関東甲信の内陸中心に大雪 十分注意を2月14日 23時11分
太平洋側の広い範囲で雪が降り、甲府市では積雪が統計を取り始めてから最も多くなるなど内陸を中心に大雪になっています。
15日にかけて東日本と東北の太平洋側で雪と風が強まる見込みで、気象庁は交通への影響や路面の凍結、雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、日本の南の海上にある低気圧の影響で、太平洋側の広い範囲で雪が降り、関東甲信の内陸を中心に大雪になっています。
この時間雪はさらに強まっていて、午後10時の積雪は▽甲府市で68センチに達し、統計のあるこの120年間で最も多い記録となっています。
また、▽長野県松本市で54センチを観測したほか、関東の平野部でも積雪が増え、▽前橋市で22センチ、▽横浜市で20センチ、▽東京の都心で10センチなどとなっています。
低気圧の接近に伴って南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、関東の沿岸部では15日朝には雪が雨に変わる見通しですが、東日本の内陸や山沿いでは15日にかけて、東北の太平洋側では15日から16日にかけて、まとまった雪が降り、積雪が増える見込みです。
15日の夕方までに降る雪の量は山沿いの多い所で、▽関東と東北で60センチ、▽東海で50センチ、▽甲信で40センチと予想され、平地の多いところでは、▽東北で40センチ、▽関東北部と甲信で35センチと予想されています。
風も強まり、東日本は15日にかけて、東北では15日から16日にかけて、沿岸部を中心に非常に強い風が吹くおそれがあります。
最大風速は陸上で18メートルから20メートル、海上で23メートル、最大瞬間風速は30メートルから45メートルと予想され、沿岸は大しけになる見込みです。
気象庁は、雪と風による交通への影響や路面の凍結、雪崩、強風、高波などに十分注意するよう呼びかけています。
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