戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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ポケットサイズの超音波診断装置 GEヘルスケア・ジャパンが発売へ

2010.7.7 21:26

GEヘルスケア・ジャパンが発売する超音波診断装置「Vscan」

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門の日本法人、GEヘルスケア・ジャパン(東京都日野市)は7日、ポケットサイズの新型超音波診断装置「Vscan(ヴィースキャン)」を9月下旬に発売すると発表した。

価格は98万円で同日、予約受け付けを始めた。

 縦13・5センチ、横7・3センチ、本体の重さは390グラム。3・5インチの液晶画面を備え、撮影した血流をカラー表示で確認できる。サイズを生かし、ベッドのそばや救命救急、在宅医療、災害現場などでの利用を想定している。


http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100707/biz1007072131033-n1.htm

http://japan.gehealthcare.com/cwcjapan/static/



戦闘医師

戦闘医師


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こ、これは 「欲しー」 (●′艸`)

小生が学生のころ、


講義で、「ノートパソコンサイズのエコーを、今開発中だ」と言われて


「スゲー!!」と思っていたけど、


ついに携帯電話サイズですか!!


時代は進歩してる!!


仕事用だと


・在宅医療や老人ホームの往診用

・CV(中心静脈カテーテル)入れる前の静脈確認用

・病棟回診でちょこっと使ってみる。


動画をiPhoneに保存できたら完璧!

まあ、ガチの腹部エコーとか心エコーは大きい奴でやることになるだろう。


何と言っても

これだけ小さければ

プライベートでも大活躍だ!!


・飲み会で誰かの脂肪肝を指摘してネタにしてやる。

・飲み屋で自分の脂肪肝を指摘してネタにしてみる。

・両親や祖父母の孝行用。

・親戚の子どもに心エコーして喜ばせてみる。

・自分の健康診断用


買おうかな (●′艸`)


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携帯で遠隔診断…迅速治療、医師の負担も減

CT画像など送信

 休日や夜間などに病院から離れた場所にいる医師が、携帯電話を使って、コンピューター断層撮影法(CT)などの医療画像を見ながら遠隔診断できるシステムが実用化された。治療方針の決定や機材の準備が迅速にでき、医師の呼び出しが減る利点もある。


 「救急を断らない病院」として知られる洛和会音羽病院(京都市)は、脳神経外科に1月、新システムを導入した。

 開発したトライフォー(本社・東京)によると、病院内のコンピューターに保管されているCT、エックス線などの画像から、必要なものをパソコンで検索、送信用のコンピューターへ転送する。


医師は米アップル社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」

でこの画像を見て診断する。


 枚数の多い画像も連続して見られる。プライバシー保護のため画像はすべて匿名化され、指定された医師しか見られない。


 音羽病院はiPhone3台を導入し、4か月間で三十数件の画像診断をした。大脇久敬・脳神経外科副部長は

「脳梗塞(こうそく)の初期段階でも判断でき、医師が到着する前に機材の手配もできる」と効果を語る。自宅から医師が呼び出される回数も大幅に減ったという。

 試験運用も含め、京都大などほかの3病院も導入した。立体画像を見られるシステムも開発中だ。

 ソフトバンクテレコムも、独自の方式で「遠隔医療画像閲覧システム」の研究を行っており、「救急医療施設がある医療機関を中心に、3年間で300施設への導入を目指す」という。

2010年7月11日 読売新聞)


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遠隔医療は旭川医大でも力を入れているようです。

記事を見ると旭川医大方式のメリットは、

「とにかく何でも送信できる」こと、送信する情報を選びません。

デメリットはシステム(ハード)が大がかりで情報を携帯できないこと、
情報を受け取る側が机の前に待機していなければならないことでしょうか?



現行のiPhoneを使った場合、
メリットは画像を受け取る側が机の前に待機している必要がなく、
なおかつ画像を携帯して同僚や上司にも相談に行きやすいこと。

デメリットは特定のソフトを介した特定の情報しか(安全に)送信できないこと、でしょうか?

iPhoneのカメラ機能、動画機能を活用すればいろんな情報を送信できますが、
現状ではセキュリティ面で不安が残ります。


・・・とはいえ、どんな画像ビューワーからでもiPhoneに送信できるソフトを開発し、
安全に閲覧できるiPhoneアプリがあればよいのです。

さらに、遠隔画像診断用iPhoneアプリを使って取り込んだ情報を
高次医療機関のiPhoneに送信して、アプリを介して閲覧出来れば可能性はさらに広がります。
iPhoneは汎用性があり、ハードとしては最高です。

