約900台いまだに動けず 長野 国道18号2月17日 4時49分
大雪の影響で長野県では、群馬県との境の碓氷峠を通る国道18号線などで800台から900台の車が動けない状況が続いていて、自治体などが食料やガソリンを配って対応に当たりました。
国土交通省長野国道事務所によりますと、長野県と群馬県を結ぶ国道18号線では大雪のため、軽井沢町などで15日未明から観光バスやトラックなど400台から500台が動けない状況が続いています。
国道事務所では24時間態勢で除雪作業を行っていますが、立往生を解消できる見通しは立っていないということです。
また、長野県と山梨県を結ぶ国道20号線でも長野県内の茅野市と富士見町の間で除雪作業のため、通行止めになっていて300台から400台の車が立ち往生しているということです。
軽井沢町や富士見町などでは合わせて15か所に臨時の避難所が設けられ、16日午後8時現在で680人余りが避難しました。
国道事務所などでは、除雪作業を急ぐとともに、車が動けなくなっている人たちに非常食や水、ガソリンなどを配ったということです。
長野県内では16日午後8時現在、これらの道路を含め、国道や県道など合わせて70か所で通行止めになっています。
一方、大雪の影響で長野県南部にある泰阜村や天龍村、根羽村で村に通じる道が雪で閉ざされ合わせて33世帯86人が孤立しています。
長野県災害救助法を適用へ
長野県は大雪で多くの車が立往生している茅野市と軽井沢町、富士見町について、被害が長期化するおそれがあることから災害救助法を適用して、避難所設置の費用などを県と国で負担することを決めました。
茅野市では6か所、富士見町では5か所、軽井沢町では4か所の避難所を設置していて動けなくなった車のドライバーなどを受け入れています。
長野県は、車の立往生を解消できるめどが立たず、被害が長期化するおそれがあるとして災害救助法を適用して、市や町が避難所の設置や食料を配る費用を国と県で負担することを決めました。
長野県によりますと、災害救助法が適用されるのは、おととし2月の大雪での災害以来だということです。
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