戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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湖東総合病院:計画巡り、秋田大が医師派遣に難色 /秋田


JA秋田厚生連が運営する湖東総合病院(八郎潟町)の改築や医師確保を目指す「湖東地区医療再編計画案」について、秋田大医学部が医師配置計画への協力に難色を示していることがわかった。田口聡県議(公明党)が8日、県議会予算特別委員会の総括審査で明らかにした。

 計画案は、同病院を県や周辺町村が支援して24億7000万円で改築して100病床、常勤医師11人程度を目指す内容。

 田口県議や関係者によると、県議会福祉環境委員会の委員と同大の本橋豊・医学部長や茆原順一・付属病院長らが4月に意見交換。

大学側は計画案について「100床の規模を支えるべきなのは大学ではなく県や厚生連。11人の医師配置計画も、大学が関与できることではない」と述べたという。


田口県議は総括審査で「大学の計画案への見方は冷めている」などと指摘。


堀井啓一副知事は「秋田大医学部設立の経緯から、地域への貢献は必要。医師配置を要請しているが、若い医師が残るようキャリア形成(の仕組み)を検討する」と答弁した。【岡田悟】

============================

引用ここまで。



当ブログで散々記事にして

『東北医療崩壊ツアー』でついに激写した

湖東総合病院についてはこちらが便利です。

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10638567142.html



>大学側は計画案について

「100床の規模を支えるべきなのは

>大学ではなく県や厚生連。

>11人の医師配置計画も、大学が関与できることではない」


秋田大の意見は以前に記事にしてます。

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10668651143.html







>田口県議は総括審査で

「大学の計画案への見方は冷めている」


冷めている、というか冷静かつ現実的と思います。





>堀井啓一副知事は

>「秋田大医学部設立の経緯から、地域への貢献は必要。


先日も気になったんですが、この「設立の経緯」って、何??

まさか1県1医大構想のこと?

詳細が分かる人がいたら教えてください。






>医師配置を要請しているが、

>若い医師が残るようキャリア形成(の仕組み)を検討する」


キャリア形成の仕組みって、要するに「マグロ漁船方式」のことかい?


大学生や研修医に借金させて、借金のカタに僻地駄目病院に送り込むやつ。






「秋田大学が医者をくれな~い」 と駄々をこねる秋田県。


「北海道が医者をくれな~い」 と駄々をこねる羽幌町。

羽幌町長へ。都道府県に頼っても駄目だってこれ見てわかったでしょ。


そんな彼らに贈る言葉


『天は自ら助くる者を助く』

意 味: 天は、他人に頼らずに自力で努力し、道を切り開こうとする者を助けてくれるという事。







ps


市町村は都道府県に頼り、(羽幌町・紋別市→北海道)

都道府県は大学に頼り、(秋田県→秋田大学)

大学はパチンコ屋に頼るという・・・(旭川医大→マルハン)

パチンコ屋が頼るのは当然パチンコ客。


パチンコ客が市町村の医療崩壊を救うことになってしまう・・・。

まさに「風が吹けば桶屋がもうかる」だな。

あなたの清き1玉が命を救います。


いっそ、パチンコ屋が北朝鮮に送金する場合、

医療目的の資金を寄付することを条件にしたらどうだろうか?


かなり暴走中

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県外医師を不足病院へ派遣ドクタープール採用ゼロ07年度から(山梨)


 医師不足解消のため、県外の医師を県職員として採用し、医師が足りない県内の病院へ派遣する制度「ドクタープール」の採用実績が2007年度の制度開始以来、ゼロのままとなっている。

 県によると、採用期間は3年で、そのうち2年は県が指定する県内病院で働き、残り1年は医師が学びたい専門分野のある国内病院で研修を受けられる。県は大学医学部への訪問や医学系雑誌への広告掲載、他県の県人会でのパンフレット配布などをして募集してきたが、採用には至っていない。