つまり旭川医大方式をiPhoneに詰め込めれば最高です。

個人的には、CTをiPhoneにカメラで取り込んで、同僚に見せたりしてます。
画質はお察しください・・・


戦闘医師
こんな感じ


戦闘医師
拡大もできます。


戦闘医師
心電図だって


戦闘医師
接写すれば循環器の先生も満足かな?
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必要医師数「基準何かで変化」―全自病・小熊氏が懸念

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000009-cbn-soci

7月7日22時20分配信 医療介護CBニュース

 全国自治体病院協議会(全自病)の小熊豊副会長は7月7日の定例記者会見で、厚生労働省が全国の医療機関を対象に実施している「必要医師数実態調査」について、「必要な医師の数は何を基準にするかで変わってくる」と述べ、調査データが今後の医療関連施策を立案する上で参考にされることに懸念を表明した。

 厚労省の記入要領では、調査で把握する「必要医師数」を
「地域医療において、現在、貴施設が担うべき診療機能を維持するために確保しなければならない医師数」としているが、会見で小熊氏は、

必要最低限の診療機能を提供するか、理想的な診療機能を提供するかなどで必要数が異なる
と指摘した。

 実際、小熊氏が院長を務める砂川市立病院(北海道砂川市)では、

事務担当者が必要医師数を7人としたのに対し、

院内に21ある各診療科の意向を踏まえた必要医師数は38人

と大きく食い違い、最終的には、診療科の新設に必要な医師数も考慮して42人と回答するよう小熊氏が指示したという。
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たぶんこれ、

総合診療部か救急センターかなんかの必要医師数と間違えたね。

7人て、診療科の数より少ないし。

事務担当者の真意を確かめる必要があります。

>必要最低限の診療機能を提供するか、
>理想的な診療機能を提供するかなどで必要数が異なる

これは今度から2種類の方法で必要数を算出したほうがよさそう。
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(7)完 地域医療 島田市民病院 医師の適正配置早く

http://www.shizushin.com/news/feature/sanin10/kikaku/8/20100708080659

2010/07/08

 車いすや包帯姿の患者、つえをつく高齢者、付き添いの家族らが行き交う朝の島田市民病院ロビー。30キロ以上離れた川根本町から訪れた女性(73)はベンチにたたずみ、「いくらでも払うから痛みを取って、と祈るような気持ちだった」と入院が2カ月半にも及んだ昨年のけがを思い起こした。

 冬の雨の日に転倒し、右足を骨折。救急車で搬送されたが、数日後の手術まで激痛が続いた。「勤務医不足」の言葉通り、担当医は常に忙しそうな様子。そんな中でも「献身的に接し、助けてくれた先生がありがたかった」と話し、「投票用紙には『医療の充実』と書き込みたいくらい」と続けた。

 精算窓口で順番を待つのは、

長女の3歳児健診後の検査で来院した市内の主婦(38)。

政党や候補者の「子育て支援」の主張を耳にする度、


「国の責任で、せめて中学生まで医療費を無料にしてもらえれば、

安心感が増すのに


と考える。最近話題の子宮頸(けい)がんワクチン接種も気になるが、

「今のままでは個人負担が重すぎ。細かいところにも目を向けて」と感じている。

 市民病院の外来は1日平均約1000人、入院は480人ほど。参院選は入院患者の78人が院内での不在者投票を予定している。もちろん、政治への注文はさまざまだ。

 昨年発足した市民グループ、島田地域医療を支援する会の鈴木吉人会長(75)は「なぜ、国民を守る政策として医師を地方にきちんと配置、派遣できないのか」と医師不足、偏在対策の遅れに憤る。

同時に、市民の側が勤務医や看護師の過酷な勤務実態を理解したり、

使命感に対する感謝を伝えたりする活動を進める必要性も強調。

「市民が地域医療を支えるとの気構えを持ちたい」との思いも口にした。


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>市内の主婦(38)。


医療を馬鹿にするのもいい加減にしろ!!!!


>せめて中学生まで医療費を無料にしてもらえれば、

>安心感が増すのに


べつに今のままでも小児医療は受けられるんだから安心だろうに。

世の中には小児科まで車で1時間かかるところもあるのに・・・


だいだいこの「安心感が増すのに」って

「財布の安心感が増すのに」ってことだろ?

