南米で「医の原点」体験
慶大生、格差に衝撃
慶応大の男子医学生3人が今年7~9月の約50日間、ブラジルを旅しながら、現地の医師らに交じって医療行為を体験した。貧富の差による医療格差に衝撃を受けながらも、自分たちが今後目指す医療について考える機会になったという。
同大医学部国際医学研究会が1978年から続けている、卒業目前の6年生に地球の裏側で「医の原点」を体験させるプロジェクトで、4年生の段階で選抜されたチームが現地での活動や研究の計画を立てる。渡航、宿泊、研究に掛かる約950万円の費用も、自分たちで企業や個人を回って提供してもらうユニークな活動だ。
ブラジルでは計7州を訪問した。医療過疎地域の巡回診療では、診断を待つ住民の長い列ができる一方、最大都市サンパウロにあった富裕層向けのクリニックでは、先進的な医療が待ち時間なしに受けられる。
「格差に残酷さも感じたが、水も電気もない所で不十分ながら医療が提供されていたのを見て、医者はいい仕事だと思った」と平田雄紀さん(24)は振り返る。
アマゾン川流域の八つの無医村では目の検査を実施。57人(33%)が白内障で、日本より発生率が高いことが分かった。担当した藤田成人さん(25)は「住民の毛髪の水銀濃度を調べたら日本より高く、影響が疑われた。より深く調べたい気持ちになった」と話す。
都市部の大学病院では救急医療の実習も。動脈からの採血に手間取り、患者に痛い思いをさせてしまったのが「申し訳なくて...」と言う前田祐助さん(25)は「日本で実習にいかに漠然と取り組んでいたか思い知らされ、刺激になった。自分が本当に追求したい専門分野を見つけたい思いが強まった」と話している。
http://www.47news.jp/feature/medical/2010/11/post-444.html
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引用ここまで
医療に限らずですが、
僻地と都会、
貧困層と富裕層、
格差があるのが初期設定、原点です。
>医療過疎地域の巡回診療では、
>診断を待つ住民の長い列ができる一方、
>最大都市サンパウロにあった
>富裕層向けのクリニックでは、
>先進的な医療が待ち時間なしに受けられる。
医学生じゃなくて
「僻地と都会で医療に差があるのはおかしい!!」
と吠える輩にこそ見せてやりたい。
「お前の主張こそおかしい!」と言いたい。
僻地と都会、貧困層と富裕層では、
本来医療に差があって当たり前であり、
恵まれた我が国日本では
国民皆保険制度をはじめとする
政治行政の力で格差を無理やり是正しています。
50床クラスの僻地弱小公立病院でCTや内視鏡を備えていて、
貧乏人でも割と気軽に検査できるのは日本くらいなもんですよ?
医療に差があるのがおかしいのなら、
僻地に
マクドナルドがないのも、
吉野家がないのも、
ヨドバシカメラがないのも、
デパートがないのも、
コンビニが11時で閉まるのも
全部おかしいはずです。