戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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損賠訴訟:診察中に男児転落、重い障害 市側が争う構え--初弁論 /鹿児島

http://megalodon.jp/2010-1016-2102-30/mainichi.jp/area/kagoshima/news/20101016ddlk46040630000c.html

 鹿児島市立病院で診察中に処置台から転落し重い障害が残ったとして、奈良市の男児(4)と両親が、鹿児島市に約1億7000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、鹿児島地裁(牧賢二裁判長)であった。市側は請求棄却を求め、全面的に争う姿勢を示した。

 訴状によると、男児は生後7カ月だった07年1月、当時住んでいた鹿児島市内の

自宅で頭を打ち同病院に運ばれ高さ約70センチの処置台の上で診察中、主治医らが目を離したすきに床に落ちて手足などに後遺症を負った。

「医師は常時監視するか、ベッドに安全柵を設置すべきだった」と主張している。

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引用ここまで




>自宅で頭を打ち同病院に運ばれ


>診察中に処置台から転落し重い障害が残った


家で頭ぶつけたのは障害と関係ないんですか?素朴な疑問





>「医師は常時監視するか、ベッドに安全柵を設置すべきだった」


子供は全員、柵ついたベビーベッドみたいのに入れとけばよいのね・・

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常勤外科医1人退職 笠岡市民病院、緊急手術困難も想定


 笠岡市は15日、18日付となる市民病院の異動を発表した。17日付での医師の退職に伴う対応で、常勤の外科医師が3人から2人体制になる。このため、夜間などに緊急手術が困難となる可能性もあり、市は今後、岡山大などに医師の派遣を強く求めていく。

 退職するのは

村松友義外科部長。市によると、倉敷市真備町の真備中央病院に院長として赴任するという。このため、

村松部長が兼務していた放射線科と真鍋島診療所長を18日付で

戸田耕太郎診療部長が兼務する。

同様に空席となる

診療情報管理室長を加原健治内科部長が兼務する。

消化器科長は、小林和也外科部長が兼務する。

高田泰紀病院管理局長は「常勤の外科医が減り、緊急の手術が困難になる事態も想定される。医師の確保へ岡山大などに働き掛けたい」と説明した。(谷本和久)

==========================

引用ここまで。


緊急の手術が困難という、どうってことのない記事ですが、



注目はこの医者の役職


村松友義先生:

元外科部長 兼 元放射線科長 兼 元真鍋島診療所長


戸田耕太郎先生;

診療部長 兼 新放射線科長 兼 新真鍋島診療所長


加原健治先生:

内科部長 兼 診療情報管理室長 


小林和也先生:

外科部長 兼 消化器科長


高田泰紀先生:

病院管理局長



診療部長、

内科部長、

外科部長、

消化器科長、

放射線科長、

診療情報管理室長、

病院管理局長。



・・・。



ずいぶんいろんな役職ありますね・・・。



『部長』ってなんか偉そうですが、

某公立病院の某科は

上から


副院長

主任部長

部長

部長

部長

医師

医師

医師


で、ヒラより部長のほうが多かったりする。





僻地の公立病院だと


院長

副院長

医長

医長


で全員名ばかり管理職状態。





とある基幹公立病院某科は


診療部長

診療部長

診療部長

医長

医長

医長

医師

医師


だったな。


同じ病院のマイナー科は

医者が 診療部長 一人しかいなかったな。





とある僻地市立病院某科は


院長

副院長

診療部長

部長

部長

医長

副医長

副医長


で、もう「長」がつけばなんでもいいやというヤケクソ感が漂ってたな。










おれの 前職も 内科医長 兼 医局長 だったな。

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バイオハザード4の感想


 迫力のアクションと映像。本作の魅力はこれに尽きる。飛行機の燃料どこで補給したのかとか、東京の地下にあんなスペースあるのかとか、ストーリや設定のの細かい話は、ま、抜きにしましょう。