県は、

〈1〉県が配属先の病院を指定するため、医師が勤務先を決められない

〈2〉都市部を希望する医師が多い――ことなどが原因と考えている。


 長野県にも「ドクターバンク事業」と呼ばれる山梨県と同様の制度がある。07年に始まってから現在87人が登録しており、実際に県内病院で勤務した医師は47人に上る。

 山梨県と異なるのは、医師自身が県内のどの病院で働きたいかを希望できるという点だ。長野県医療推進課は「県内に医師を呼ぶという点では効果を実感しているが、遠隔地の病院を希望する医師が少ないのは課題」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20101007-OYT8T01215.htm

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引用ここまで




山梨のマグロ漁船・・・


かと思いきや、


何のメリットもないシステムだった。




>採用期間は3年で、

>そのうち2年は県が指定する県内病院で働き、

>残り1年は医師が学びたい専門分野のある国内病院で研修を受けられる。


・・・。


・・・・・・・。


・・・・・・・・・・。


一体何が楽しくて、県庁の言うとおりにしなければならないのか?



臨床医にとって、県職員として採用されて

不人気病院に行かされるされるメリットなんて皆無。



○○手当を年間500万円、とかなら餌に食いついてくるかもしれないけど・・・




俺(山梨)と結婚してくれ。

2年間俺の指定する仕事をしてくれ。(※仕事内容はお察し下さい)18禁

そしたら1年間好きなことしてもいいよ。

俺の妻(県職員)と言う身分は保障されるよ。

この条件で僕(山梨)と結婚してくれる人いますかWWW

失恋




山梨で地域医療をしたいなら、自分で好きな就職先を探せばいい。




役所って、どうして上から目線なんだろ・・・

奈良県もそうだし。

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10663664725.html



一方、長野県は・・・


>07年に始まってから現在87人が登録しており、

>実際に県内病院で勤務した医師は47人に上る。

>山梨県と異なるのは、

医師自身が県内のどの病院で働きたいかを希望できるという点だ。



山梨はいかにも「奴隷募集」なのに対し、


長野は長野県限定の医師就職斡旋という感じです。


長野で医者やりたい人にとっては、とくにデメリットはなさそうです。



俺(長野)と結婚してくれ。


俺の妻でいてくれたら好きなことしてもいいよ。

山梨君より、だいぶ条件よくないですか?ハート




>県は、

>〈1〉県が配属先の病院を指定するため、医師が勤務先を決められない

>〈2〉都市部を希望する医師が多い――ことなどが原因と考えている。




自分で原因分かってるし。



本気で医者を山梨の僻地に欲しいなら、

僻地病院自ら魅力的な病院にならないとダメだね。

話しにならんむかっ

おわっとるパンチ!


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 県、総合医育成へ 独自プログラム受講者を募集


 県は今月から、専門分野を超えて全身を診察できる総合医を育成する「いわてイーハトーヴ総合診療医育成プログラム」の育成医師募集を開始した。来春から育成を始める。各地の病院が「リーグ」を組み、地域医療を目指す医師の多様なニーズに連携して対応。医師不足で地域医療を担う総合医の必要性が高まる中、医療現場自ら地域医療を支える人材を育てる。

 プログラムは、各地域の基幹病院と地域病院などがタッグを組み、育成リーグを形成。育成医師は各施設を回り、経験豊富な総合医らから指導を受ける。

 対象は後期研修医や専門医からの転向を目指す医師ら。修練期間はおおむね3年間。

 育成する総合医は

一定規模の病院で内科全般に対応し、専門医を補完する「病院型総合医」と、

地域病院で保健や福祉と連携し

地域や生活に密着した医療を行う「地域包括型総合医」の2タイプ。

 【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

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引用ここまで




近年良く聞く、『総合医』 なる医者。


『総合医』 = なんでもできる


と思っている人も多いかもしれないが、これは違う。


少なくとも、なんでも治せる医者ではない。




じゃ、『総合医』 は何をする医者か?

