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「予報官泣かせ」の低気圧 気温低く大雪に
2月15日 16時26分

「予報官泣かせ」の低気圧 気温低く大雪に
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関東甲信地方は14日から15日朝にかけて記録的な大雪となり、各地で気象庁の当初の予想を大きく上回る積雪となりました。

このうち甲府市では14日午後6時の時点で、統計のあるこの120年間で最も多い49センチに並ぶ積雪となっていました。
気象庁は、その後の24時間で降る雪の量は20センチ程度と予想していましたが、15日午前9時の積雪はその予想をはるかに上回り、1メートル14センチに達しました。
また東京の都心では14日午後6時の積雪が4センチで、気象庁はその後の24時間で10センチの雪が降ると予想していました。
当初は大雪警報を出す雪にはならないとみていましたが、予想を上回るペースで積雪が増え、気象庁は午後10時半すぎに大雪警報を発表しました。
雪はさらに降り続き、15日午前2時の積雪は27センチと、45年ぶりの大雪となった今月8日と並ぶ積雪となりました。
今回の雪は本州の南岸を進む南岸低気圧によるもので、気象庁は、低気圧の接近に伴って暖かく湿った空気が流れ込むため、当初、夜になって気温が少しずつ上がり雪が降ってもそれほど積もらないと予想していました。
しかし気温は当初の予想より1度から2度程度低い状態が続きました。
今回のように降水量が多いケースでは気温が1度程度違うだけで、1時間に数ミリの雨が数センチの雪となって積雪が増えるため、気象庁は予想を大きく上回ったとみています。
南岸低気圧は低気圧が通過するコースや気温など僅かな条件の違いで雪になったり、雨になったりして雪の量を予測するのは非常に難しいとされ、気象庁の中でも「予報官泣かせ」の低気圧といわれています。

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