 一番の迫力はシャワールームでの、巨漢の怪物との決闘シーンです。あの怪物はゲームでも苦しめられた事もあり、映画で見ると迫力と恐ろしさがさらに伝わってきます。斧が回転しながら観客席側に向かってくるシーンを含めて、ここは3Dで見たいところです。

 冒頭の渋谷で女性(中島美嘉らしいです)がいきなりゾンビになって人を襲うシーンは、ストーリー的には読めましたが、カメラアングルや色遣いを含めてホラーっぽく、いつゾンビ化するのかドキドキできて良かったです。

 東京の風景、地下施設、東京核爆発シーンともに素晴らしい映像美でしたが、最初の舞台を東京にしたこと、忍者っぽいアクション演出は、正直、日米双方のマーケットを意識しると思います。外人は「Ohhhhhh!Ninja Action cooool!!」 みたいに思うんでしょうか?ところどころに、ゲームの最新作『5』から拝借したアイデアが多く、ゲームをやった人向けの演出も散見されます。ラスボスとの戦いは、「マトリックス~!!」って感じですね。ラストに敵ヘリが大量にやってくるのは、あからさまな「続く!」というメッセージですな。

 

 個人的に好みなのは、刑務所の屋上から下を見たときに、ゾンビが群がっていることでしょうか?墜落するかと思われた飛行機が、ゾンビの頭にプロペラを擦って血を飛ばしながら離陸していくと所や、屋上からゾンビが落下するシーンが特に好きです。なんでかわからんけど・・・ね。


 あとは、自分が持ってる「タグホイヤーカレラ」の広告とか、ボスのメガネが俺のメガネに似ている点に自己満足してました。 クリス・レッドフィールドを演じているのはウェントワース・ミラーという俳優だそうな。

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10月15日付・コンビニ診療

 政府が昨年発足させた行政刷新会議。「規制・制度改革に関する分科会」の作業部会に37歳の医師が起用されることになった。部会には医学界の大御所など、そうそうたる委員が名を連ねる。そこにほぼ無名の若手医師が選ばれた理由は、「コンビニ診療」だった。

 東京都内のJR立川駅改札からわずか30秒の「ナビタスクリニック立川」の院長、久住英二医師。2008年にJR東日本の要望で駅舎内にクリニックを開設、

平日の夜10時まで営業しており、

通勤帰りのサラリーマンなどがコンビニ感覚で利用できる。

 06年に仲間と新宿駅西口の雑居ビルで実験的に、夜間まで診療を行う小規模な診療所を開設。

平日夕方6時から夜間3時間の利用者が1日平均20人にも上ったことから、

「コンビニ診療」のニーズを実感したという。

 今年2月、同クリニックを行政刷新担当相就任前の蓮舫氏が視察。日本のワクチン治療が欧米より遅れており、硬直的な医療行政の問題点を指摘する久住医師に蓮舫氏が熱心に耳を傾け、作業部会入りにつながった。

 医師不足が深刻化する一方、市民の生活スタイルの多様化に伴い、医療サービスへのニーズが変容する現代社会。

「医療資源の適正配分が不可欠」と訴える久住医師は「夜間でも待ち時間が少なく、嫌な顔ひとつされずに受診できるコンビニ診療」の重要性を力説する。

 ただコスト負担などの問題も絡み、前途は不透明。

「消費者中心型社会」実現の試金石として、しばし注目したい。(K)


http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/column/article.aspx?id=20101015000078

====================================

引用ここまで



日頃からコンビニ受診反対を表明していますが、


救急外来というのは、

昼働いた医者が、そのまま夜も働いて、

さらに次の昼も普通に働きます。

救急車急いで救わなければならない人のために、

やむなくやっている外来なので、

これをコンビニのように利用することには絶対反対です。


夜のお医者さんの通常外来を気軽に受診しても一向にかまわないです。



>東京都内のJR立川駅改札からわずか30秒の「ナビタスクリニック立川」

>平日の夜10時まで営業

>通勤帰りのサラリーマンなどがコンビニ感覚で利用できる。

昼に働く人が多い東京とかだと、たしかにニーズがありそう。

俺も夜間の通常外来があったら行くと思うし。



救急外来にやってきたコンビ二受診も、夜のお医者さんに誘導可能。


「ナビタスクリニック立川」で通常外来やってますよ!

