東名高速で約20時間 車立往生2月15日 17時24分
静岡県の東名高速道路の上り線は、雪で車が立往生して動けなくなっている状態が、発生から20時間たった今も、およそ40キロにわたって続いています。
中日本高速道路は除雪作業を進めるとともに、車を途中のインターチェンジから一般道路へ誘導する作業を進めていますが、解消するには時間がかかるということです。
14日午後9時ごろ、静岡県裾野市の東名高速道路の上り線で、雪で複数の車がスリップして立往生したことをきっかけに、後続の車が次々に動けなくなりました。
中日本高速道路は15日午前1時に、神奈川県の大井松田インターチェンジと静岡県の清水インターチェンジの間の上り線を通行止めにしましたが、この区間の中のおよそ40キロで車が動けなくなっています。
中日本高速道路は、先頭付近を中心に除雪作業を進めるとともに、車を途中のインターチェンジから一般道路へ誘導する作業を続けていますが、20時間たった今もおよそ40キロのまま解消されていません。
中日本高速道路によりますと、車1台1台が雪に埋もれて除雪作業に時間がかかっていることや、一般道路でも渋滞が起きているため、なかなか誘導できないでいるということです。
一方、消防によりますと、動けなくなっている車に乗っていた1歳の女の子が脱水症状を起こすなど、これまでに5人を病院に搬送したということです。
中日本高速道路は、動けなくなっている車に食料と水、それに簡易トイレなどを配り、引き続き除雪などを行っていますが、解消するにはまだ時間がかかるということです。
この影響で、東名高速道路の上り線の通行止めは、東京インターチェンジと清水インターチェンジの間まで広がっています。
また、下り線も積雪のため、東京インターチェンジと静岡県の沼津インターチェンジの間で通行止めになっています。
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