自分なりの私見を書きます。



① 救急車大病院の救急担当病院


救急と言うのは、素人受けするような


血まみれ交通外傷とか、

薬物中毒とか、

吐血とか、

心肺停止とか、

溺れたとか、

マムシにかまれたとか、


そんな 『派手』 かつ 『わかりやすい』 ものばかりではない。



実際の救急外来で多いのは



頭が痛い。

めまいがする。

目の前が暗くなる。

のどが痛い。

胸が苦しい・痛い。

息が苦しい。

腹が痛い・苦しい。

体がしびれる。



↑こう言って歩いてくるのが大半である。


なんだ、大したことないじゃん('A`)


と思う人もいるかもしれない。



しかし上記の主訴は、

全て『明日死ぬかもしれない』

病気の可能性があります。

(((゜д゜;)))



放置しても良くなるものも多いのですが、

『死ぬかもしれない』病気=「地雷」 を見逃して、

実際に患者が死ぬと、

業務上過失致死やら

訴訟やらで

罪人扱い、臭い飯を食う羽目になるかも・・・

(((゜д゜;)))



ほとんどの医者が救急を嫌がる理由はここにあります。

正直、専門ばかりやっていると、

なかなか「他の診療科」の病気の見極めは難しいと思います。



ここで、全身を診察し、

『ヤバい』 か 『そうでない』 か

判断するときに、総合医が活躍できます。


『地雷見極め専門医』 


と言い換えても良いと思います。






② 病院大病院の不定愁訴担当病院


どんな病院にも、必ずいるのが、

訴えの多い人!


大抵、何年も前から症状が続いている高齢者が多い・・・


頭がモーッとして、

胸がモヤモヤして、

お腹が張って、

体が痒くて、

腰と膝が痛い。


等と言ってる人。


医者 「その症状、いつからあるの?(・∀・)」

 

患者 「もうずーっとなの('A`)」

 

 

開業医にでも行ってくれればいいのですが、

なぜか「自分は重症」と思い込んで

大病院に来ちゃうような人・・・


頭がモーッとして、→神経内科、脳神経外科

胸がモヤモヤして→呼吸器内科、循環器内科

お腹が張って   →消化器内科、婦人科

体が痒くて     →皮膚科、アレルギー科

腰と膝が痛い   →整形外科



1日にこんなに受診できるわけがありません!!


大病院は、それなりに専門性を必要する人が行くところなので、

こういう患者がいると本来の機能を発揮できません。


そこで、

こういう患者は『総合医』が『総合診療科』でみればいい、

ということになります。





③ 病院小規模病院の一般内科医病院


①②を含め、外来にいろんな訴えの人が来ます。


内科なのに『眼が痛い』とかマジで来ます。


僻地の公立だと①のような救急もします。


胃カメラ、大腸カメラ、胃瘻造設、腹部エコー、

心エコー、甲状腺エコー、頸動脈エコー、

胸腔ドレーン、心嚢穿刺、気管切開、

ペースメーカー導入、透析

頭部~骨盤のCT(MRI)画像診断


あたりができると

総合内科医としてほぼ完璧と思います。


さらに、縫合やら脱臼の整復、骨折の診断と応急処置、

耳鼻科の鼓膜切開、眼底検査、なんかも出来ると便利です。


④ 病院開業医病院


①②を含め外来にいろんな訴えの人が来ます。


救急は「当番日」があります。


医療機器は規模と資金力によります。




【結論】


以上を踏まえると、

『総合医』

というのは

どんな場面でも幅広く大活躍するガンダムガンダム

限られた場面で性能をフルに発揮するズゴックズゴック
      ↓ではなくて

どんな場面でもそれなりに対応するザクザク

だと思います。


2日続けてガンダムネタですみません



つまり

専門性よりも汎用性を重視した医者、

と言えます。


車でいえば

ハイエースでもトラックでもGT-Rでもなく、

カローラって所でしょうか?




個人的には


大病院の安い給料で


「①救急地雷処理」


「②不良債権不定愁訴処理」


をやることに魅力を感じません。





総合医をやるなら、絶対に、


「③小規模病院一般内科」


「④開業医」


です。



似たようなリスク、似たような仕事内容なら、

収入が多い方が断然お得です¥






さらに言えば、『総合医』は

医者からは「中途半端で使えない」と言われ、

患者には「専門の先生に診て欲しい」と言われ、

マスコミで取り上げられつつも

日本の医療業界でやり玉にあげられる存在です。


地域医療や救急といった「絶賛崩壊中」の分野で運用しやすいため、

「専門医」が言うほど「使えない」訳ではないだろうと思います。

特定臓器専攻になってからけっこう立ちますが、

「総合医」に目くじらを立てる「専門医」の気持ちがいまだによくわかりません。

「総合」という文字がかっこいいから??