子ども手当で医療費払えばいいだろうが。


>子宮頸(けい)がんワクチン接種も気になるが、

>「今のままでは個人負担が重すぎ。細かいところにも目を向けて」


払う金に見合った価値がないと思うなら接種しなければいいじゃんか。

アンタが子宮頸癌になっても世の中は困らないんだから。


この主婦に必要なのは医療政策じゃなくて経済政策ですよ。



俺も言ってみる。

「せめて22時まで指名料を無料にしてもらえれば、安心感が増すのに

シャンパンも気になるが

「今のままでは個人負担が重すぎ。細かいところにも目を向けて」

(なんてひどい客だろう・・・)


>同時に、市民の側が勤務医や看護師の過酷な勤務実態を理解したり、

>使命感に対する感謝を伝えたりする活動を進める必要性も強調。

>「市民が地域医療を支えるとの気構えを持ちたい」との思いも口にした。


ぜったいこれ>市内の主婦(38)に向かって書いてるよね。




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医師不足対策 計画的な人材配置策を示せ(7月10日付・読売社説)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100709-OYT1T01232.htm


医師不足をどう解決するかは、国民の健康と安心にかかわる重要な課題だ。党派を超えて知恵を集めねばならない。

 参院選で各党は、医療の充実を公約の柱の一つに掲げてきた。だが、医師の増員策が中心で、それ以上に踏み込んだ施策は乏しい。

 民主党は、医師を現在の1・5倍にすることを目標に医学部の学生を増やす、としている。約8500人だった医学部の入学定員を政権1年目に360人増員した、と成果も強調した。

 しかし、入学した医学生が一人前の医師になるまで10年近くもかかる。医師数1・5倍が実現できるとしても、さらに先のことで、現状はそれを待てない。

 ならば、医師不足がより深刻な地域や分野に、集中的に人材を送りこむ政策が必要だろう。

 この点について民主党の参院選公約は言及がない。昨年の政権公約(マニフェスト)には「地域医療計画を抜本的に見直し、支援を行う」と盛り込まれてはいるが、政権党ならば、今後、もっと具体的な政策を示すべきだ。

 自民党は「県境なき医師団」というアイデアを掲げた。1000人規模の医師を国が確保し、医師不足で緊急事態にある地域に派遣する構想である。

 だが、対症療法にはなりえても恒久的な解決策ではない。また、即戦力として応援派遣できる医師を1000人規模で確保することなど、可能なのだろうか。

 やはり、医師の人材配置を計画的に行う仕組みを、早急に作る必要があろう。


 即効性のある方策は、例えば、

卒業後2年間の義務研修を終えた若手医師のうち、

専門医をめざして後期研修に臨む人を、

大学病院など全国の基幹病院に偏りなく配属することが考えられる。


 そして、人材に余裕が生じる大学病院などから、

医師不足の深刻な地域へ中堅・ベテラン医師を派遣する。

その計画を立て、調整する医師配置機関を都道府県ごとに創設する。

求められるのは、そうした根本的な施策である。


 最高裁で8日、過酷な勤務による過労で自殺した小児科医の遺族と病院が和解した。和解条項に、「医師不足や医師の過重負担を生じさせないことが国民の健康を守るために不可欠」という、異例の一文が盛り込まれた。

 政治はこのメッセージを重く受け止めねばならない。社会保障の超党派協議で、()(じょう)に載せるべき議題である。

2010年7月10日01時19分 読売新聞)

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即効性のある方策は、例えば、

>卒業後2年間の義務研修を終えた若手医師のうち、

>専門医をめざして後期研修に臨む人を、

>大学病院など全国の基幹病院に偏りなく配属することが考えられる。


初期研修医でさえ偏ってるのに、後期研修医の偏りを無くせるかな??


