戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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住民の会など 米内沢病院の存続を申し入れ 秋田


県労働組合総連合、県医療労働組合連合会、住民の会などで構成する「公立米内沢病院存続と職員の分限免職処分差し止め裁判支援対策会議は16日、県に対し、公立米内沢病院(管理者・津谷永光北秋田市長)を存続させ、職員の分限免職処分を中止させるよう申し入れた。

 米内沢病院は鷹巣・阿仁地域の3病院(北秋中央、米内沢、阿仁)統合に伴い無床の診療所に移行し来年3月末、職員約80人が全員解雇(分限免職)される方針が出ており、解雇差し止めを求め係争中。

 同会議は、今年4月に開院した北秋田市民病院が医師不足で病床320床のうち177床しか稼働できていない▽地域130世帯の調査では、病院統合により住民がアクセスなどで不便を感じている-などを理由に、米内沢病院の存続と職員の分限免職中止の指導自治医科大学からの医師派遣を申し入れた。

http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/akita/101217/akt1012170212000-n1.htm


引用ここまで

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タイトルに「住民の会」と入っていますが、


どうみても「職員労働組合の会」です

本当にありがとうございました。



さすが副院長が「職員の雇用ための病院」と発言したところは違う

住民のための病院ではなく、職員のための病院。

この病院は、診療機能を失い、最期には『職員に金を配る装置』になってしまいました。

存続できる訳がありません。

末期公立病院の一例として、すべての自治体病院が教訓にすべきでしょう。

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ありがとうメッセージ:医師や看護師に励ましの言葉を 県が募集 /三重

 県内の医療機関に勤務する医師や看護師などを励まそうと、県医療政策室は「ありがとうメッセージ」を募集している。県が推進する医師確保対策の一環で、初めて実施する。

 同室によると、県内の医療機関(病院・診療所など)に勤務する医師は08年末現在、3422人、看護師(助産師などを含む)は1万8092人となっている。また、人口10万人あたりの医師数(08年)は183人で、全国平均の213人を下回っている。特に伊賀地域は115人、東紀州地域は147人と低く、医師不足と偏在が深刻化している。

 県が郵送やメール、ファクスで募集し、メッセージは医師や看護師のもとに直接届けられるほか、県公報やラジオなどでも公表される。募集は来年1月31日まで。問い合わせは県医療政策室(059・224・2326)。【福泉亮】

http://mainichi.jp/area/mie/news/20101216ddlk24040044000c.html

引用ここまで

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自分が診療した患者さんから頂いたお手紙はたしかにうれしいです。

知らない患者が知らない医者に宛てた励ましの言葉を見ても




正直、( ´_ゝ`)フーン としか思えない。


これが医師確保対策になるとは到底思えない。

どうして役所のアイデアってピントがずれているのかしら。



県を介してメッセージを送るより、

主治医に直接手紙を送ったほうが喜ばれると思う。









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病院で異なる対応

 父は92歳を過ぎたころから老人施設に入居しましたが、よく肺炎で入院しました。


ある病院では「よく動くので転落防止ロープをベッドに付けさせて」と言われました。


しかし別の病院では、「元気良く動くので車いすに乗せて、ナースセンターで診ています」と言われ、


父はうれしそうでした。病院の異なる対応が、今でも心に残っています。(愛知県=男性・70歳)

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20101215164058789


引用ここまで

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医師よりも看護師から突っ込みが入りそうな投稿です。



この投稿には2つの主張があります。



① ある病院はダメで、別な病院は良い


② 転落防止ロープ(抑制)はダメで、ナースセンター(詰所)で診るのは良い



詰所で診るのは確かに良いことなのかもしれません。しかし、


すべての不穏患者を詰所で診ることが可能な病院を僕は知りません。



この投稿者が良いと考えている、『別の病院』も


詰所に人がいないときは絶対に抑制していると思います。

短時間なら「先生ちょっと見てて!」と言われることもありますが。



この投稿者が悪いと考えている『ある病院』も


余裕がある時は詰所に連れてきているかもしれません。



タイミング的に、

たまたま、

抑制している場面

または

詰所に連行されている場面を

目撃したというだけの話です。


俺は、

声を大にして言いたい。

文字を大にしてますけど

そんなに抑制が嫌なら

お前が24時間付き添って

好きな時に車いすに

乗せればいいだろ、と。


もちろんベッドから落ちたり転んだりして怪我しても家族の責任な。



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占い師に見てもらったことある?見てもらいたい? ブログネタ:占い師に見てもらったことある?見てもらいたい? 参加中
本文はここから


占い師A 「あなたは、自分が好きな人には好かれず、たいした好きじゃない人に好意をもたれますね?」

   俺  「うーんそうかも?」

占い師A 「状況を良くするためには、あと2万円出してお祓いすれば・・・」

  俺  「帰ります」






占い師B 「あなたはまだ結婚する気がありません。あなたが結婚したいと思った時に結婚できるでしょう」

 ↑この話どうなった?やっぱりやる気が足りないのかねぇ?
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救急隊員が死亡と判断、警察官の検視で腹動く