当院よりサービスいいですよ!

言ってみたい( ´艸`)


夜夜のお医者さんの問題点night view*


①元気な『労働者』はかなりニッチなニーズだと思う。

 (普通、診療所のメインユーザーは『高齢者』)


②たぶん大都市中心部でしか成り立たないので賃料も凄い。


③3時間営業では採算はとれない。


④かといって、昼から営業開始すると昼の診療所と競合する。


⑤でも深夜まで営業すると普通の患者が減り、ケンカ・酔っ払いが運ばれてくる。


⑥そういうのを怖がって患者が来なくなる。


⑦そういうのを怖がって働く人もいなくなる。


⑧夜なら光熱費もバカに出来ない。


⑨夜の医者が増えると、昼の医者が減る。


⑩一般病院の救急から絶対キラーパスが来る




ニーズは確かに存在するのだが、

今の医療制度では昼でも夜でも医療行為の値段は同じなので、

採算は厳しいのではないか?


もうかるなら、みんな、もうすでにやってますって。



そこで!

夜間は追加料金を請求出来るようにすべきである。

たのむよ蓮舫氏!


(昼)昼自己負担300円 + 保険700円


(夜)夜自己負担300円 + 保険700円 + 夜間追加加算(自由設定・値引き可)



【夜間追加料金表】 作ってみた。


17~18時  500円

18~19時 1000円

19~20時 1500円

20~21時 2500円

21~22時 4000円

22~23時 6000円

23~24時 8500円

24~1時 12000円

1~2時  15000円

2~3時  20000円



たぶん、24時超えたら、院長は外で客引きやってます。


「二日酔いを明日に残さない!

スペシャル点滴1時間6000円ポッキリ!

ナース指名可!!」


ていう看板持ってます。


「帰る前にどうすか?僕もこの点滴いつもやってますよ!!」



点滴の中身は

ラクテック、ガスター、プリンペラン

オプションでロピオンと強ミノつけよう。









どうでもいいけど、37歳ってもう若手医師じゃないよね。

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妊婦、医師の負担軽減を/上十三のお産施設


 上十三地域の産科医療を支えてきた十和田市立中央病院と七戸町の民間医院が、10月末で分娩(ぶんべん)を取りやめることになった。同地域でお産ができる医療機関は、三沢市立三沢病院と十和田市の民間医院の2カ所だけになる。

 いわゆる出産難民と呼ばれる事態に直面した妊婦らは、ほかの医療機関での出産に変更せざるを得ない。医師にとっても分娩中止は不本意な決断であったに違いなく、多忙を重ねた末の健康問題が理由となった。

 「子供を産むという普通のことが、なぜ地元でできないのでしょうか。

(お産に困らない地域と比べ)不公平だと思います」。3人目の子供の出産を来年3月に予定する七戸町の30代の妊婦は、思わぬ分娩中止に戸惑いを隠せない。

 「今回も地元で産もうと思っていたのに…」。1人目も2人目も、地元の医療機関での出産だったが、出産施設を自宅から5分ほどの医院から、車で1時間近くかかる青森市の県立中央病院に変更した。

 妊婦健診 は引き続き地元で受けることができるが、出産間近になってから車で県立中央病院へ向かうことになる。その日が悪天候で渋滞でもしていたら…。数カ月後を思うと「今から不安になる」という。

 心身ともに安定した状態が望まれるはずの妊婦がストレスを強いられるようでは、地域に住む人々が安心して生活できない。

 県医療薬務課によると2010年9月現在、県内で分娩可能な医療機関・助産院は35施設で、01年4月に比べて7施設減った。上十三地域は、分娩を扱う1施設当たりの出生数が334人(09年度)で、県内6医療圏域の中で最も多い。

