国立病院の過失認定、賠償命じる 熊本地裁判決 2010年05月26日
熊本市の国立熊本病院(現熊本医療センター)で、気管支炎と診断された同市の女性=
当時(90)=が肺炎などで死亡したのは診断ミスのために適切な治療を怠ったことが原因として、遺族が国立病院機構に損害賠償を求めた訴訟で、熊本地裁は26日、医師の過失を認め、1210万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、女性は2001年11月下旬、同病院で外来受診し、気管支炎と診断され帰宅。2日後に容体が急変して同病院に入院し、12月下旬に転院先の民間病院で亡くなった。死亡診断書では、肺炎から心不全を起こしたことによる急性腎不全が死因とされた。
判決理由で、長谷川浩二裁判長は国立病院の担当した男性医師による診断ミスを認定。「初診から転院までの間、積極的な治療がなされなかったことで、肺炎と心不全が発症したか、進行したとみられる」と判断した。
判決について、熊本医療センターの岡田安正事務部長は「主張が認められず残念。判決内容を確認し、控訴するかどうか検討したい」と話した。
遺族は04年8月に提訴。2350万円の賠償を求めていた。
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これはひどすぎる(:_;)
80歳以上の死亡原因の第3位は肺炎。
85歳以上の死亡原因の第2位は肺炎。
90歳以上の死亡原因の第1位は肺炎。
まず、肺炎は 「死ぬ病気」 という事を分かってほしい。
どんな人間でも、 必ず死ぬんです。
死なない人間はこの世に存在しません。
あと、気管支炎がどうして「診断ミス」なのか意味不明。
初診時に撮影したレントゲンに派手な浸潤影でもあったか???
気管支炎が進行して肺炎になるなんて、病気として当たり前の経過でしょうに・・・
よく 「風邪をこじらせる」 というけど、
風邪をこじらせて肺炎になったら、風邪の診断は誤診になるわけ???
90歳が肺炎で死んだら1210万円もらえたら、これはもう、
こども手当どころの騒ぎではないね。
家族も完全に営利目的で裁判やってるとしか思えない。
いわゆる「死体換金」ですね。
これは絶対に控訴すべきでしょう。
完全に国からの 「カツアゲ」 でしょう。
この裁判長、何か裏があるんじゃないかと思ってしまう。
たとえば、賠償金の一部がキャッシュバックされるとか・・・
法治国家がこのような無法者の裁判長を放置してはいけません!!
・・・あーあ、
これでこんどから年寄りの風邪が来たら全例胸部CT、全例抗菌薬投与だろうなあ・・・
結局一番得をするのはCT業者と製薬会社かなあ。
俺の「高齢者の肺炎の説明」に新しいセリフを加えないとな。
90歳の家族 「婆さんが昨日から熱を出して咳をしてるんだけど」
大病院医者「レントゲンでは異常はありませんが、気管支炎が2日後に悪化して肺炎になって死亡して損害賠償を支払った例があります!肺炎の可能性が否定できませんから、CTをとりましょう!!御家族もそのほうが安心じゃないですかwww
でも、この病院のCTは何日も前から予約している人で込んでいるので、今日はCTは取れないんですよ。
○○病院ならすぐにCTもとれるし、入院もできますよwww」
小病院医者
「CTでは大きな肺炎の影はありませんでしたが、ここの影は肺炎の可能性があります!!
抗生物質が必要ですwww
お食事もあまり食べていなかったようですし、成人市中肺炎の診療ガイドラインによると入院の適応ですねww」
小病院医者
「90歳以上の死亡原因の第1位は肺炎です。
抗生物質を使って治療しますが、抗生物質が効かない強い菌が原因のこともあります。
強い菌を殺そうとして強い薬を使うと、腎不全など命にかかわる副作用が出るかもしれません。
肺炎は決して油断できる病気ではありません。
肺炎が悪くなって、体の中の酸素が足りなくなったら、気管に管を入れて、
機械の力で酸素を体の中に入れなければ生命を維持できなくなります。いわゆる人工呼吸です。
でも、一度管を入れてしまうとどんなに『かわいそうだから抜いてくれ』と言われてもそれはできません。
殺人罪に問われた例があります。我々も犯罪者になるわけにはいきませんから。
体の中の酸素が足りない場合、気管の中に管を入れるかどうか、心臓が止まった時にマッサージをするかどうか、他の御家族とも良くご相談ください。
なお、管を入れたり、心臓マッサージをしてもバイキンが死ぬわけではないので、肺炎が治るわけではなく、命を確実に救ってくれるものではありませんwww」
家族
「もう年だし、苦しいことはしないでください」
小病院医者
「それでは、点滴で出来る治療を頑張ることにしましょう。
体の奥にある太い血管に太い点滴の管を入れる必要が出てきたら、また説明しますね。
じゃあお部屋の準備ができたので入院しましょうwww」
こうして今日も、誰の為だかわからない医療行為が行われるのであった。