>そして、人材に余裕が生じる大学病院などから、


いや、余裕は生じないって。

いままで人不足だったのが少しは解消されるだけだって。


>医師不足の深刻な地域へ中堅・ベテラン医師を派遣する。

>その計画を立て、調整する医師配置機関を都道府県ごとに創設する。


「戻ってきたら助教、講師、准教授、あるいは診療部長、副院長にしてやる。」

という、甘~いラブラブ口約束に騙されて派遣される人もいるでしょうけど、


かなりの割合で、

これを機に大学病院や基幹病院を離れて、

開業や老健や療養型や

その他自分の好きな所に行く医師が続出でしょう。


>求められるのは、そうした根本的な施策である。


で、全く根本的な解決になってないのね・・・

戦略ゲーム以下の戦略で世の中うまくいくとは思えない・・



【どういう病院に医師が勤務したくなるのか、まじめに考えましょう】


・当直負担の軽減

 →当直室のアメニティの充実、宅直取り入れ、豪華ベッド、豪華食事

   コンビニ受診患者の抑制(自己負担金増加など)

   モンスター患者対策(診察室に緊急ボタン設置、抑止力の検討)

   訴訟対策 (病院顧問弁護士との提携、法律や裁判の勉強会)

   他科や同僚に相談しやすい体制

   特定の科に負担がかからないようにする体制

   

・若手なら指導研修体制の充実

  そして、若手をいじめるのではなく守ってくれる上司が必要

  偉い先生こそ医師の社会的地位向上に努めるべき

  偉い先生自らが奴隷になり下がってはいけない  


・人数に見合った診療内容の検討

  内視鏡をしていたら、透析に呼ばれて、病棟に呼ばれて、外来手伝えと言われ、

  さらに救急車も見ろ、なんて病院には誰も行きません。      


・看護師や事務職員に医師の仕事を一部分担

  看護や事務の業務効率化も同時に徹底する。

  もちろん医師の業務効率化も。

  少ないスタッフでも運営できるシステム作り。


・行政・事務主導の病院ではなく、医師・看護師が主導の病院作り

  薬や機械の採用を非専門職が行うなど言語道断!


ハァハァ疲れた・・・きょうはこの辺で。

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パネルディスカッション (8) 理想の医療、人の心が育てる

読売北海道 医療フォーラム

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=27702

 

田中 医療費増加を掲げる民主党の政権公約について、どう感じるか。

 医療費増やし処遇改善

 片桐 

医療費を増やす方向性は、医師の処遇改善や臨床医学の充実などを図るために良い政策だ。

ただ、地域医療に関するアイデアは出尽くした感がある。

今後は、こうしたアイデアをどれだけ実効性があるものにしていくかが重要だ。


 坂本 

医療体制の根底にある問題を直すには

2、3年かかるだろう。


北海道大学病院と北海道が、

指導医を任期付きの「特任助教」という立場で地方の病院に派遣するとのことだが、公立病院の給与体系で処遇すれば、医師はアルバイトをせずに診察や大学での研究が可能になる。


自治体も業務命令で地方病院に医師を派遣できる。

そうした方法が自治体の計画として普及すれば、

地方勤務を希望する医師は多くなると思う。


 田中 地域医療再生に向け、政府に望むことは。


 小川 地方の勤務医に動機付けを与えてほしい。

そこに赴任して大変な業務をする人たちの立場になって、それなりの処遇をすることが大切ではないか。良い点も悪い点も含めて、

かつての医局制度はそういう役割を果たしてきた


今は大学全体としての計画性が必要だ。順天堂では、医師が地域の要請で赴任する場合、勤務期間を大学でのキャリアとしてカウントし、大学で働いたのと同じ昇給を行う方法を考えている。国としても、ぜひ、そういう体制を整えてほしいと思う。


 田中 財源確保の面で提言を。


 青柳 自己負担が多い現在の社会保険制度は限界に達し、公的資金の導入を望むしかない状況に来ている。公的資金をどこに求めるかだが、国民に「広く薄い」形で求めるのが望ましい。

一つの手法として、消費税引き上げの議論をしてはどうだろうか。


 田中 医師が去っていく医療現場に対し注文は。


 片桐 地域医療の問題や矛盾を誰よりもよく知っているのは医師たちだ。

地方に残るにせよ、去るにせよ、それらを率直に現場から発信することが大切。

医療職が社会的資源であることや、自らが持つ現状を変える力の大きさを自覚してほしいと思う。


 田中 私たち患者側はどんな心構えを持つべきか。


 坂本 人間の心構えでもあるが、患者さんも医療側に対し、「ありがとう」という気持ちを素直に伝えてほしい。しっかりとした国民性の中にこそ、理想の医療を築くことができる。医療とは人類自然淘汰(とうた)への挑戦であり、ヒトのみが有する限界もある崇高な行為といえる。

財源論についても、良質な医療を求めるなら、負担も高まるという認識が必要だろう。


2010年7月7日 読売新聞)

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>片桐さん

>地域医療に関するアイデアは出尽くした感がある。

>地方に残るにせよ、去るにせよ、それらを率直に現場から発信することが大切。


自分とその周囲の人たちだけでは、もう良いアイデアが思い浮かばないということですね、

わかります。


是非このブログにも目を通して頂きたいです。



>坂本さん

>医療体制の根底にある問題を直すには

>2、3年かかるだろう。


すいません、20~30年の間違いですよね?