 分娩を扱う施設が半減すれば、残る産婦人科医の負担がさらに増すという悪循環に拍車がかかるのではないか。そんな懸念が強まる中、既に周辺の医療機関に影響が出ているという。

 産婦人科の常勤医1人で、あとは非常勤でしのいでいる三沢病院は十和田市立中央病院が分娩中止を決める前の今年1~4月の分娩件数が月平均20件以下だったのに、今は月40件程度まで増えている同病院事務局の責任者は「上十三エリアの産科は既に崩壊している。お産をやっている施設に負担がかかる今の状況はおかしい」と訴える。

 自治医大の高久史麿学長は、1年半前の本紙記事(09年4月23日付朝刊「大討論・医療崩壊」)の中で、

地方行政と大学が連携した取り組みを促している。

 「医師不足 の解決を図るにしても、不足だから集めてこい、というやり方ではおぼつかない。例えば産婦人科医が不足しているなら、医学部の地域枠を全員産婦人科に充てるなど、各地域が知恵を絞り、汗をかき、

思い切った策を講じてほしいものだ」。こういった策が本県で可能か、有効かなどは、検証してみなければ分からない。

 県は月内にも、青森、八戸、下北の3圏域で分娩を扱う医療機関などに、上十三圏域の妊婦の分娩を受け入れるよう要請する場を設ける。ただ、それは当面の措置であり、根本的な解決ではない。県民の不安を払拭(ふっしょく)できるような「思い切った策」に期待する。
http://www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2010/sha20101015.html

==============================

引用ここまで。


上十三って、大阪かと思ったら青森の事だったのね・・・。




「子供を産むという普通のことが、

>なぜ地元でできないのでしょうか。

>(お産に困らない地域と比べ)

>不公平だと思います」。


子供を産むのは普通の事。


でも、

安全で安心な出産は

もはや贅沢の部類に入ると思う。


俺も、

僻地勤務医だった頃

23時で閉まるコンビニとか

17時で閉まるガソリンスタンドとか

カー用品店がないとか

吉野家がないとか

ココイチがないとか・・・


実に不便だとは思いましたが、


でも、

すべてその地域に住むことを選んだ人の責任、

と思ってあきらめました。


>自治医大の高久史麿学長

>地方行政と大学が連携した取り組みを促している。
>地域枠を全員産婦人科に充てる


地域枠を全員産婦人科・・・

確かに思い切った取り組みです。

実現可能性や是非はともかく。


ところで、

高久史麿学長は

僻地医療の

経験がおありですか?

入学定員の半分を地域枠にして、

パチンコ屋から金を貰った旭川医大は結構思い切ってると思います。


ドクタージェットも思い切ってます。

>産婦人科の常勤医1人で、

>あとは非常勤でしのいでいる

>三沢病院は


>分娩件数が

>月平均20件以下だったのに、

>今は月40件程度まで増えている


>「思い切った策」に期待する。


アメリカここで米軍思いやり予算の出番ですよ国旗(日本)

http://ameblo.jp/fighting-doctor/entry-10638603460.html


これがあれば、金には困らない。


この金の力で産科医をかき集めてはどうでしょう?


(たしか三重で年収6000万で募集して1年でやめた産科医いたけど)


野良妊婦とモンスター患者は米軍に退治してもらいましょう。


米軍機をドクタージェットにして日本のどこかに妊婦を運びましょう。


どうですか?


かなり思い切ったと思いますが、甘いですかね?

