巨人−SK 3イニング2失点とした巨人の宮国(右)。捕手小林=沖縄セルラースタジアム那覇で(武藤健一撮影)
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◇練習試合 巨人3−3SK
今季初の対外試合となった16日の韓国・SK戦。今季のローテ定着が期待される宮国椋丞投手(21)が先発を任されたが、3イニングで5安打2失点。原監督は「今はすべてが糧だ」とさらなる精進を求めた。
地元・沖縄出身というだけあって場内の歓声を一身に浴びた宮国。しかし、マウンドでの内容は幾分物足りなかった。先頭の金江〓に先制の左越ソロ本塁打、3回には5番・鄭相昊に中前適時打を献上。降板後は反省の言葉が自然と口をついた。
「球が高く浮いていたので、これから良くしていきたい」。しかし、昨季は開幕投手を務めたGの若武者は決して、めげてはいない。「課題をみることができたのでよかった。オープン戦の後半に調子をあげないといけないので、結果を求めて頑張りたい」。目はしっかりと前を向いていた。
収穫も感じていた。バッテリーを組んだのは11日の紅白戦(サンマリン宮崎)に続いてドラフト1位捕手の小林(日本生命)。チームの次代を担っていくはずと首脳陣が期待しているヤングG同士。これから何度もコンビを組むはずだが、息を合わせるには互いを知り合うことが重要。この日は反省点を含めて、話し合いを続けていった。
「小林さんといろいろ話して、課題を持って投げられた。会話ができたのでよかったと思う」。そんな宮国を原監督は叱らない。むしろ、順調な滑り出しを切ったのではないかとみている。「ボールそのものはいい」と分析した指揮官。「彼は途上の人。重箱の隅をつついちゃいけないよ」と次戦の好投を期待していた。 (川越亮太)
※〓は王へんに民
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