多くの学校で「かけ算九九」の暗記に費やす平均的な時間は24時間であるのに対して、文章題を解く練習は8時間しかありません。文章題を解く時間は暗記に使う時間の1/3しかないようです。
※チャレンジ2年生調べ(2011)
※学校や教科書により内容は変わります。
かけ算の文章題を見たときに、多くのお子さまは意味を考えずにただ数字を見た順にかけてしまいがちです。かけ算の答えは合っていますが式がまちがっていることが少なくありません。
「3×4」と「4×3」は答えが同じでも、かけ算の意味が異なります。文章題では「かける数」と「かけられる数」の意味を正しく理解することが大事です。
かけ算の意味をしっかり理解するには、日常のさまざまな場面で九九を使ってみるのが効果的です。家の中や買い物中に九九を使えそうな場面があれば「これはいくつある?かけ算できるよ」とお子さまに問題を出してみるのもよいかもしれません。