ザクなのにガンダムみたいなイメージが嫌い??

汎用医、一般医、救急診断医、とかにすれば良かった??

ホント、謎です。


ですが、無用なトラブルを避けるため、診療科を聞かれたら「内科」と答え、

細かく聞かれたら「○○(内臓)科」と答えるようにしています。



また、ザクにもデザートザク、ザクマリナー、ザクキャノン、ザクタンク、高機動型ザクと

ある程度専門的なザクがいるのと同様、専門性をもった総合医も実際には多いです。




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是非読んで欲しい、お薦めの書籍の紹介です。

「日本の医療を崩壊させないために」菅谷良男(日新報道)
<詳細> http://sugayayoshio.com/


【救急で診療してもらいたいのに、診療してもらえない!】

「診療拒否」や「病院たらい回し」がなぜ起きるのか?
その原因の一つは「お医者さんの逮捕」にあります。

今、日本では医療訴訟が年間700件以上もあります。
医療における刑事事件届けはこの10年間で約10倍にも増えています。
それに伴い、医師の逮捕も急増しています。


本来、一人でも多くの患者さんを救おうとする
「救急患者」や「高度な手術」をおこなう医師は、
患者さんが亡くなる確率も高く、失敗して患者側に訴えられる
リスクが高くなります。

ですから、「防衛医療」といって、
診療を忌避する医師が増えてきているのです。


■なぜ、医師が逮捕されるのか?


著者の菅谷良男氏は実際に逮捕・拘留されました。

・国内屈指の名門校である開成高校を卒業
・両親の経済的負担を軽くするため横浜市立大学医学部を選択、
・北里大学大学院で日本で最初の形成外科の大学院生となる
・救急医療の問題点を解決するため、厚生省に入省
・土日診療を受けられず、すい臓がんで早世した弟と
弟の残した子供達のために、厚生省を退職
・土日祝日も診療する皮膚科形成外科クリニックを開設


人並み以上のエネルギーを持って生きてきた菅谷氏が
自身の逮捕と、日本の医療が直面している問題について記しました。


医療の問題は、お医者さんだけでは解決できません。
お医者さんにお願いする立場の私達が知ることが重要です。

是非、読んでみてください。


さらに、10月5日(火)・10月6日(水)にお買い求めの方限定で

・日常生活での「応急処置」がわかる書籍
・書籍の内容がよくわかる、著者ロングインタビュー(音声)
<内容一部>
なぜ土日祝日診療を始めたのか
医師の数は増えても医師が不足し続ける理由
地下2階、黒カビだらけの留置所
検挙率20%、有罪率99.9%

上記の特典もプレゼントされます。

是非、この機会にお読みください。

「日本の医療を崩壊させないために」菅谷良男(日新報道)
<詳細> http://sugayayoshio.com/

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県立沼宮内病院:入院用医師、確保できず 移管で岩手町報告 /岩手


岩手町は5日開かれた「町の医療を守る住民会議」で、県立沼宮内病院(60病床)で来年4月以降の

入院患者の受け入れ継続に必要な医師を確保できなかったと報告した。県は今月中の移管先確保を条件に今年4月からの無床診療所化を1年先送りしてきたが、県議会12月定例会に来春から無床化するための条例案を提出する。

 町健康福祉課などによると、町は昨年度から移管先として盛岡市の医療法人と交渉してきた。常勤医2人と非常勤医数人の体制で一般病床(19床)を維持し、小規模老人保健施設を併設する計画もまとめたが、医師との交渉が9月に決裂した。

 住民会議では、提携先の変更を求める意見も出された。民部田幾夫町長は盛岡の医療法人との交渉継続を明言したうえで、「入院ベッドを確保する方針は変わらない。県にも医師確保に配慮を求める」と答えた。

【山口圭一】

==============================

引用ここまで



どうってことない

今更珍しくも無い医療崩壊記事です。


最初これ見たとき、


>入院用医師、確保


って何よむかっ


人間を値段の高い機械みたいに言いやがってむかっ


医療破壊用新聞記者にいわれたくないわむかっ


入院専用で外来できないみたいぢゃないかw

と思いましたが、


次の瞬間、なんかかっこいいかも( ´艸`)

と思ってしまいました。




○○用△△・・・。


値段の高い機械・・・。





・・・。






・・・・・・・。






・・・・・・・・・・。






・・・・・・・・・・・・・・・・。




そうだ!





