力と四季の温度の移り変わりを使い、他には無い美味しいもろみを造りました。
麹づくりを得意とする我が店では代々醸造技術は基より五感を磨き続け、今もなお最高の麹を造り上げています。