医師の地域偏在改善へシステム構築 県 /岩手
http://www.iwanichi.co.jp/ken/item_17355.html
懸案とされる医師の地域偏在の解消に向け、県は新たに養成した
医師の配置などを調整するシステム
の構築を進める一方、 将来的には
県医療局と保健福祉部の一部組織とによる
一元的な管理体制
を検討していく考えだ。15日に開かれた県議会2月定例会の予算特別委員会の中で、飯澤匡氏(政和・社民クラブ)の質問に答える形で県保健福祉部が示した。
市町村立病院や小規模な県立病院で見られる医師不足問題について同部では、2年前から岩手医大で始まった
医師の養成に向けた地域枠の設置と奨学金制度の拡充などにより、2016年以降は臨床研修を終えた医師の配置が本格化するため、
地域偏在問題が段階的に改善されていく-と説明。これを踏まえ現在、県地域医療対策協議会の中で、医師のキャリア形成と
地域医療の確保に向けたバランスなども配慮した上で、若手の医師を計画的に配置・派遣するためのシステムについて、
検討作業を進めていることを改めて述べた。
また、この問題の解決に向けた重要な道筋の一つとして
福島寛志副部長は、「(医師の配置・派遣に関して)医療局と
保健福祉部の保健医療部門とによる
一元化的な管理体制が必要」
と見解を示し、
総合医の育成を目指した
地域病院担い手医師の養成を進める
上でも、県組織の見直しも視野に入れた検討を加えていくことの重要性を説いた。
まあ、この手の話は他県でもよくある話です。
うまくいったという話を
きいたことがありません。
「いや!うちの県はうまくいってる!」という方がもしいらっしゃいましたら教えてください。
引っ越します。
県医療局と保健福祉部の一部組織とによる
一元的な管理体制
↓
お前ら奴隷はお役人様の言うことを聞いてりゃいいんだよ!
・・・と読める。
総合医の育成を目指した
地域病院担い手医師の養成を進める
↓
・・・どうやって?
県は農作業のように手間暇かけて医師を養成しようとは思っていないはず。
地域病院に無理やりぶち込んでほったらかして
若い医師を漬物にする気なのか?
運悪くこの手のシステムに足を踏み入れてしまった先生曰く、
「県は医者を単なる駒としか扱っていない!!」と憤慨されていましたが、
「県は医者を駒どころか
数字の一つとしか考えていない」
気がしてなりません。
5-2+1=4
以下フィクションです (・∀・)
絶対にフィクションですからっ!!
~201X年2月~
閉鎖的な寒村にある○○病院の内科医師2名が
辞意を表明したことが明らかになった。
村民からの言われ無き中傷により、
心身共に疲れたことが原因、と新聞で報道される。
A議員 「俺の村の○○病院の内科が5人から3人に減るから、
なんとか医師を確保してくれ!
村長にも頼まれてるんだよ~」
B部長 「わかりましたA先生!
地域枠の医師を何とか派遣できるよう
全力で前向きに善処します!」
~数日後~
C課長 「B部長、そういえば○○病院の内科って
医師確保できそうなんですか?」
B部長 「なんとかしろって
A議員がうるさいんだよなぁ・・・・ハァ~」
C課長 「××医大のD先生、
あれもたしか地域枠でしたよね?
あれダメですか?」
B部長 「Dはなぁ~去年△△診療所に行け
って言ったら金払って地域枠抜けたんだよ」
C課長 「そうだったんですか。
(ああ、だからB部長は局長になれなかったんだ・・・)」
B部長 「あ、そうだ!!Eはどうだ?
あいつを連れてきて、
なんとか4人でやってもらおう。」
C課長 「E先生・・・彼女はたしか眼科ですよ!?」
B部長 「別に田舎の病院なんだし、なんとかなるだろ。」
C課長 「でもE先生って来年は県立中央病院で
後期研修の約束でしたよね。」
B部長 「オマエ何言ってんだよ。あんなの口約束!
あいつの人事権は県にあるの!」
C課長 「行くっていいますかねぇ」
B部長 「あいつは若いし、Dみたいに払う金ないだろ、
あんな小娘どうにでもなる。」
~3月某日~
B部長 「A先生!○○病院の医師確保に最大限努力したんですが、
医師不足の折、医師確保は大変厳しいでしたが、
4名は確保できました」 (`・ω・´)キリッ
(本来3人の所を4人にしたんだから、俺もいい仕事したよなwww)
A議員 「5名はやっぱり無理かい。
でもまあこれで村長に合わせる顔もあるってもんだワハハハ
来年は5名にしてくれョ!」
こうして、A議員の政治的な理由で、
B部長は担当する数年を穏便に過ごすために、
最大限努力して
地域枠卒業生を単なる政治の道具にして煮え湯を飲ませましたとさ。
おしまい。
この記事自体
「県は頑張ってますよ!
(議員の)先生方!」
というポーズかもしれない。