ガンダム











ガンダム

















ガンダム





ガンダム!




宇宙用モビルスーツ!!

シャアザク ザク ゲルググJ

シャア専用ザク、ザクⅡ、ゲルググ


地上用モビルスーツ!! 

ドム  デザク  グフ

ドム、デザートザク、グフ


水陸両用モビルスーツ!! 

アッガイ  ズゴック  シャアズゴ

アッガイ、ズゴック、シャア専用ズゴック



医療法人 「80パーセント?冗談じゃありません。

       現状で診療所の性能は100パーセント出せます」


町長    「入院病床がない」


医療法人 「あんなの飾りです。

       偉い人にはそれがわからんのですよ。」


町長    「使い方はさっきの説明でわかるが、

        内視鏡な、あの医者に使えるか?」


医療法人 「先生の臨床能力は未知数です、

        保証できる訳ありません」


町長    「はっきり言う。気にいらんな」



※当ブログとして入院病床がいらないと判断しているわけではありません。

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旭川医大が医師に年最大120万円の特別手当 国立では初

旭川医大(北海道旭川市)は、非常勤医師の待遇を改善するとともに、給与格差による研修医の都市部への流出を防ぐため「診療特別手当」を新設した。

 国立医大で初めての試みといい、人材確保が狙い。全国の地方の大学病院で医師不足が深刻化する中、問題解消につながるか注目されそうだ。

 旭川医大によると、対象は非常勤医と研修医の計約150人。年最大で


(1)免許取得後7年以上の非常勤医に120万円


(2)免許取得後7年未満の非常勤医に96万円


(3)研修医に60万円-をそれぞれ支給する。


 導入は非常勤医が10月、研修医は来年4月で、


約370万円だった非常勤医の標準年収は最大約1・3倍になるという。


 財源には、10年ぶりに増額された診療報酬改定で見込む病院の「増収分」のうち、約1億4千万円を充てる方針。

==========================

引用ここまで




旭川医大と言えば、地方に医師を派遣するため、

国内でも例がないような

アバンギャルドな取り組みを行っていることで、

一部の人には有名です。



パチンコ屋から金を貰って医者の給料にする↓

http://ameblo.jp/med/entry-10050719607.html


簡単に医学部に入れるようにして、ド田舎に逝かせる↓

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10628256281.html



その是非はともかく、


医療崩壊にドンキホーテの如く立ち向かおうとする気持ちは分かります。



>約370万円だった非常勤医の標準年収は最大約1・3倍


大学病院の医者の給料が少ないのは本当です。

なので、医局公認アルバイトを行うことで、

どうにか公立基幹病院と同等の年収です。


>(1)免許取得後7年以上の非常勤医に120万円


正直、焼け石に水的な感じもしますが、

旭川医大と旭川医大の僻地関連病院がこの先生きのこれるか

生あたたかい目で見守る事にします。



果たして、


旭川医大は


第二の「旭山動物園」ペンギン


になれるのでしょうか?

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「医療改革は地域主権で」―日医・原中会長


日本医師会の原中勝征会長は10月4日、川田龍平参院議員(みんなの党)の事務所が開いた「いのちの対談」にゲスト参加し、医療改革には地域主権で取り組むべきだとの考えを示した。


対談で川田氏は、地域ごとの特性や現状を踏まえて医療施策に取り組む必要性を強調。『地域主権型』で財源もしっかり確保していけるような仕組みに変えていかないといけない。医療改革をしていく上でも、地域主権にすることがすごく重要だ」と述べた。

 原中会長は、これに「大賛成だ」と同調。「医療全体、保健まで含めて、県を単位としてやってもらえれば」と、地域主権による医療改革を主張した。また、「医師免許を持ったら、日医には入らなくても全員が(都道府)県医師会に入り、住民の健康を守るシステムを提案していこうと思っている」とも述べた。

