戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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女子会やってる? ブログネタ:女子会やってる? 参加中
本文はここから


「やりませんよ、男子ですもの。」
で終わるとつまんないから、少しは書く。


たまに

「先生休憩室にケーキあるから食べていいよ」とか言われて
看護師休憩室のドアを開けると

若い看護師が3人くらいいて

はっ!( ゚д゚) 

としか顔でこっち見て、それから

「先生・・・どうぞ座ってください」

とか、なんかよそよそしい顔で言われて

無難な話をしながらケーキを食うのが

嫌だ!

絶対俺を邪魔と思ってる。



さらに、

看護師休憩室のドアを開けると

中年の看護師が3人くらいいて

「先生!こっち座んなさい!(笑顔)」

「私ね!先生って韓国俳優の○○(知らん!)に似てるとおもうの (o`Θ´)o 」

締めは

先生も早くいいお嫁さん見つかるといいわね~ahahahahahaha」

最後の一言が余計だ。

おまえらの場合もう「ガールズ」トークとは言わんから。










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県医師会:講座で兵庫の名誉院長、地域医療の経験語る /栃木

 http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20100621ddlk09040034000c.html

県医師会は20日、宇都宮市の「とちぎ健康の森」で第50回県総合医学会日本医師会生涯教育講座を開催した。一般公開の基調講演では、兵庫県の赤穂市民病院の辺見公雄・名誉院長が「生命輝かそう下野の人々」と題して講演、22年間にわたる地域医療での取り組み語った。

 辺見名誉院長は同病院長時代の03年に電子カルテを導入、新研修医制度や歯科、口腔(こうくう)外科を新設した。医療事故防止のために、「かんがえよう 自分の手にある 命の重み」など、オリジナルのカルタを考案、病院スタッフをモデルにしたイラストも添えた。さらに医師や看護師によるカルタ大会を開いたことなど、軽妙な語り口で紹介し、会場の笑いを誘っていた。【中村藍】


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赤穂市民病院

http://www.amh.ako.hyogo.jp/new/sub/kyukyu.html


規模もデカイし

診療科もかなり充実。


少なくとも小生が初期研修した某市立病院よりも立派。


どうみても基幹病院、巨大総合病院にしか見えないんですが。


辺見公雄・名誉院長の努力はきっと素晴らしいんだろうけど、

成果もきっと素晴らしいんだろうけど


でもこれって 『地域医療の経験』 なのかなぁ・・・

御本人も『地域医療』って言ってる?

大病院でも政令指定都市に存在する病院でなければ、

毎日新聞的には地域医療に入るのか???


すごい違和感・・・


毎日新聞社内における地域医療の定義を教えてほしいです。




ちなみに小生の地域医療の定義は


『医療機関近辺の地域住民に日常的な医療を提供することを中心とした

政治経済行政における活動。』


としておきます。

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お金があれば、幸せになれる? ブログネタ:お金があれば、幸せになれる? 参加中
本文はここから

①自分にとっての「幸せ」は何か?

②その「幸せ」を得るにはお金が必要なのか?

③どのような手段で「お金」を得るのか?

この3つが決まらないと、この質問には回答出来ないですね。


お金で得た幸せ > お金を得るための苦労・不幸

なら、お金があれば幸せになれるなぁ


お金を得るためにひどい目に合って、不幸な思いをして、すごい苦労したとしたら

どんなにお金を使っても幸せにはなれないと思う。

失ったものが大きすぎるから。



僻地医療って(他の仕事でもそうでしょうけど)

沢山お金がもらえたとしても、失うものが大きい。


専門性、キャリア、医師としての信頼etc

だからみんなやりたがらないのだと思う。


でも失って一番つらいのは 「心」 かもしれない。

俗に言う病むってやつですか。


お金 < 失うもの なら,簡単に僻地の病院は潰れる。

お金 > 失うもの なら、医療は存続する可能性が高まる。


このブログでは


働く人が「心」を失わない僻地医療を目指しています。


と強引にブログのテーマに持って行って締め。


All About 「子育て・教育のお金」“お金持ち”になる4つの方法
All About 「恋愛」美人が破滅男に惚れてしまうのは、なぜ?

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医師の偏在解消「戦略を」

夜、救急車のサイレンが聞こえると、五城目町館越の農業本間米吉さん(83)は不安に駆られる。「患者さんはやはり秋田市まで運ばれていくのだろうか……」

 妻の艶子さんは、地元の湖東総合病院(八郎潟町)に入退院を繰り返し、13年前、66歳で他界した。友人に囲まれて入院生活を過ごし、本間さんも毎日朝から晩まで付き添った。「湖東病院には本当に感謝している」。そして自分も、当たり前にそんな老後を迎えると信じて疑わなかった。

 しかし、同病院で昨年、存廃問題が浮上した。何とか存続の方針は確認されたが、医師不足は深刻化し、常勤医が16人から7人に減少。土日や夜間の救急診療も4月から休止された。

 本間さんは一人暮らしで、運転免許はない。高血圧の症状を診てもらうために月1回、乗り合いタクシーで同病院に通うが、今後、病気の種類によっては、バスを乗り継いで秋田市などに通わなければならない。

「夜や休日に倒れたら、遠くの病院に搬送されている間に病状が悪化するのではないか」

「秋田市などで入院したら、

誰が見舞いに来てくれるのか」――。


不安は募るばかりだ。

 昨年7月現在、五城目町の高齢化率は37%で県内25市町村中3位、高齢者のみの世帯割合は29・1%で6位で、ともに高い。本間さんは「ここは高齢者の多い農村地帯。農家として(湖東総合病院を経営する)厚生連に出資してきた高齢者が見捨てられてしまうのか」とつぶやく。

