dynabook RX3 駄目かもしれない
dynabook NX が冷却ファンの故障で使えなくなってしまい、次に乗り換えたのが、同じく東芝の dynabook RX3 である。
NX と比較して、まず、明らかに外装の材質が良くなっている。問題の起こりやすい、液晶パネルのヒンジの部分は、多少不安はあるが、これも明らかに強化されている。
新品のソニーと比較して最後まで迷ったが、中古ながらもこちらを選んだのは、その出来栄えが気に入ったからである。
(購入当時)最新のCore i5 CPU、4GBのメモリを64ビット Windows 7 Professional で使い切ることができる。128GBのSSDは容量は少ないが、アクセス速度や発熱の少なさは大いにメリットがある。サイズは少し大きくなったものの、薄く、ワイド液晶で解像度アップ、キーボードは打ちやすい。NX はモノラルスピーカーだったが、RX3 はちゃんとステレオになっている。そして、実際使ってみて、NX に比べて、放熱性能も随分改善されていることがわかった。言うことなし。地味ながら、実用性が高く、満足していた。ところが残念なことに、使っているうちに段々と冷却ファンの騒音がひどくなってきた。とんでもなくうるさいときもある。残念ながら、この点は、改善が足りなかったようだ。といっても、まだ回っているということは、少しはマシになったということではある。これが止まってしまったら、またしても、使用不能に陥ってしまう。
で、また、サポートに電話して、がっくり(この点は何の改善もない...)。結局、自分でパーツ交換するしかない。
この冷却ファンは比較的入手しやすかった。東芝製で、同社の Portege シリーズで使われている他、DELL等、他メーカーのノートPCでも採用されているらしい。
brand new Toshiba R700 R705 CPU Cooling Fan GDM610000456
$18.50
交換作業だが、裏ぶたのネジを全部外すと、パカッと開いて、作業がしやすいのは NX と変わらず。ただし、PCカードスロットのフレキシブルケーブルを外さないと、裏ぶたは完全には取れないが、ファン交換はそのままでも何とか作業できる。で、早速交換。静かになって良かった。
と安心していたら、一日電源入れっぱなしで置いておいただけで、使用中にファンがおかしいと警告ダイアログが表示される。東芝製のユーティリティである冷却性能テストを実施してみたところ、ファンが、ガーっと回って問題なしとのこと。変だ。で、一晩経つと、やはりファンがおかしいと警告ダイアログが表示される。冷却性能テストでも全然回らない。警告ダイアログが定期的に出るのを無視して作業を続けると、相当熱くなってきて、そのうち強制停止されそうなので、長時間利用できない。
仕方ないので、とりあえず、元の冷却ファンに戻すことにした。とりあえず、CRC5-56をスプレーしておく。
新品表記だったのに、不良部品だったのか? まだ、検証できてないが、とりあえず、別のところに同じ型番のファンを注文した。
これほど冷却ファンがすぐ駄目になるのならば、メーカーはそれなりの対策をもって製品作りすべきではないだろうか?
簡単には壊れない高級なファンを採用するか、諸事情でそれができないなら、シャシーを工夫して、冷却ファンを簡単に交換できるような作りにすればよいのではないか?
(メモリは専用の裏ぶたを外すだけで簡単に交換できるわけで、冷却ファンもそのようにすればよいということ)
[追記]
再度交換用ファンを入手し、交換してからは、以前同様静かになってよかった。
最近は、大型量販店で安価に大量販売できるよう、メーカー製品は単価が下がり、その分、保証はメーカーではなく、販売店が受け持つようになったということだろう。だから、安かろう悪かろうはいうに及ばず、良品でさえ、いつかは故障するのだから、販売店の長期保証に入っておくべきだ、という結論に達した。だが、中古品の場合はそうもいかないか...
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