■臨床医の適性ある医学生を
 原中氏はまた、医師の地域偏在の解消策として、「医学部定員の少なくとも半分ぐらいは地元に残る人を採用すべきだと思う」と述べた。医学生の資質については、「世界的に通用する学問をする人も重要だが、臨床医として適性のある人を選んでほしい」と求めた。

=========================================================

引用ここまで



>地域ごとの特性や現状を踏まえて医療施策に取り組む必要性を強調。

>『地域主権型』で財源もしっかり確保していけるような仕組みに変えていかないといけない。


この部分に特に異論はないです。



>「医療全体、保健まで含めて、県を単位としてやってもらえれば」




>県を単位



県全域から患者が集まるような病院のマネージメントを行う上で、県も大事だと思うんですけど、


1次、2次医療圏レベルの、いわゆる「自分の街の病院」のマネージメントは、


市町村レベルが主体となって行うべきではないかと思います。



>医学生の資質については、

>「世界的に通用する学問をする人も重要だが、

>臨床医として適性のある人を選んでほしい」



正直、


臨床医としての適性って何?


と思ってしまいます。


確実に言えるのは


世間が希望する臨床医の適性と、

臨床医を続けていく上で必要とされる適性は異なります。



臨床医を取り巻く世間の風は冷たく、

現場の臨床医はその風と闘う覚悟と能力が必要です。



2ちゃんねるからの引用ですが・・・

これくらい↓の覚悟があれば、悠々と臨床ができるでしょう。


『これから医者に必要なのは、明晰な頭脳でも敏峻な手先でも誠実な人格でもない。
いくら訴訟をくらっても、金で解決すればいいというドライな感性と

警察にねじこ まれても従容とできる鉄の平常心を持った人物が必要。
患者に胸ぐらつかまれ、唾をはきかけられたくらいで

モチベーション下がるような 性格の人間は、

これからは医者には向かない。』

僕は、まだまだ、こんな境地に達することはできませんが。


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医師不足対策で秋大と意見交換 県議会福祉環境委


 県議会福祉環境委員会(三浦英一委員長)の委員9人が4日、秋田市の秋田大医学部を訪れ、本橋豊医学部長らと本県の医師不足対策をテーマに意見交換した。


委員側からは「地域の医師不足は深刻。現状をどう認識しているのか」、


大学側からは「医師は自分の意思に従って動く。駒のように動かすのは不可能」との声が出た。

 意見交換は初めて。同委員会が大学側に呼び掛けた。大学から本橋学部長、茆原(ちはら)順一医学部付属病院長ら7人が出席した。


委員が「秋田大医学部は、地域医療に貢献する医師の養成を目的に発足した。なぜ医師不足に陥るのか」と質問。

本橋学部長らは2004年度に導入された新臨床研修制度の影響を挙げ、

「大学中心の育成システムが破壊され、都市部への医師の流出が始まった」と答えた。

 湖東総合病院(八郎潟町)の将来像を示した湖東地区医療再編計画案(県など策定)について、

委員から「提案されている100床程度の規模や医師11人の確保は、大学側の協力がなければ不可能」といった意見が出た。


大学側からは「宿直の頻度が高いなど基幹病院の勤務医は疲れている。地域医療の崩壊には基幹病院の労働条件も関係している」との指摘があった。

http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20101005e

============================

引用ここまで



医学部長の意見は現実的で現場の声を反映していると思います。


>「医師は自分の意思に従って動く。駒のように動かすのは不可能」

 

 

その通りです。

 

じゃ、医師を駒のように動かすにはどうすればいいか?