 参院選マニフェストで、民主党は昨年の政権交代後に実現したこととして「地域の医療体制強化のため、医学部定員を増やした」とアピールし、自民党はへき地に医師を派遣する「県境なき医師団」の結成を掲げるが、本間さんは「今すぐに仕組みを変えないと、地域医療が崩壊してしまう」と訴える。


 同病院の常勤医7人は、30歳代の1人を除くと、全員が50歳代以上。地元の要望も強い時間外救急は、医師確保の見通しが立てば復活したいとしているが、中鉢明彦院長(53)を含めた医師全員が当直に入って何とか入院診療を維持しており、医師が一人でも倒れたら立ちゆかなくなるのが実情だ。


 「地域に必要とされていることがやりがい」と話す中鉢院長は、地域医療の現場に立つ志を持っている若手の医師は多いはずだと信じているが、医師が足りないために1人1人の負担が大きくなる地方の病院が敬遠されるのもわかる。

「国レベルで診療科ごとに医師の定員を設けて均衡を図る制度作りや、

地域内での医師の適正配置について大学病院と県、医師会などが話し合う

協議会設置など、国家戦略を示してほしい」

 (飯田真優子)2010年6月22日 読売新聞)

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>「夜や休日に倒れたら、遠くの病院に搬送されている間に病状が悪化するのではないか」


近くの病院をたらい回しにされている間に病状が悪化する可能性もあります

さらにいえば、「病院」なるところに収容されても、病状が良くなるとは限りません。

ましてや、重症患者を人材設備が不十分な所に無理やり押し込むくらいなら、

最初から遠くの病院に搬送したほうが(少なくとも患者の命にとっては)いいです。


>「秋田市などで入院したら、誰が見舞いに来てくれるのか

これは 「不安」 じゃなくて

「わがまま」 っていうだろ普通。

仮に湖東総合病院が全盛期の機能を取り戻したとしても、

高度な医療が必要になったら、

どのみち秋田市で入院です。


>国レベルで診療科ごとに医師の定員を設けて均衡を図る制度作りや


これは


日本国憲法第22条第1項

何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転および職業選択の自由を有する。


に反する恐れがあります。


憲法の拡大解釈は9条でやってますが、医者だけ職業選択の自由を制限すると

こんどは

日本国憲法第14条第1項
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。


に反します。


病院レベル(採用するレベル)であれば、医師の定員は設けることができますが、

「医師不足=特定診療科の定員割れ」 ですから、

定員だけ作っても、そこに人材を供給できないと意味がありません。


研修医の診療科を無理やり国家権力で決めても、

やる気も出ないでしょうし、

僕ならすぐに辞めて、希望診療科への就職活動に専念するでしょうね。

希望診療科へ就職できなければニート、フリーター、他の職業という進路になるかもしれません。


国家レベルでやるべきなのは、不人気診療科の人気を上げることです。


>地域内での医師の適正配置について大学病院と県、医師会などが話し合う

現場の医師の意見は無視するんでしょうか?

むりやり 「適正配置」 しようとしても

「嫌ですサヨウナラ」と言われるのが落ちです。


借金まみれにして、マグロ漁船に乗せるかの如く「適正配置」をする

人さらいのような制度が最近増えてきていますが・・・


話し合うべきなのは、病院に医者が来ない本当の理由についてです。

もちろん「適正配置」したい病院の現場の声を聞かなければ、

真実とは異なる「もっともらしい理由」が原因とされてしまい、

いつまでたっても医者は「適正配置」されません。

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夕張市立診療所:自殺図った男性の救急受け入れ拒否 「外来に対応」 /北海道

 夕張市は1日、市立診療所が先月、自殺を図り心肺停止状態になった市内の50代男性の救急受け入れを断っていたと発表した。昨年9月にも同様のケースがあり、市は同診療所の村上智彦医師から事情を聴いた。

 市の説明では、5月19日午前8時前、「首をつり、自殺を図った男性がいる」という119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性は心肺停止状態で、診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。男性は市内の別の医療機関で死亡が確認されたという。

 村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。

 同診療所は昨年9月27日夜、同様に首をつった状態で見つかった男子中学生の受け入れを断った。市と診療所は、二度と同じような事態が起きないようホットラインを設けるなどしている。藤倉肇市長は「誠に遺憾という思い。市立診療所の開設者として総括が必要だ」と話した。


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・・・まず、ここって診療所なわけで、そもそも救急を受け入れるべき医療機関ではない。


しかも、医師一人でやっているということになると、


死体検案に時間を取られると完全に外来がストップして、


朝早くから並んでいる患者には迷惑極まりない。


通院患者の中には、昨日から具合の悪い人もいるだろうし、急いでいる人もいるだろう。


夕張市長はそういう想像ができないのだろうか?


一人しかいない医者に対して、病人より死体を優先しろ、という市長の頭が誠に遺憾です。



私が村上医師の立場であったならば、

① 診療所は、そもそも救急を受け入れるべき医療機関ではない。

② 受け入れることで、外来通院患者に多大な迷惑がかかる。

③ 受け入れた場合、市長の指示で死体検案を行っている旨を通院患者にわかりやすく掲示する。

④ 死体検案業務についての通院患者への説明は、市から行ってもらう。


以上を公式に通達します。


さらに、診察室で文句を言う患者が仮にいたら、もちろん全部市長のせいにします。

「藤倉市長は病人より死体のほうが大事みたいだね~」って多分言います。


もっとも、藤倉市長は、最初からこの診療所を潰す気満々だと想像しますね。


財政再建の足かせになるしね。


財政再建のために市民の健康には目をつぶる。それもまた政治かもね・・・


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