- [PR]
政治
【舛添知事定例会見詳報(上)】「抜本的に都政を立て直さないと仕事できないという感じだ」
東京都の舛添要一知事(65)は14日、知事就任後初めてとなる定例会見に臨み、多摩・島嶼(とうしょ)地域担当の副知事の選任や、待機児童対策のため、国有地を保育所の用地として貸し出すための方策や、風力などの自然再生エネルギーの活用促進のために、「官民連携再エネファンド(基金)」を創設することなどを語った。しかし、国有地利用やファンドはこれまですでに市区町村や都が実施している取り組みで、現場からは困惑の声も聞こえてきた。会見の詳報は以下の通り。
【冒頭発言】
「最初に私の方から3点。第1点は、多摩島嶼振興担当副知事の選任について。選挙期間中に公約として、23区だけが東京ではなく、3多摩地域の発展があって初めて、東京の発展があるということを強調してきた。その関連で、多摩島嶼振興を担当する副知事をきちんと決めると言ってきたが、これを本日付で選任した。3人の副知事のうち、秋山副知事を東京オリンピック・パラリンピックに関すること、ならびに多摩島嶼振興に関することということで、本日をもって選任した。今回、都知事選挙で重点的に多摩地域各所を歩き、地元の意見も聞き、状況も自分の目で確かめた。伊豆大島についても、選挙前に行き、災害の視察もした。この地域の発展がなければ、東京の発展はないと認識し、いつのまにか廃止されていた多摩島嶼地区担当の副知事を選任した。正式に位置づけたので、今後、この地域を視察するときには他の公務との差し障りがない限り、副知事を同行して現場をつぶさにみて、どういう形でさまざまな問題を解決できるか、一緒に答えを出したい。これはとにかく、選挙期間中の公約を実現するまず第一歩だ」
関連ニュース
- [PR]
- [PR]