 

その方法の一つは、当ブログで

 

『マグロ漁船方式』 と呼んでいる、

 

医学生や研修医を借金漬けにして、

借金のカタに、誰も行きたがらない病院に送り込むシステムです。

 

↓こっちも見てね↓

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10663617923.html

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10628265661.html

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10628256281.html

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10483746819.html



借金のせいで

自分の仕事を自分の意思で決められないのなら、

はっきり言って資格を取るメリットがありません。



まあ、既定の年数を『駒』として過ごすか、

あるいは借金を返せれば晴れて自由の身ですが。



まあ、貧乏な家庭の口減らしとして

一定の存在意義があることは認めます。


しかし、医療システムの維持を『マグロ漁船』に頼るのは無理があります。




>「秋田大医学部は、地域医療に貢献する医師の養成を目的に発足した。なぜ医師不足に陥るのか」

>「大学中心の育成システムが破壊され、都市部への医師の流出が始まった」


大学の意見をさらに補足すると、


医学部に行きたい人で、

特別天才でもなく、

特別裕福ではない人にとっては


正直、学費の安い国公立大学医学部ならどこでもいい。

  ↓

秋田等の地方の大学に、全国各地から学生が集まる。

  ↓

卒業したら全国各地に散らばる。



要は、秋田などの地方に魅力がなければ残りません。


>「提案されている100床程度の規模や医師11人の確保は、大学側の協力がなければ不可能」

>「宿直の頻度が高いなど基幹病院の勤務医は疲れている。地域医療の崩壊には基幹病院の労働条件も関係している」


                 ┌─┐
                 |も.|
                 |う |
                 │来│
                 │ね│
                 │え .|
                 │よ .|
      バカ    ゴルァ  │ !!.│
                 └─┤    プンプン
    ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ  (`Д´)ノ    ( `Д)
    | ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─| ̄ ̄ ̄|─□( ヽ┐U
~ ~  ̄◎ ̄  . ̄◎ ̄   ̄◎ ̄   ◎->┘◎


労働条件の悪い病院から逃げた人の気持ちって、こんな感じかな?




地域枠、すなわち『マグロ漁船方式』 関係者に言いたいのは、

借金のカタに医者を無理やり労働条件の悪い病院に送り込んでも、

その『マグロ漁船方式』の悪評が世の中に広まって、

結果として、誰も地域枠に応募しなくなります。

いや、すでに地域枠は不人気ですが・・・


1000万程度の借金なら、みんなすぐ返してしまいます。

3000万程度の借金なら、マンションをあきらめれば返せます。


どうしても『マグロ漁船方式』を維持したいのなら、

思い切って1億ぐらい貸してやったらいいんじゃないでしょうか?



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101例目の脳死移植へ


日本臓器移植ネットワークは3日、関東地方の病院に脳出血で入院していた70代女性が、改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと発表した。

 女性は書面で意思を表示しておらず、家族が提供を承諾した。家族の承諾による脳死判定は7月の改正法の全面施行後14例目で、本人の書面での意思表示があったケースを含めると15例目となる。1997年の臓器移植法施行後、臓器提供が行われると101例目の脳死移植となる。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=31594

2010年10月4日 読売新聞)

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引用ここまで。

・・・。

「101回目のプロポーズ」

を思い出してしまった。

歳がばれるな。

アラサーか?

それとも

アラフォーか?

SAY YES

脳死も臓器移植も専門外で、正直、良くわからないです。

今日は特に取り上げたい記事もなく。

ブログにサブタイトルつけたりした。

~医療のスキマに火を放て~

一応元ネタあります。

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テーマ:

「喫煙だめ!」見張るかかし 岡山の病院、効果は抜群


張り紙で呼びかけても、いっこうに減らなかった病院玄関前の喫煙者。その退治に、岡山県倉敷市の児島中央病院が「かかし」で成功した。

 6年前、敷地内を全面禁煙にしたところ、建物内で吸う人はいなくなったが、代わりに玄関前が煙で覆われる事態に。苦情も絶えなかった。

 「見張りと言えば、かかし」という職員のアイデアで、9月上旬、白衣を着た医師と看護師、3人の子どもを置いた。すると、吸う人がパタッと消えたという。冬には、サンタクロースに見張りを頼むという。

http://www.asahi.com/health/news/OSK201009280112.html

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引用ここまで



これは今までなかったな!



「迷惑行為は110番」


「その救急車本当に必要ですか」


「嘘の診断書は犯罪です」



色々応用できそう!




顔も医者の写真にしたらいいんじゃね?


悪ガキに落書きされそうだけど。

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