戦闘医師  ~医療のスキマで火を放つ~

医療のスキマで医療の敵と地味に戦う医師のチラシの裏


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診察室で医師刺殺の疑い 北海道・三笠、患者を逮捕

 21日午前11時5分ごろ、北海道三笠市宮本町の市立三笠総合病院の診察室で、患者の男(55)が精神科医、宮下均さん(53)の胸を包丁で刺し、男性看護師に取り押さえられた。宮下さんは間もなく死亡した。道警三笠署は殺人未遂の疑いで男を現行犯逮捕、容疑を殺人に切り替えて調べる。

 三笠署によると、宮下さんには複数の刺し傷や切り傷があるという。同署は男の責任能力の有無についても調べている。

 宮下さんは男を診察中だった。午前11時ごろ、男が宮下さんを切りつけようとするところを女性看護師が目撃し、助けを呼んだ。病院から「外来の患者が刃物を持って暴れている」との通報があり、三笠署員が駆け付けた時には宮下さんは刺されており、男は取り押さえられた後だった。

 病院の事務担当者は「人が走る音や大きな声が聞こえたので、精神神経科の方に行くと、患者や職員がパニック状態になっていた」と話した。〔共同〕

2013/8/21 

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG21031_R20C13A8CC1000/

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引用ここまで



また恐ろしい事件が起こったものです。




医療訴訟も恐ろしいですが、


直接的な、命にかかわる暴力行為に出てこられるとたまったものではありません。




外来診療中は常在戦場、刺される可能性を考えて対応しなければなりません。




常にプロテクターを着込むのも一つの手ですが、重いし、顔を狙ってくるかもしれません。




「刺される」と思ったら逃げるか、ぶん殴るか、行動しなければなりません。


迷っている暇はありません。


死んでからでは遅いのです。





これからの時代は、病院も空港並みにセキュリティチェックを強化した方が良いのでしょうけど、


やはり予算とコストの壁があります。


現実的には、当面は現場の医師・看護師による現場の工夫で何とかするしかないでしょう。




カバンは入口に置いてもらう、


両手はポケット等の外に出して開いてもらうなどなど・・・



最も、こういうのは米国に学んだ方がよさそうですね。

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味気ないお役所対応

 長男の嫁が妊娠5カ月になるため、長男が3月に風疹の予防接種を受けました。


その後、6月以降の接種者には費用が助成されることを知り、


市役所にそれ以前も対象にならないか確認しましたが、


「(助成分の半額を負担する)県の方針もあるし、市は財源が乏しいので独自に助成はできない」とのこと。

 

おなかの赤ちゃんにも影響することで、少しでも早くまん延の予防に協力しようという思いもあったのに、木で鼻をくくったような味気ない対応にがっかりです。(愛知県=男性65歳)


http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130807150543492

2013/8/6 ホンネ外来【中日新聞】【朝刊】

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引用ここまで




3月に牛丼を食べた。


6月から半額になることがわかった。


牛丼屋にそれ以前の3月の分も半額にならないか確認した。


半額には出来ないとのこと。




極々、当たり前ですよね。


「お役所対応」とか書いていますが、


民間企業でも当然同じ対応です。




「半額サービス開始になる前に食べた牛丼も半額にしろ!!」


牛丼屋にこういう要望(というか文句)を垂れた奴がどれくらいいたか分かりませんが、


少なくとも市役所に文句を垂れる奴はいるようです。




この様な「さもしい考え」を新聞に投稿するあたり、理解に苦しみます。




ツイッターに馬鹿画像を載せて炎上する馬鹿が散見される今日この頃ですが、


彼らはそれが大衆に拡散するという認識は希薄だったのではないか。




この投稿者は、古くからあるマスメディアである「新聞」に投稿しているあたり、


自らの愚かさを読者にあえて拡散したかったらしい。


彼の中では「お役所」を悪者にしたかったのかもしれないが、見事なブーメランである。


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・一人科を大切にしない病院。





一人科・・・ある病院の診療科の常勤医が一人しかいない場合である。





一人産科医による「福島県立大野病院事件」以降、


産科を中心に一人の常勤医による無理のある診療をしない、


というのが現在のスタンダードだと思う。


(関係ないけど福島県立大野病院は、病院はもちろん周辺地域ごと消滅しました・・・原発事故で)





