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【芸能・社会】こまどり姉妹18年ぶり新曲 デビュー55周年きょう満76歳2014年2月16日 紙面から
大ベテランの双子の姉妹デュオ、こまどり姉妹が、デビュー55周年を記念して、18年ぶりに新曲をレコーディングした。3月19日発売の「こまどりのラーメン渡り鳥」と「こまどりサンバ〜幸せになりました〜」の2曲。ともに波瀾(はらん)万丈の歌手人生を、明るい曲調にのせた“こまどり流”人生賛歌だ。きょう16日にともに満76歳を迎える長内栄子、敏子の2人は、歌詞の通り「まだまだ青春ど真ん中」とばかり元気いっぱいだ。 こまどりと言えば、三味線を抱えて双子ならではの息の合った歌声で、昭和歌謡を代表するデュオとして知られる。2009年にドキュメンタリー映画「こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」が公開され、大きな話題になった。 北海道釧路生まれで、終戦まで樺太で育ち、極貧生活の中、生きる糧を得るため一軒一軒回っては歌を歌って施しを受ける門付けを始める。1951(昭和26)年に一家で上京、浅草で流しを始めた。さんざんつらい目にあい、59(同34)年に念願かなってコロムビアからデビュー。「三味線姉妹」「浅草姉妹」などヒットを飛ばし、人気歌手の仲間入りをした。 が、その後、熱狂的ファンによる傷害事件、妹のがん、多額の借金苦など不幸の追い打ちが続いた。 それでも歌を忘れず、歌い続けて55周年までこぎ着けた。「ラーメン渡り鳥」は、無名時代に一杯のラーメンのありがたみを歌った遠藤実さん作詞作曲の「涙のラーメン」をモチーフにした新曲。札幌ラーメン、喜多方ラーメン、東京ラーメン、博多ラーメンを盛り込んで、楽しく食べるラーメンを、昭和歌謡風に歌い上げている。 「東京タワーが生まれる前から 三味線抱いて生きて来た」と歌う「こまどりサンバ」も、底抜けに明るい元気ソング。(ともにオオガタミヅオさんの作詞作曲)。曲を渡されてから約2週間でレコーディングに臨んだ2人は、数回のテイクで仕上げてしまうほど好調だったという。 現在は、月に数回、全国の健康ランドなどでの歌謡ショーに出演するマイペースの歌手生活。今月26日には、1968年に出したデビュー10周年アルバム「こまどり物語」が、曲間にナレーション付きで初めてCD発売される。 ▼姉・栄子 「18年ぶりの新曲ということで、久しぶりのレコーディングは逆に新鮮でした。この曲でまた皆さんに新しいこまどり姉妹を聴いていただけたらと思います」 ▼妹・敏子 「今回は『こまどりのラーメン渡り鳥』。私たちが大好きなラーメンで全国を歌った歌です。是非、若い人たちにも聴いてほしいです」 PR情報
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