医師不在の尾道・百島に診療所 相模原の次田さん
▽高齢者、復活に喜び
尾道市の離島で、約5年前から医師がいない百島に2011年4月、相模原市の医師次田展之(のぶゆき)さん(37)が個人診療所を開業する。高齢化率64・4%で、健康への不安も大きい島の住民は、診療所の復活を喜んでいる。
次田医師は相模原市出身。現在は市内の病院に勤務し、高齢者約140人を訪問診療している。かねてから医師がいない地域での勤務を希望していた。
インターネットで勤務地を探した結果、百島に医師がいないことを知った。昨年8月から5回にわたって島を訪れ、開業を決めた。妻子は相模原市に残し、島内に家を借りて単身赴任する。
計画では、05年に休止した島内の診療所を、所有者の島民から有償で借りる。看護師1人、事務員1人を置く。尾道市は総額約2800万円を掛け、医療機器の購入や診療所の改修を支援。開業までに島民有志が掃除して受け入れ態勢を整える。
百島は人口610人。尾道市までは高速船で23分、フェリーで43分かかる。通院は1日がかりという。
診療所は休止したが、尾道や福山市内の民間病院は、訪問診療や送迎船を使って島の医療を支え続けてきた。市も昨年7月に救急艇を導入して急病に備える。
百島地区社会福祉協議会の旗手譲会長(79)は「高齢者にとって島に病院があるのとないのでは負担の差が大きい。常駐医師を本当に待ち望んでいた」と喜んでいる。(山成耕太)
▽望まれる所で全力 一問一答
「全精力を注ぐ価値のある挑戦だ」。次田さんは百島での新生活に情熱を燃やす。医師の偏在が社会的問題になる中、医師がいない地域での勤務を志す理由や抱負を聞いた。(山成耕太)
―医師がいない地域での勤務を希望したのはなぜですか。
都会では医師が供給過多となり、患者を奪い合っている現状に疑問があった。望まれる場所で役に立ちたい。それが医療のあるべき姿だと思う。小型機の自家用操縦士と1級小型船舶操縦士の免許を持っている。水上飛行機や船で島を巡って診療したいという夢もある。自分にしかできない診療を目指す。
―百島を選んだ決め手はなんですか。
海が穏やかで島がある瀬戸内海を中心に候補を探した。九州や四国も下見したが、百島は島民の医師を求める気持ちが強く、協力も熱心にしていただいた。
―少子高齢化が進む島で、どのような診療を目指しますか。
医療機器をそろえ、初期の1次救急から在宅、外来、往診をする。必要な場合は専門医がいる島外の病院とも連携したい。採算については不安が残るが、病院があるのなら、島に戻ろうという人が出てくれたらうれしい。
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>小型機の自家用操縦士と1級小型船舶操縦士の免許を持っている。
>水上飛行機や船で島を巡って診療したいという夢もある。
>自分にしかできない診療を目指す。
ゆめのある話です。
乗り物大好きな医師にとっては離島はユートピアかもしれません。
ドクターが運転するドクターカーはすでに運用されているようですが、
これからは
ドクターが操縦する 『ドクターシップ』
ドクターが操縦する 『ドクタージェット』
が一部の乗り物大好き医師の間で憧れの的になるかも ( ´艸`)
自家用ジェットと免許あったら、俺は離島に永住してもいい ( ´艸`)
飛行機乗りまわして人助けも出来るなんて素敵 ( ´艸`)
ただ乗り物操縦したいだけだよね
なんか中学生の妄想みたい(・∀・)
>尾道市は総額約2800万円を掛け、医療機器の購入や診療所の改修を支援。
まず船を買ってあげようよ