読売の誤植ということでよろしいでしょうか?

ちなみに相撲協会の根底にある問題を直すのは2~3年ではすまなさそうです。


>指導医を任期付きの「特任助教」という立場で地方の病院に派遣するとのことだ

>が、公立病院の給与体系で処遇すれば、医師はアルバイトをせずに診察や大学>での研究が可能になる。


これは、もしかして、昔問題になった「名義貸し」の合法化版でしょうか?

地方の病院に「常勤」していたら、なかなか研究って難しいとおもうのですが、

常勤医の給料で実態は非常勤ということなんでしょうか?

でもそれだとアルバイトと同じだし・・・


自治体も業務命令で地方病院に医師を派遣できる。

>そうした方法が自治体の計画として普及すれば、

>地方勤務を希望する医師は多くなると思う。


地方勤務と一口に言っても様々です。

てゆうか、ぶっちゃけ貴方行きたいですか?


「内科が5人から0人になったから、お前行け」

「眼科医だけど内科やれ。医者だろ」

「皮膚科だけど透析やれ。医者だろ」

「循環器だけど胃カメラもやれ同じ内科だろ」

↑↑↑

『自治体』というのは平気な顔してこういうことを言いますよ。



本 当 に 貴 方 は 行 き た い で す か ??


>財源論についても、良質な医療を求めるなら、負担も高まるという認識が必要だろう。


よいモノには高い値段がつく。

本来あるべき姿です。

・高度医療の高額化

・選定外療養の拡大

・混合診療の解禁

下の二つは国の負担ではなく患者負担ですから、国には早く認めてもらいたいですね。


>小川さん

>そこに赴任して大変な業務をする人たちの立場になって、それなりの処遇をす>ることが大切ではないか。良い点も悪い点も含めて、

>かつての医局制度はそういう役割を果たしてきた


すいません。意味がわかりません。

田舎から帰ってきたら確実に出世できるとか、そういうことでしょうか???



【結論】

ここに出てくる人の中に、

「今現在も外来・病棟・救急でがんばってます!!」って人いる?

この人たちなりに真剣に考えているのはわかるんだけど、

現場から遠くはなれた弾の当たらない所にいる人たちの話って、

なんか的がずれてるし、リアリティがないんだよなぁ


もっとも、現場にいる人たちは、忙しくて

「フォーラム」には参加できないでしょうけど。

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医療訴訟について弁護士、医師ら討論会 さいたま

 医療訴訟について、法曹界と医療界の相互理解を進めることを目的にしたパネルディスカッションが1日、裁判官や弁護士、医師ら201人が参加して、さいたま市内で開催された。県内の医師や医療機関、埼玉弁護士会所属の弁護士、さいたま地裁の裁判官らで構成するさいたま医療訴訟連絡協議会が企画して2005年から年1回行い、今回は6回目。高い専門性が求められる法律と医療について、それぞれの分野から発表、報告し、会場の出席者を交えて活発に意見交換した。

 パネルディスカッションでは、裁判所、弁護士、医療関係者が医療訴訟について、現状や取り組みをリポートした。裁判所側を代表して同地裁の川崎慎介裁判官が、民事訴訟手続きと医療訴訟の争点を説明。「民事訴訟は当事者が主役だ。提出された証拠のみに基づいて判断され、病院に出向いて証拠を集めたりすることはない」と、裁判所の基本的な権限を解説した。

  弁護士の発表では患者側と医師側の弁護士が、医療訴訟へのかかわり方を報告。

患者側で埼玉医療問題弁護団の赤松岳弁護士は、

90%の人は、弁護団が行う定例相談で医療側への不満を解消してくれた。われわれの活動は、

無用な紛争を防止するためのもの

でもある」と強調した。

 医療関係者は安全対策などについて話した。埼玉社会保険病院の馬場敏江看護科長は、「安全対策を進めるには、職員教育と日々の業務で患者とコミュニケーションを取ることが重要」と訴えた。