山口県岩国市で14日、岩国地区消防組合消防本部の救急隊員が、生存している男性(83)を死亡していると誤って判断し、搬送が遅れていたことが分かった。

男性は意識不明の重体。同本部は「男性の容体と搬送が遅れたことの因果関係は不明」としている。

 同消防本部などによると、14日午前8時55分頃、同市内の住民から「近くの男性が自宅で倒れており、反応がない」と119番があった。救急隊が駆け付けると、脈や呼吸がなく瞳孔が開き、顔の一部に硬直が見られたため、隊員の1人(54)が死亡と判断。搬送せず同9時23分、現場にいた県警岩国署員に引き継いだ。


 ところが署員が検視すると、男性の腹が動いたため同10時14分に119番。同じ救急隊員によって同10時半頃に市内の病院に搬送された。自宅で倒れていた時は低体温症のため仮死状態だったと診断されたという。

 男性は妻と2人暮らしだが、妻は入院中だった。

 同本部の井上正昭参事は「原因はベテラン隊員の慣れから来る油断。再発防止に努めたい」としている。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101215-OYT1T00970.htm


↓こっちのタイトルのほうが好きだ

生きているのに「死亡」誤診、現場去る 山口の救急隊員

http://www.asahi.com/national/update/1215/SEB201012150025.html


引用ここまで

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ある末期癌の患者の最期に立ち会った時の事、


俺 「心電図の波形も出なくなり、息もしていません。瞳孔も開いています。」


俺 「午後○時○分、


患者 「すぅ~はぁ~」


俺 「午後○時○分、あせるあせるまだ頑張ってますね(汗)(汗)あせるあせるあせる


大勢に影響が無いとはいえ、あせりました。


死亡診断は慎重に行わなければなりません。

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閑想閑話:常勤医不在で市立病院の救急告示を… /島根

 常勤医不在で市立病院の救急告示を取り下げた大田市が、地域医療に関する市民アンケート結果をまとめた。6割が定期的に医療機関にかかり、8割が市内の医療機関を利用している。県立中央病院(出雲市)など高度な医療を期待できる機関の受診は1割程度。「市立病院で高度・専門的な治療を」との声は4割も。高度医療の需要は高いが、不便さから「大田がだめなら出雲へ」とはいかないようだ▲県内8市で最も高齢化率の高い同市。通院していると、待合室にはお年寄りの姿が目立つ。

体力も落ち医療への依存度が高い年代の人たちが、

命がけで長距離の転院や通院、救急搬送を強いられる、

という状況は、皮肉を通り越して悪い冗談だ


「勉強になる症例が少ない」と大学は医師を過疎地に派遣したがらない。


だがそれが続くと、現場の医師の負担と事故のリスクは大きくなり、ますます避けられる悪循環となる。


悪循環と医療格差を解消する国策を求める声は、このアンケートからも響いてきている。

【鈴木健太郎】


http://mainichi.jp/area/shimane/news/20101215ddlk32070629000c.html


引用ここまで

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>体力も落ち医療への依存度が高い年代の人たちが、

>命がけで長距離の転院や通院、救急搬送を強いられる、

>という状況は、皮肉を通り越して悪い冗談だ


>医療格差を解消する国策を求める声は、このアンケートからも響いてきている。


まずは、皮肉でも冗談でもなく現実だということを

しっかり受け止めてください。


そして、自分がその現実に直面した時、どういう行動をとるべきか、考えてください。


① 国策を求め政治活動をする。

② 都会に引っ越す。

③ いざという時はしょうがないとあきらめる。


当ブログからはこの3つを提案します。




ちなみに俺はツタヤとオートバックスとSUBARUディーラーをまんべんなく配置する国策希望。

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大田市立病院:救急告示問題 復活求め要望提出 住民の声、市に /島根

 ◇育てる会もアンケート

 大田市立病院の救急告示取り下げ問題で、市民グループ「大田市立病院を守り育てる会」(岸秀司会長)は、住民を対象にアンケートを実施。14日、市、同病院、市議会に対して結果を提出するとともに、外科・整形外科の常勤医確保と救急告示復活を求める要請書を渡した。同会も参加する「市地域医療支援対策協議会」と市が同時期に実施した市民アンケート同様に救急への不安が色濃く出ているが、一方で、医師の負担軽減に協力するとの回答も多かった。

 9月~11月、同市と美郷町で呼びかけ1244人の回答があった。救急告示については63・4%が「取り下げるべきでない」と回答。実際の救急ケースでは「市外の病院」が27・1%、「市立病院に搬送するも転送」は13・8%で、合計すると「市立病院」(23・4%)を大きく上回った。

 医師不足への対応(複数回答)では「県の医師確保対策」が27・3%、「国の手厚い医療政策」が25・4%と、県や国に期待。


医師の負担軽減に「協力する」が40・5%、「積極的に協力する」が29・1%と、計7割にのぼった。


 岸会長は「住民側の協力意欲も高い。命と健康を守る対策を行政に取って欲しい」と話している。


【鈴木健太郎】

http://mainichi.jp/area/shimane/news/20101215ddlk32040637000c.html

引用ここまで

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医師不足への対応(複数回答)では

>「県の医師確保対策」が27・3%、

>「国の手厚い医療政策」が25・4%と、

>県や国に期待。


・・・。


・・・・・・。


>県や国に期待。



ねぇ、は?