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長野県へき地医療検討会が初会合

2010.10.16 03:14

 県へき地保健医療検討会は15日、県庁で初会合を開き、県内の僻地(へきち)における保健医療の現状について意見交換し、

医師の確保策などの改善策について課題の洗い出しを図った。

 会長に選出された中沢勇一・信州大医学部地域医療推進学講座准教授は

僻地医療の課題について「地域の病院の医師不足が根底にある」と指摘。

意見交換では専門医に評価が集まる一方、総合医への評価が低くなりがちな医療機関内部の現状を指摘する意見も出て、

地域の診療業務を担う総合医成育が重要だとする意見が目立った。

 また、診療所の維持よりも患者と地域の病院を結ぶ公共交通の確保

診療所をバックアップする地域の中小病院における医師確保などを訴える意見も相次いだ。

http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/nagano/101016/ngn1010160314001-n1.htm

=======================================================================

引用ここまで


>医師の確保策などの改善策について課題の洗い出しを図った。


>僻地医療の課題について「地域の病院の医師不足が根底にある」


>意見交換では専門医に評価が集まる一方、総合医への評価が低くなりがちな


>地域の診療業務を担う総合医成育が重要


>診療所の維持よりも患者と地域の病院を結ぶ公共交通の確保


>地域の中小病院における医師確保



どれもこれも、かなり昔から言われてきたことばかり・・・


まあ、今回は初会合ですから、会合をきちんと運営できるかどうか等、

手順の確認をやることが目的だったのでしょう。


具体的な改善策は、たぶんこれから話し合われるんでしょう。





そして結論は

信州大学の地域枠拡大。

長野県の医学生奨学金拡大。

信州大学内に県の寄付講座を設置。

ドクターヘリ増やす。

高速道路作る。

ま、こんなとこじゃないすか?

なんか目新しい意見を期待してます長野県様。

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地域医療再生を討議 秋田市で全国自治体病院学会

 第49回全国自治体病院学会(学会長=佐々木秀平・市立秋田総合病院長)が14日、2日間の日程で秋田市で始まった。初日は県民会館で地域医療の在り方を探るシンポジウムや9分科会を開いた。

 医療従事者の研さんが目的で、本県での開催は初めて。全国から約2800人が参加している。「地域医療の再生に向けて」がテーマで、佐々木学会長は「医療を取り巻く環境は厳しい。医療従事者は患者に百パーセントの体制を準備して臨むよう、意識改革に取り組む必要がある」

同学会の邉見公雄会長(兵庫県赤穂市民病院名誉院長)は「職員全員が院長という気持ちで業務に臨んでほしい。汗や涙を流さなければ、血を流してしまうことになる」と述べた。

 シンポジウムは「自治体病院の活性化に向けて」のタイトルで開催。看護師や弁護士など4氏が登壇した。このうち、岩手県の達増拓也知事は同県の医師確保策を紹介。「医師確保を県民運動として展開している。住民が地域医療の担い手であるという認識を持つようになった。それが勤務医の意欲向上と離職抑制にもつながっている」と話した。

http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20101015a

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引用ここまで


>「医療を取り巻く環境は厳しい。

>医療従事者は患者に百パーセントの体制を準備して臨むよう、

>意識改革に取り組む必要がある」


この「百パーセントの体制」って何?


病院が標榜するスペックをカタログどおりに提供しなさいってこと??



俺は、


現状では100%の体制を準備できていないので、


規模を縮小して、それを「100%」と定義すれば良い。


80%の病院より、120%の有床診療所にする。


あるいは


50%の病院同士を合併させて100%の病院にする、


ってことなのかなと思った。


要はダウンサイジングと集約化ね。


さすがに今の戦力のまま無理して頑張れとかいう意味ではないと思う。

まさか・・・まさかね。でも秋田だからね。



>「職員全員が院長という気持ちで業務に臨んでほしい。

>汗や涙を流さなければ、血を流してしまうことになる」


いいたいことは何となくわかる。


公立(特に都道府県立)の職員は


「どうせ俺の町の病院じゃないし」


「病院なくなっても転勤するから関係ないし」


「頑張っても給料変わんないし」


こんなのばっかりなので、少しは職員に病院運営や地域医療のことを考えてほしいのだと思う。


ただ、職員全員が院長といわれると


本物の院長と、院長になったつもりの幹部職員との間に軋轢が生じるのは必至。


「アンパンマンとその仲間たち」


てのは理想的な職場の話であって、



現実の職場は


「アンパンマンアンパンマンとバイキンマンアンパンマン2とウルトラマンウルトラマンとパーマンぱーまん1号





がそれぞれ勝手なことやってるのが大半でしょう。




>「医師確保を県民運動として展開している。

>住民が地域医療の担い手であるという認識を持つようになった。

>それが勤務医の意欲向上と離職抑制にもつながっている」


知事は一番無難なこと言ってるな。

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美祢市医療守る条例検討県内初、市民にも責務

 

