戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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留萌市立病院 羽幌の患者遠隔診察 旭医大も協力 専用回線で3者結ぶ

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/life/228742.html

【留萌、羽幌】医療過疎地の病院を専用回線でつなぐ「遠隔医療システム」を使った診察が28日、留萌市と50キロ離れた留萌管内羽幌町の病院を結んで行われた。遠隔医療に先進的に取り組む旭川医大がサポートし、順調に進んだ。

 患者は心筋梗塞(こうそく)が回復し、月に1度道立羽幌病院で診察を受ける町内の自営業西田博美さん(61)。回線を通じ、3月まで主治医だった留萌市立病院循環器科の高橋文彦医師が診察した。

 画面にはエックス線画像や心電図までくっきり映り、患者との会話もスムーズに進んだ。高橋医師は「対面するのと変わらず診察できた」と語り、西田さんは「画面越しで慣れないけど、主治医だった先生の顔を見られるのは安心感がある」と話した。

 システム構築を進めてきた旭医大遠隔医療センターの守屋潔・特任教授が高橋医師の隣で見守った。守屋教授は「専門医が少ない羽幌を地域の拠点病院の留萌が支え、専門分野では旭川の協力も仰ぐことができる。互いに連携し合えるシステムができた点で意義深い」と手応えを語った。

 両病院と旭医大の3者間では今後、救急部門でもこのシステムを活用していく。治療に一刻を争う脳卒中患者に対しても迅速な対応が可能になる。同大は「システムが順調に稼働すれば、遠方に出向いている患者の6割が地元病院で診察を続けられる」と見込む。

 道は3月末に約7千万円かけて旭医大を拠点に道内12医療機関をつなぐシステムを整備。うち離島も抱え、医師不足が深刻な羽幌病院を診察地に選んだ。

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こういうシステムのメリットは


・患者の顔が見える

・心電図や画像所見も送れる

・僻地にいても専門医の話をきける


といったところか。


こういうのは普及したという話を聞かない。


理由は、


システムの立ち上がりが遅く、肝心の診療ができない。
画像が不鮮明で役に立たない。

導入にコストがかかる割に運用機会がない。

運用機会がないから使い方がよくわからないので、結局使わない。


僻地医、専門医それぞれが携帯アドレスを交換して、

携帯をフル活用したほうがよっぽど役に立つと思うのだが。


あと、僻地からの画像転送を「容易に」行えるソフトの開発とか、

救急専用メールアドレスとか。


PCとか携帯とか、

医師が普段から使っているハードでないと

結局使いこなせないのでは???


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やったことのあるバイト ブログネタ:やったことのあるバイト 参加中
本文はここから


掲示板にあやしい広告を張り付けるバイトをやったことがある。

なぜそんなバイトをはじめたか?

当時大学生だったが、
田舎にある大学で、
何をするにしても「車」が必要不可欠だった。

ある日、自損事故で車が大破してしまった。
学生で古い車だったので、任意保険では自損事故までカバーできず、
修理費用を現金で支払う必要が出てきた。

それで、バイトしようとしたが、
「車」がないとバイト先に行けないような地理環境・・・

そこで、ネットで出来る仕事を探したところ

「掲示板にあやしい広告を張り付けるバイト」

がみつかったのだ!!!

やり方は、
① 掲示板に広告をコピペして張り付ける。
② 広告を張った掲示板のURLを100件まとめて、所定のアドレスに送る。

1件30円、100件やれば3000円。 
このの作業を時給にすると2000円程度で、悪いバイトじゃない。

しかし!
・同じ広告が既に書かれている掲示板への張りつけは無効。
・最終書き込みから3カ月以上経過している掲示板への張り付けは無効。
・2ちゃんねる方式の掲示板は無効
という縛りがある。

そのため、上記の条件を満たす掲示板を探すのに難儀!!
ここが一番苦労しました・・・・
それでも何とか2000件ほど掲示板を探し出し、見事6万円入手!
最終書き込みから3カ月以上経過している掲示板には、
広告じゃない何かを携帯から書き込めば条件を満たします。

掲示板探しを含めると、最終的な時給は300~400円程度で、
最低賃金を下回っていた。

その後、大学近くの居酒屋の息子の家庭教師をすることになり、
広告コピペバイトは辞めました。
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日本、医療の満足度15% 22カ国で最低レベル

 【ワシントン共同】日米中など先進、新興22カ国を対象にした医療制度に関する満足度調査で、手ごろで良質な医療を受けられると答えた日本人は15%にとどまり、22カ国中最低レベルであることが15日分かった。ロイター通信が報じた。

 ロイターは、日本は国民皆保険制度があり、長寿社会を誇っているとしつつも「高齢者の医療保険の財源確保で苦労している」と指摘した。

 自国の医療制度に満足している人の割合が高いのはスウェーデン(75%)とカナダ(約70%)で、英国では55%が「満足」と回答。韓国、ロシアなどの満足の割合は30%以下だった。

 国民皆保険制度が未導入で、オバマ大統領による医療保険制度改革の議論で国論が二分した米国は、回答者の51%が手ごろな医療を受けられると回答した。


http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010041501000688.html


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贅沢が身にしみると少々のことでは満足しなくなる。


別に医療に限ったことではない。


同じような調査を

「水道水の味」

「道路」

「警察」

でやったらどうなるのかな?


