こんなのあったのか...

『CloudAround Music Player』（クラウドアラウンド・ミュージックプレーヤー）は、端末内やDropboxなどの主要クラウドストレージ内の音声ファイルを快適に楽しめるアプリです。

家に置くには邪魔なものを保管する「レンタル倉庫」といったサービスが現実にもありますが、クラウドストレージとはあれのネット版みたいなもの。容量的などの理由でスマホに入りきらないファイルを、ネット上の貸し倉庫であるクラウドにあずけ、保管してもらうことができます。

有名どころで言えば、BoxやGoogleDrive、Dropboxなどがあり、無料で5GB～の容量が使えます。音声ファイルが一つ5～8MBとして、かなりおおざっぱですが600曲は無料でもあずけられることになりますね。

そんな便利なクラウドですが、複数のクラウドサービスを利用している場合、どのクラウドに何を入れていたのか判らなくなる人もいるのでは。そこで、主要クラウドサービス内の音声ファイルだけを取り出し、音楽プレーヤー化してくれる本アプリが注目です。

ところで本アプリは無料版で、選択できるストレージサービスは一種類のみ。この記事ではその使用感や利便性を確認してみることにします。
　

起動画面には各ストレージのアイコンがわかり易く一覧表示。ここではBoxを選びました。アドレスやパスワードを入力・認証すれば、音声ファイルの検索が始まりあとはスタンダードな音楽プレーヤーといった感じ。

画面上部に、「アーティスト」「アルバム」「ソングス」といった具合にタブ分けがされているので、音声を楽しみましょう。「ソングス」で一覧を確認してみると、端末内とストレージ内の音楽がちゃんと入り混じって一覧表示されており嬉しい。

端末内の音楽は当然瞬時に再生されますが、クラウドストレージの方の音楽も再生まであまり時間がかからず快適でした。

サービスによって再生にかかる時間があるのかなあ？　と思い、別サービス試すも検証してみましたが、結果はやっぱり同じ。ストレスを感じるほど再生までにタイムラグがなくいい感じでした。

本アプリに対応しているクラウドサービスは以下7つ。

有名どころばかりなので、その点もユーザー思いと言えますね。

ただ、私の場合は支障なく使えましたが、ユーザーレビューには、すぐ固まるだとか、フリーズするといった声も見られたので、そういう意味でもこの無料体験版でその挙動を確かめる必要性がありそうです。

何をしていても音楽を流しているのですが、このアプリのおかげで一層はかどりそうです。音楽大好きマンの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

（斎藤栄孝）