 美祢市は、市と市民、医療機関が医療充実のために果たす責務などを定める「地域医療を守る条例」(仮称)制定の検討を始めた。医師不足などで崩壊が進む地域医療を、安心して受診できる体制に立て直す目的。早ければ、来年3月議会に提案する。県によると、こうした条例は県内では初めて。(鶴結城)


 市によると、


条例には、市民の責務として、


〈1〉かかりつけ医を持つ


〈2〉安易な夜間、休日の受診を控える


〈3〉医療関係者に信頼と感謝の気持ちを持つ――などの明文化を検討している。


市については「市民の健康長寿を推進する施策を実施する」、


医療機関については「医療の担い手の確保に努める」などの目標を盛り込む方針。


 美祢市は2008年3月の合併以降、人口約3万人の自治体には珍しく二つの公立病院を抱える。ただ、人口1000人当たりの医師数は、県内13市の中で最低の1・43人(08年末現在)で、県平均の2・48人を大きく下回る。

 新人医師が2年間、研修先を自由に選べるようになった新医師臨床研修制度(04年度スタート)などの影響で、二つの公立病院に勤務する医師は、06年の22人から10年は14人にまで減少。一方で、外来患者は毎年10万~12万人で推移しており、医師の負担は年々増しているという。

 市が2月、医師らを対象に実施したアンケートでは、

8割が「今の職場を辞めたいと思ったことがある」と回答。


軽症で夜間・休日に気軽に来院する「コンビニ受診」による疲労蓄積や、高圧的な態度を取る患者がいることなども、医療従事者を悩ませているという。

 市は条例案を協議する「市地域医療推進協議会」を設置。14日に第1回会合を開き、市民や医師ら18人の委員が地域医療の課題などについて意見交換した。

 市健康増進課の古屋勝美課長は「行政や医療機関だけでなく、市民も地域医療を守り育てる意識を高めるきっかけにしたい」と話している。

2010年10月15日 読売新聞)
==================================
引用ここまで。



「平和宣言都市」とか「環境を守る条例」とかあったのに、

どうして医療を守る条例がなかったのか?と思ってたら出来たね。


この条例を病院とか広報に貼り付けておかないとダメだね。

条例だけ作っても、市民に浸透しないと意味ないし。





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湖東地区医療再編計画:地域枠奨学金で医師充足見込む--知事 /秋田

 佐竹敬久知事は13日の会見で、湖東地区医療再編計画案を巡り秋田大医学部が湖東総合病院(八郎潟町)への医師配置に難色を示していることについて、地域枠の奨学金などで将来的に医師充足が見込めると説明。「県が寄付講座などで秋田大の医療教育を支えながら、当分は秋田市内の病院や地元開業医とも連携してしのぎ、6~7年後に優先的な医師配置をしてもらえる」との期待を示した。(以下略)

http://mainichi.jp/area/akita/news/20101014ddlk05040007000c.html

================================

引用ここまで



知事・県議会議員が大学病院に圧力をかけ、

寄付講座で県と大学を癒着させ、

医局が地域枠医員に圧力をかけるということですね、

わかります。



こうして地域枠が議員や知事の清き一票につながると。


6~7年後、湖東地区がどうなってるか、生温かい目で見守ることにします。
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富山大に3500万円賠償命令 地裁判決 歩行障害『医療ミス』



 九年前に富山医科薬科大病院(富山市、現富山大病院)で手術を受けた後、歩行障害が残った富山県射水市の女性(76)が、大学側に約六千七百八十万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、富山地裁(田辺浩典裁判長)は十三日、病院側の過失を認め、同大に三千五百二十六万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は二〇〇一年四月、足腰の痛みなどを訴え、富山医薬大病院に入院、椎間板(ついかんばん)などの切除手術を受けた。手術後、足の筋力に障害が生じ、痛みも残った。現在も歩けず、車いすを使っている。

