「地域医療の担い手を」市が北里大対象に医学生支援/相模原
将来の高齢化社会や医師不足を見据え、相模原市は2013年度から、さまざまな症状の患者に対応で
きる診療能力を持つ総合診療医(総合医)の育成助成に乗り出す。総合医を目指す医学部生に対し、卒業後に市内医療機関で一定期間勤務することを条件に修学資金を最高で全額貸し付ける。地域医療の担い手の安定確保につなげたい考えだ。
総合医育成を目的とした修学資金の貸し付け事業は県内市町村で初めて。市は市議会3月定例会で「地域医療医師修学資金貸付条例」(仮称)の制定を目指しており、早ければ4月から学生の募集を始める。13年度当初予算案に約1980万円を計上した。
市内唯一の医師養成機関である北里大学の医学部生が対象。貸付金額は6年間(1~6学年)で計3890万円、4年間(3~6学年)で2350万円の2種類。選考を経て、年2~4人の貸し付けを予定する。
卒業後には市内の指定医療機関での勤務が求められる。期間は貸し付け6年の場合に9年、同4年が6年で、期間を満たすと貸付金の返還が免除される。一方、著しい成績不良や中退などの場合、貸付金の全額返還を求めるという。
北里大学医学部で総合診療医学を教える赤星透教授は「学生の修学意欲や地域貢献の意識が高まる契機になる」と歓迎。加山俊夫相模原市長は「人口減少しないまちづくりを目指す本市には地域医療の充実は欠かせない。幅広い診療ができる総合医に市内で活躍し続けてもらいたい」と期待する。
総合医をめぐっては、国が在宅ケアを含めた地域医療の中心的存在として位置付け、育成制度の検討に着手している。高齢化や過疎が進む地域で身近なかかりつけ医として幅広い患者に対応、専門医療機関への橋渡しの役割も期待される。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302200015/#article_comments
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引用ここまで
相模原市内で勤務する医師を集めるために、
北里大学の医学部生に3890万円を貸す、というアイデア自体は、理解できる。
大都市部では珍しいかもしれないが・・・・
気になるのは、
相模原市で不足しているのは「総合診療医」なのか?
ということ。
正直、大いに疑問である。
相模原市内の産科とか小児科とか、あるいは内科や外科など急性期を担う医師は大丈夫なのだろうか?
むしろ、いくら医師が不足気味の関東地方と言えども、「総合診療」を行っている開業医は十分いるのではないだろうか?
そして、相模原市内のどこで総合診療医を育成するつもりなのか?
まさか、北里大学病院とかじゃないだろうなwww
まさか、3年目は消化器内科だったけど、4年目は脳外科、5年目は麻酔科・・・
どんな科でもできるでしょ、「総合診療医」なんだから!
という運用を考えている訳ではあるまいなwww
加山俊夫相模原市長へ、
悪いことは言わない・・・
奨学金の額と勤務年数はそのままでいいから、
指定医療機関で「急性期の専門医療を担う医師」
も、将来の選択肢に入れた方がいい。
「総合診療医」は分娩も脳外科手術も大腸内視鏡もなんでも出来るスーパードクターでは決してないのだ。
そして、不足しているのは総合診療医」だけではない、専門医だって足りないのだ。
現実的に、総合診療医に加えて不足分野の専門医を育成する方向で制度の見直しを行うことを強くお勧めする。