 県内では新座市の歯科医院で6月、治療中の女児(2)が脱脂綿をのどに詰まらせて死亡する事故が起きたばかり。参加者からは「医療訴訟専門の弁護士制度をつくらないのか」などと、質問や意見が寄せられた。

同地裁の倉吉敬所長は「お互いが感じるブラックボックスが減り、(法曹界と医療界の)理解が深まってほしい」とあいさつした。



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無用な紛争を防止するために現在行われていること・・・


それは紛争の原因になりそうな疾患を診療しないことでしょうか?



「専門の医者が居ないから診れません。」


「治療できる設備がありません。」


世間から「たらいまわし」と非難されますが、

見方を変えれば「紛争を防止するための努力」とも言えます。


「逃げ」 「守り」の戦略です。



なぜ紛争が起きるのか?


それは患者側が訴訟というカードを持っているのに対し、

医療界にはそれに対抗できる攻撃的手段が無いからです。


「オマエの一族は今度から全員診療拒否」

みたいな診療拒否権を発動できればかなり有効なカードになるのでしょうけど。

あとは「威力業務妨害」とか「名誉棄損」とかで逆に訴訟を起こすことでしょうか?


もちろん、

「患者とコミュニケーション」とかそっち系も大事なんですけれども、

本物のワルにはそんなの通用しないと思います。

北○鮮とか、アルカイダとか見てれば明白です。


もし訴訟に対する決定的抑止力を得たならば、

今まで2の足を踏んでいた分野に挑戦する人が増え、

医療の在り方も大きく変わると思います。


極少数の医師しか居ないような地域唯一の医療機関では

「辞めるぞ」

は抑止力になりえますが、

実際に辞めると医療は崩壊、消滅します。


医療の崩壊を本気で食い止めるには

「辞めるぞ」に代わる決定的抑止力が必要と思います。



法曹界と医療界、絶対に溝は埋まらないだろうなとコレ書いてて思った。

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性同一性障害手術訴訟で和解=慰謝料330万、改善点も通知-京都地裁

 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201003/2010032401034&rel=j&g=soc


性同一性障害と診断を受け、乳房の切除手術を受けた立命館大の大学院生吉野靫さん(27)が医療ミスで皮膚が壊死(えし)したとして、大阪医科大(大阪府高槻市)に対し約3300万円の損害賠償を求めていた訴訟は京都地裁で24日までに、病院側が慰謝料330万円を支払うことなどで和解が成立した。
 和解は19日付で、ほかに、病院側が改善点を書面で通知し、吉野さんが病院に対して意見陳述する場を設けることなどが盛り込まれた。
 吉野さんは24日記者会見し、「性同一性障害の大学病院における正規医療の改善に向けて大きく踏み込むような形で勝利できた。患者の求めるものは多様で、医療側が本人が望む以上の介入をすべきではない。認識を改めるべきだ」と話した。

(2010/03/24-21:02)


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http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10490425445.html

これの続きですね。


医療側が本人が望む以上の介入をすべきではない。認識を改めるべきだ


これには同意します!


「本人が望む医療を、本人の責任で受ける。」


大切なことだと思います!


何をどう望んでいて、どのような介入が気に入らなかったのかわかりませんが、


エホバの輸血

http://www.ceres.dti.ne.jp/~gengen/ehoba/ehoba.html

でも「患者の自己決定権」 が認められています。


もちろん、自分で決定した以上は 

『たとえ 死 ん で も 自 己 責 任』

ですよ。


「俺に決めさせろ!

でも俺の思う通りにならなかったらお前らのせい」


なんて、そんな暴挙が許されるのは北○鮮の将軍様ぐらいです。

国民主権民主主義法治国家の日本ではそんなことありえない、

と信じたい・・・。


医療側は、

患者の自己決定権を尊重し

患者自身の責任で医療を選択することについて

患者から文章で同意を得るべきだと私は思います。


あと、そのうちわかる事なんでしょうけど、

病院側が何をどう改善して、原告がどのような意見を病院に伝えたのか?

これも早めに公表していただきたいです。

じゃないと

性同一性障害を治療する側も治療方針に悩みます。


こんどから

性同一性障害を治療する場合この判例がよりどころになりますから。

吉野靫さんよろしくお願いします。

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