 判決は、病院側が手術後の経過観察を怠り、手術後の適切な時期に、背骨が動くのを抑える治療「固定術」を行わず、悪化した症状への対応が遅れたと指摘した。


 富山大は十三日、「後遺障害の因果関係が不明であるとした鑑定結果が全く評価されない判決であり不服」とのコメントを出し、控訴する方針を示した。

原告女性介助射水の79歳夫

大学控訴に『闘う』

 「誰かを恨みたいわけじゃない。妻に一体何が起こったのか知りたいだけなんだ」。富山地裁が富山医薬大病院(当時)の医療ミスを認めた裁判。夫婦で老老介護の日々を送る原告女性と夫(79)の気持ちは、勝訴でも晴れることはない。

 夫婦が住む富山県射水市内のアパートの小さな部屋。ベッドの手すりをつかみ、腕の力を振り絞って上半身を起こす妻。夫が抱え、やっとのことで車いすに座らせる。

 妻は〇一年春、椎間板(ついかんばん)などを切除する手術を受けた日を境に歩けなくなった。退院後、痛みが増し、翌年初めに同病院での検査で腰椎の圧迫骨折などが確認された。名古屋市内の病院で三度の大きな手術を受け、富山県に戻れたのはその年の夏だった。

 リハビリ療養が始まってから、富山医薬大病院に手術時の医師を訪ねた。「見舞いに行く」との言葉に夫婦で喜び、訪問を待った。しかし、顔を見せに来ることはなかった。

「妻はこんな体になったのに、病院は全く知らない顔。そういう態度を改めてほしい」

 大学側は早速、控訴の方針を表明。

夫も「妻が自力で歩けなくなったいきさつに責任を持ってもらうために闘っていく」と静かに語った。 (中村真暁)

http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010101402000137.html

===================================

引用ここまで


>判決は、病院側が手術後の経過観察を怠り、
>手術後の適切な時期に、
>背骨が動くのを抑える治療「固定術」を行わず、
>悪化した症状への対応が遅れたと指摘した。

>「後遺障害の因果関係が
>不明であるとした鑑定結果が
>全く評価されない判決であり不服」


正直、専門外なので、この判決が妥当であるか否かわかりません。

昔から医学的妥当性を欠いた判例が横行しているのをみると、

これもトンデモ判決かな?と思ってしまいます。

医療行為が正しいかどうかについて、

鑑定結果を覆して

医学の素人である裁判官が最終的に決めるのってどうよ?

といつもながら思います。


>「誰かを恨みたいわけじゃない。
>妻に一体何が起こったのか知りたいだけなんだ」。

>「妻はこんな体になったのに、病院は全く知らない顔。

>そういう態度を改めてほしい」


>「妻が自力で歩けなくなったいきさつに

>責任を持ってもらうために闘っていく」



どう読んでも病院が恨まれてるようにしか思えません。


何が起こったのか知りたいだけなんだ


そう言われても、


正直・・・(゚д゚)ハァ?


裁判になって、真実が掘り起こされたんだから、満足するはずじゃないの?


どうせなら



「病院の医療行為のせいで妻は障害が残った。

超腹立つ。病院が絶対悪い。医者が気に食わない。

謝罪と補償を要求する」



ぐらい正直に言ってくれた方が、後味が悪くありません。



「どうせ税金人の金、

医者が1人や2人いなくなっても別にいいし。」

と医者を切り捨てて安易な和解に走る病院が散見される中、

富山大の「徹底抗戦」の姿勢は頼もしく感じます。


患者側は「大学病院という『悪の組織』を叩く」という正義感をもっているのかもしれません。


富山大もまた「正当な医療行為を多くの患者に提供する」という正義を賭けて闘っているとおもいます。


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