消費者としての高い要求水準が、

日本のサービスを向上させてきた面はあるでしょう。

しかし、それは同時に労働者である自分の首を絞めることでもあるのです。


みなさん、思い当たることはありませんか?



http://www.fukuyama.hiroshima.med.or.jp/iryou/kokusaihikaku.html

国民1人あたりの平均受診回数
日本 21.0回/人・年
アメリカ 5.3回/人・年
イギリス 4.8回/人・年
フランス 5.2回/人・年
スウェーデン 2.7回/人・年

1回受診あたりの平均医療費(万円)
日本 7,000円/回
アメリカ 62,000円/回
イギリス 25,000円/回
フランス 36,000円/回
スウェーデン 89,000円/回

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現在地住民ら不安/岩国市

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001004160003


(要旨)


国立病院機構岩国医療センターの移転計画が本格的に動き始め,現地住民に不安が広がっている。

現在地周辺には総合病院がなくなり、跡地の利用方針も不明。

  岩国医療センターは、県東部唯一の3次救急病院だが、市中心部から遠く老朽化が顕著である。

  移転計画は、現在地から約6キロ離れた再開発地区に地上10階の病棟を新築し、延べ床面積は現在の約1・5倍になる予定。2012年度中の開院を目指している。

  こうした中、現センターの周辺住民たちは、「移転後はどうなるのか」と不安を募らせつつある。

  現病院の周辺の人口は計約2万人で高齢者世帯も目立つ。

◆「機能残して」署名活動も

  住民らは昨年11月より移転後の土地利用に住民の意見を反映させることや、跡地にもある程度の病院機能を残すことを求めて署名活動を始めた。

  金子昭二さん(82)は「センターの移転は市民の願いでもあり、仕方がない。でも、小さな診療所でもいいから病院機能を残してほしい。ぽっかり穴が開いてしまうのは困る」と訴える。(以下略)


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総合病院が6km離れたところに移転すれば、そりゃちょっとは不便だろうけど、

「不安」まで行かないでしょう。


世界中見渡したって近所に総合病院がないところのほうが圧倒的に多いだろうし。

何十キロも離れた所から通院している人だって多いだろうし。

実際俺んちだって総合病院から5kmは離れてるし。


この住民の「不安」ってのは、

健康の不安じゃなくて、経済の不安ではないだろうか?

病院周辺の薬局、駐車場業者、不動産屋、食堂etc。。。

今まで病院関係者にお金を落としてもらっていた人たちは経済的に困るわけで、

そりゃ反対するよなwww


もし移転しなかったら今度は建設業者が経済的に困るよなwww

この病院に通う患者、スタッフの大半は移転に反対はしないと思う。


ハコを綺麗にすればスタッフが集まるかといえば、

「う~ん」という気がするけど、それはまた別の機会で・・

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小林市長選(1) 内科医不足、募る不安http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001004080006


「53億円かけた新しい病院に医師がいない。宮崎で助からない命が東京でなら助かるかもしれない。これは命の格差だ」。今年1月4日、小林商工会議所などが開いた恒例の新春賀詞交換会で、あいさつに立った出席者の一人が嘆いた。会が新春らしからぬやや沈んだ雰囲気に終始したのは、小林市立病院の内科医不足が顕在化していたからだ。

 「医者ですから、少しでも社会に貢献でき、市民の助けになるのなら」。賀詞交換会から3カ月後。4月初旬の平日の夜、小林市立病院に代わって「当番」を引き受けたのは50代の民間クリニックの内科医だった。自院で待機するだけでなく、市立病院に出向いて患者を診ることもある。

    □■□

 小林市が4月から始めた夜間輪番制。西諸医師会の協力を得て実現した。市立病院の内科医が2月から、派遣元大学への相次ぐ引き揚げで1人だけになり、時間外診療や急患の受け入れが難しくなったことへの応急的対応だ。平日午後7~10時に開業医らが交代で患者を受け入れる。

 市地域医療対策室によると、輪番制導入は「住民の不安解消」が第一の目的。同時に市立病院の医師の負担軽減を図り、医療環境を整えることで新たな医師確保につなげたいとの思いも込める。

 市立病院の「内科縮小」は周囲の医療機関にも影響を与え始めている。西諸広域消防本部によると、2月の救急車の搬送件数232件のうち、市立病院に向かったのは12%と、それまでの平均23%から半減した。市の担当者は「民間の救急病院などが肩代わりしている状況が歴然」と指摘、「そこもギリギリの状況と聞いている」と医療スタッフの疲弊の拡大も心配する。

 市立病院は昨年9月の全面改築に際し、医師の適正数を19人(内科3、小児科2、外科4、整形外科2、泌尿器科2、循環器科2、産婦人科2、放射線科1、麻酔科1)と定めた。