市立病院でしょ?




>医師の負担軽減に「協力する」が40・5%、

>「積極的に協力する」が29・1%と、

計7割にのぼった。


>住民側の協力意欲も高い。


これって高いの?

非協力的な市民が3割でしょ??




>命と健康を守る対策を行政に取って欲しい


まさか自分たちは何も対策しない訳ですか?




・・・これじゃあ誰も行きたがらないよな。

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医療体制を一体化 京丹波町、審議会答申


京丹波町の医療体制を検討する「町医療等審議会」(波瀬孝澄会長)は14日、町立医療機関のあり方などについて寺尾豊爾町長に答申した。3町合併後も別運営している和知診療所と和知歯科診療所を、国保京丹波町病院に一体化するように求めている。

 旧和知町に位置する和知診療所と和知歯科診療所は合併後も、旧瑞穂町の京丹波町病院と会計や事務、医療スタッフの人事などが別々だった。

 答申によると、運営を一体化し、町病院を核として近隣の公立南丹病院や綾部市立病院などとの連携強化も進め、効率的な医療の提供体制を整えるべきと指摘している。

 また、和知診療所では昨年4月に常勤医師1人が希望退職してから、夜間診療や入院を休止。

町民の強い要望にもかかわらず、医師の派遣元だった府立医大から現在も補充されていない。


 答申は医師不足解消のため、府立医大に「常勤医師の派遣1名増を引き続き要望していく必要がある」と強調。府医師会ドクターバンク(医師を紹介する事業)などを活用する確保策も求めた。高齢者が多い地域事情を踏まえ、昨年10月に老人保健施設に転換した和知診療所の病床を、一部復活することも視野に入れた検討が必要としている。

 波瀬会長は「医療が住民の幸せと安心の根幹であるという共通認識のもと、まとめた」と語り、寺尾町長は「内容を十分に尊重し、町が直面する医療の課題解決に取り組みたい」と話した。

 同審議会は府立医大の山岸久一学長を顧問に迎え、8月に委員10人で発足し、5回に渡り議論してきた。

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20101215000052

引用ここまで

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だから、


要望やドクターバンクもいいけどさ、


自力で何とかしようとはおもわないのかなぁ?



医大は人材派遣会社ではありません。

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医師確保へ益田でシンポ

  

地域医療を担う人材の確保を話し合うシンポジウムが11日、益田市元町の市民学習センターで開かれた。医師偏在の厳しい現状が報告される一方、大学や病院から、地域に目を向ける人材の育成や、研修医にとって魅力ある医療機関づくりに向けた展望も示された。

 地域医療改善につなげようと島根大が毎年、県内各地で開催し、9回目。同大医学部教授、地元病院、診療所関係者、同市出身の医学生ら8人がそれぞれの立場で意見発表、討論した。


 医学生の実習を受け入れる同市横田町の診療所・松本医院の松本祐二院長は「学生は『専門科に分かれた大病院では分からない総合医のおもしろさが実感できた』と言ってくれる。県内就職を決めた県外出身者もいる」と手応えを語った。


 益田地域医療センター医師会病院の五十嵐雅彦副院長は指導医の増員、高度医療が学べる環境整備など、研修病院としての魅力向上の取り組みを紹介。益田赤十字病院の木谷光博副院長も、2015年度完成予定の新病棟に研修センターを併設する構想を示した。


 「大学教育を、地域医療を見据えた総合医育成に」との会場からの要望に、

同大医学部地域医療支援学講座の谷口栄作教授は「総合内科医を育成する卒後研修プログラム作成に取り組んでいる」と回答した。

2010年12月12日 読売新聞)

引用ここまで
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一部を除いて、

大学や基幹病院には総合内科医に否定的な人が多いです。

まあ、専門診療科においては総合内科医は中途半端でたいした役に立たないですからね。

ひどいのになると「専門医に対して失礼」とまで言い切る者もいます。



大学の一部教員がいくら『総合医育成!!』と叫んでも、

大半の教員(医師)は冷ややかに見ている・・・・

これが大学における総合医育成の現実ではないでしょうか。




大学で総合内科医を目指しても、結局専門診療科をローテート(たらい回し)された上、

『中途半端で使えない』と言われてしまいます。




但し、個人病院や僻地病院などの小規模な病院では、

各科の専門医を揃える訳にもいかないので、総合内科医が重宝されます。

「心臓カテーテルは得意だけど胃カメラは全然出来ない」とかだと、逆に『使えない』と言われます。




まとめると、

専門内科医は僻地小病院では『使えない』と言われ、

総合内科医は大学や基幹病院で『使えない』と言われる。




ちなみに

専門内科医が指導医のいない僻地病院に行くよりは、

総合内科医が指導医のいる基幹病院に戻るほうがハードルは低いです。




どちらが良いかは当ブログではあえて触れません(・∀・)




総合内科 VS 専門内科

この対立は根深く奥が深いのです。
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