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【大リーグ】マー、キャンプインで背番号19を初披露 サバシア、黒田と並んで投球練習2014年2月17日 紙面から
【タンパ(米フロリダ州)穐村賢】マーが大リーガーとしての第一歩を踏み出した! ヤンキースの田中将大投手(25)が15日(日本時間16日未明)、当地でキャンプ初日を迎え、背番号「19」姿を初披露した。練習では“新人”らしく、初々しい表情を見せつつ、大先輩の黒田博樹投手(39)とキャッチボール。その後は早速、ブルペン入りし、黒田、C・C・サバシア投手(33)とともに投球練習。変化球を交えて32球を投げ込んだ。この日はその注目度の高さを表すように、約150人の日米報道陣が集結。田中フィーバーは過熱するばかりだ。 午前10時45分、黒田と談笑しながら25歳の右腕が練習グラウンドに姿を現すと、150人超の日米報道陣が色めき立ち、無数のシャッター音が鳴り響いた。 田中は背番号「19」の真新しい紺色ユニホームに、下はピンストライプのパンツ姿。「いよいよ始まったという感じ。ファンの歓声を浴びてうれしかったけど、グラウンドではまだ何も結果を出してないので、しっかり準備を進めていきたい」と表情を引き締めた。 キャッチボールの相手は黒田。「黒田さんから声を掛けていただいた。(練習の)グループが一緒であれば、(今後も)していただけるのかな」。その後も折に触れて言葉を掛けてくれた大先輩。最初はやや恐縮気味だった田中だったが、時間の経過とともに打ち解けていった。 ブルペンでは圧巻の光景が見られた。手前から並んだのはサバシア、田中、黒田の先発3本柱。先発1〜3番手の年俸合計約62億円は全30球団中最高額という豪華さだった。エース左腕サバシアと黒田の間に挟まれた田中は「(見ている)余裕はなかった。後ろでサバシアが投げてるのは分かっていましたけど、早く投げなきゃって感じで」と初々しさを感じさせながらも、セルベリ捕手を相手に宝刀スプリットも交えて32球。「まとまりはまずまずあった。悪くない」と自己採点も申し分なかった。 田中の投球を初めて目前で見たジラルディ監督も「いい1日だった。(米国で)適応する上で、黒田がチームメートなのは好都合。同じ日本出身で自然な絆があるはずだからね」と2人の相乗効果に期待した。 「選手としてここまで注目を浴びるのは光栄なこと」と田中。ただ、メジャー投手史上5番目の大型契約でヤ軍入りしたこともあり、新人だからと甘えてもいられない。「マウンドに上がったら、先発何番手とか関係なく勝つことだけを考えて投げたい。ボールの違いなどはもちろんありますけど、今のところ大きなストレスにはなっていない。対応していけそうというか、していかないといけない」。そう話す顔に決意がにじんだ。 PR情報
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