一人で24時間365日急患に備え、あれもこれも一人でやるなんてのは、


当然極めて非現実的な話であるため、


入院患者を取らなかったり、あるいは週末は出張医等に任せるケースが大半だろう。





本来複数で行うべき手技を一人で無理やり行うのも危険であり、


医療行為を制限せざるを得ないだろう。





診療に制限せざるを得ない一人科は、確かに複数の常勤医で色々な医療行為を行う診療科に比べ、


見た目の派手さに欠けるし、売り上げも伸びないのは確かである。





じゃあ、一人診療科は不要なのか?


というと、決してそんなことは無い。






確かに経営面での意義はあまりないかもしれないが、


一人診療科に通院している患者は確実に存在する。


地域唯一の診療科だったりすればなおさらである。





そして、一人診療科は永久に一人とは限らず、複数常勤医になる可能性を秘めている。


常勤医が一人と二人では出来ることに圧倒的大差がある。




逆に、一人診療科の常勤医が辞めてしまえば、その診療科は消滅し、


新しく診療科を立ち上げようなんていう奇特な人間はそうそういないだろうから、


復活する可能性は極めて低くなる。




3人が2人、あるいは2人が1人に減少し、診療体制が縮小するのは「医療崩壊」だが、


1人が0人になるのは「医療消滅」である。


その科に通院していた患者さんは「強制解散」となり、路頭に迷うのだ。




基本的に一人診療科は「絶滅危惧種」であり、


未来の医療を充実させるためにも手厚い保護が必要である。




当然、一人診療科を保護する方向で動いている病院が多いとは思うが、


世の中には一人診療科を「不採算部門」と切り捨てる病院があるようである。





営利第一の医療機関であれば、地域の医療体制や患者の都合など無視して金儲けに走る、


という考え方を否定はしない。経営破たんすれば病院ごと消滅するだろうし。





しかし、曲りなりにも地域医療の中核だとか、守るとか言っている公立病院のくせに


一人診療科を切り捨てようとする病院があるという。




その一人医長がどーしょもないダメ人間で病院全体の足を著しく引っ張るような奴なら


まあしょうがないかな?という気もするが・・・





絶滅危惧種の一人医長すら大切にしない病院は、


当然、複数常勤医がいる科の末端医師を大切にはしない。




この御時世にあってもなお、「大学医局」なる所が医師を気前よく派遣してくれると漫然と思っている奴も、


さすがに減ったがまだ稀にいる。


病院全体の足を著しく引っ張っているので、そういう奴こそゴキブリ同様早々に絶滅して欲しいものである。



勤務先を選択するに当たっては、一人診療科がどう扱われているか、


過去にどう扱われていたかを確認した方が良いだろう。



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・昔の誤った風習が引き継がれていて、それを指摘したら逆切れする病院。



少ない医師数で長年やっていたようなところに多い。


同じ医師が、長年同じ看護師に同じ指示を出し続けた結果である。


その風習が正しいのなら、勉強になって良いだろうが、


既に旧い医療で「間違ってる」場合もある。




そして、誤りを指摘すると


「○○先生は今までこうやっていた!!」と逆ギレされる。



看護師に味方してもらえるかつての常勤医「○○先生」は、


きっと看護師に信頼される性格が素晴らしい医師に違いないが、


新参の医師にとっては、間接的に迷惑極まりない医師である。




逆ギレされた医師は、「俺は現代医学的に正しいエビデンスのあることをやっているのに」、


と不愉快に思うだろう。



そこで喧嘩になるならまだ、マシかもしれない。


看護師も、「喧嘩になるから」という理由で、


新しい医師の方針に、余程のことがない限り文句を言わないだろう。




ちょっと大人になってきた医師なら、


明らかに有害な場合はともかくとして、


「そうですか」と受け入れて、


そしてその病院に2度と近づかないだろう。




医療と言うのは日進月歩、


旧い医療(クラビット(100)3T3Xとかペーパーバック法とか)が新しい医療に置き換わるのは当然である。


旧い医療が「旧い」と気付かずにいるのは、良くは無いが、まだ許せる。


しかし、新しく正しいとされた医療を受け入れないのは論外である。






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