しかし現状は11人(内科1、小児科1、外科4、整形外科2、泌尿器科2、麻酔科1)。

うち6人が鹿児島大学からの派遣だ。「鹿児島市内の病院にさえ派遣できない状態」と大学側からは追加派遣を断られた。今のところ医師確保の具体的なすべはない。

 市立病院の関係者は「給料がどうのこうのではなく、働きやすい病院にしないと。せめて当直明けの休みがとれ、好んで働きたいと思われるような病院に」と話し、夜間輪番制の導入を「始まりの一歩」と歓迎した。

    ■□■

 思惑違いは内科だけではない。市立病院内には「3階病棟は閉鎖中」の張り紙がある。3階には外来から入院まで一貫して対応する周産期ゾーンを開設、新病院の目玉にする意向だったが、産婦人科医を確保できず、2003年4月以来の休診は続いたままだ。市内の女性(72)は「里帰り出産する人も多い。いざというときに宮崎市などに走らないでいいような、安心して受診できる病院が欲しい」と憂える。

 市区長会連絡協議会の元会長、伊藤正一さん(79)は2月、医師確保への支援を求める約2万5千人の署名を東国原英夫知事に届け、「西諸を安心して住める地域に」と訴えた。一方で、知事から「署名した人の責任も」との宿題を預かり、コンビニ受診の抑制など今後は患者のあり方も考えていくつもりだ。「これからが遠い道のり。(病院の状況を)見守っていく」

    ◇

 11日告示、18日投開票の小林市長選。堀泰一郎市長が引退を表明し、無所属新顔の3氏が立候補の準備を進めている。4年前の旧須木村、今年3月の旧野尻町との合併で誕生した「新・小林市」の課題を、2回に分けて探る。(知覧哲郎)

<立候補予定3氏の訴え>

 ●小斉平敏文氏(60)
=元参院議員
 医師確保が喫緊の課題。まず鹿児島大学医学部との関係を修復し、西諸医師会との綿密な協力体制をとる。医師の給与や勤務体系は是正しないといけない部分が多い。病院事務部門への市職員の出向はすべて引き揚げ、民間に委託する。地元学生向けに奨学金制度を導入する。

 ●鮫島憲明氏(60)
=元建設会社長
 病院に経営の感覚が足りない。経営陣に民間病院の経験者を起用する。午後8時まで開け、市民への医療サービスを十分にすべきだ。医師確保のためには医師の給与を増やす。宿舎もそろえ、労働環境を向上させる。将来を考えると、今後は宮崎大学医学部とつなぐべきだ。

 ●肥後正弘氏(64)
=元副市長
 民間医療機関による一次診療と公立病院が行う二次診療とを、きちんと整理しないといけない。市民代表や西諸医師会などによる「医療対策協議会」を発足させ、まず公立病院としての役割を明確化する。鹿児島大学や宮崎大学と緊密な関係構築を図り、安定的な医師確保に努める。


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>宮崎で助からない命が東京でなら助かるかもしれない。これは命の格差だ.


>知事から「署名した人の責任も」との宿題を預かり、コンビニ受診の抑制など今後は患者のあり方も考えていくつもりだ


東京でタライ回しにされた命が、宮崎なら受け入れてもらえたかもしれない・・・

東京なら何でも優れていると考える田舎者丸出しの意見です。

そんなに東京がいいなら、引越せばいいだけの話です。

日本国憲法で居住の自由は保障されています。どこに住もうが自由です。

東京でタライ回しにされても、宮崎で高度先端医療がうけられなくても、

そこに住む自由がある以上、「そこに住んでいる責任」というのも発生します。


>医師の適正数を19人(内科3、小児科2、外科4、整形外科2、泌尿器科2、循環器科2、産婦人科2、放射線科1、麻酔科1)と定めた。


内科が異常に少ないんですが、どんな根拠で「適正」なのでしょう・・・


>「給料がどうのこうのではなく、働きやすい病院にしないと。せめて当直明けの休みがとれ、好んで働きたいと思われるような病院に」


まさにその通りです。切実ですね。どういう病院ならスタッフが集まるのか?病院開設者は真剣に考えてほしいです。設備がいいとか、病院が新しいとか、ハード面も大事ではありますが、ソフト面を重視して頂きたいです。


>3階には外来から入院まで一貫して対応する周産期ゾーンを開設、新病院の目玉にする意向だったが、産婦人科医を確保できず、2003年4月以来の休診は続いたままだ。


甘いとしか言いようがあ

りません。運営側がこんな調子では病院が成り立つとは思えません。


>民間に委託

一見非常に良いことに思えます。でも契約内容については慎重に検討する必要があります。

「これは契約外なのでできません!」と事務仕事が医者に回ってくる病院は永久に人が来ませんよ。


>病院に経営の感覚が足りない。経営陣に民間病院の経験者を起用する。午後8時まで開け


午後8時まで開け、と言っている時点でこの人に病院経営感覚があるとは思えません。経営を重視すると、診断のための診断、検査のための検査、治療のための治療が横行するという想像はこの人にはできないのでしょう。


この3人の中では最後の副市長が一番まともなことを言っています。

変な市長を選んで病院がつぶれても、それは地域住民の責任です。

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